2019.05.06 MM 第687号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

   

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シーギリヤ・ロック(しーぎりや・ろっく 82m)  シーギリヤ スリランカ 世界文化遺産


この山の私の印象等は・・・                                     

「 またまたチケットオフィスは別処だった シーギリヤ・ロック 」
 

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2019年3月15日(金)

【天候】        晴れ


【コース及び時間】

シーギリヤ・ロックバス停7:58発-8:04下山口-8:15チケットオフィス・シーギリヤ博物館-8:32チケットチェック

-8:39登山口-8:59美女のフレスコ画-9:01ミラー・ウオール-9:06ライオンの入口-9:11シーギリヤ・ロック

〈82m〉9:25-9:42コブラの岩-9:45下山口-9:54シーギリヤ・ロックバス停



    【登り 1時間13分  下り 29分   合計 1時間42分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
バスを降りるとシーギリヤ・ロックが見えてくる(写真1) シーギリヤ博物館(写真2)
チケットチェックでペットボトルのラベルを回収(写真3) 石段を登っていく観光客(写真4)
ここで長い待ち時間だ(写真5) この階段を登ると美女のフレスコ画だ(写真6)
ミラー・ウオールを観賞する人たち(写真7) ライオンの入口からは区域内が見渡せる(写真8)
ライオンの入口から上がっていく(写真9) 階段から周りの展望(写真10)
シーギリヤ・ロックの山頂に着く(写真11) 山頂の王のプール(写真12)
間近のサルがいる(写真13) 下りもかなりの人だ(写真14)
コブラの岩(写真15) バスターミナルからの歩きで石窟寺院を(写真16)
 

【感想 等】 

3月中旬に世界遺産と山を1人で歩く10日間のスリランカを楽しんだ。
(その1ヶ月後にスリランカで同時多発のテロが起きた。治安がよかっただけに大変驚いている。)

スリランカの1人旅の内、山の部分を紹介する第2弾はシーギリヤ・ロックである。
これも、第1弾のダンブッラ石窟寺院と同様に世界遺産の観光地であるのでご存じの方も多いだろう。

前日、ダンブッラに宿泊し、公共バスでシーギリヤに向かった。
シーギリヤ・ロックのバス停に着いたのは8時少し前であった。
バスから降りたのは私だけであった。

トゥクトゥク(小型三輪車、スリーウィーラー)に乗ってきた西洋人が何人か歩いている。
人の往来がある方に歩いて行く。
観光バスが止まり、その先にシーギリヤ・ロックが見える(写真1)。
5世紀、この岩山の上に宮殿を造った王様がいたというのである。
そして少し下に「シーギリヤ・レディ」と言われるスリランカの芸術として有名な壁画がある。

そのまま歩いて行き、売店が並ぶ所でチケットオフィスを訪ねると「向こうだ」という。
城壁周辺やシーギリヤ・ロックとは逆方向に王の沐浴場などをかなり歩いてやっとチケットオフィスに到着した。
またまた歩かされてチケットを買うことができた。
(ガイドブックには地図が出ていたが、案内の表示があると助かる。ツアー客が多く、個人の日本人には1人も出会わなかった)

しかし、そこのチケットオフィスはスリランカ人用であった。
外国人はシーギリヤ博物館でイーチケットを購入するようにとの表示がある。

シーギリヤ博物館の窓口で世界遺産、シーギリヤ・ロック入域料チケットを30US$で買う。
そのチケットは味気ない感熱紙のような薄っぺらの白黒の紙であった。

この入域料はスリランカの世界遺産では一番高い。
(その他は、アヌラーダプラ25US$、ポロンナルワ25US$などである)

かつて払った世界遺産入域料で高かったのは、カンボジアのアンコールワット20US$、中国の九寨溝220元(2860円)である(行った当時の価格)。それに比べると高額であるのがわかる。


まず、シーギリヤ博物館に入る(写真2)。
10年前に日本のJICAの援助を受けて建てられたという。
出土品やフレスコ画のレプリカがあった。
自分が日本人のせいか、展示は見やすかった。

そして、城壁の所にあるチケットチェックに向かう。
そこではペットボトルのラベルを回収していた(写真3)。
封を開けてない水などのペットボトルは開封し、蓋の上に付いているプラスチックを外してゴミ箱に入れる。
ラベルもスタッフが道具で剥ぎ落としていた。
捨てられるゴミを減らすためにそこまでしているのかと感心した。

王の沐浴場を越え、まっすぐなシーギリヤ・ロックへの道を進んでいく。
やがてシーギリヤ・ロックの端に着き石段を登っていく(写真4)。

ここシーギリヤ・ロックはスリランカ旅行のパンフレットには必ず載っている人気の観光地である。
だからツアーで来る人たちのほとんどは来るのではないだろうか。
ということはこの急な階段を多くの観光客が登るということである。

中にはハイヒールやスカートの人もいる。
上手く歩けない高齢者もいる。
しかも階段は細い。

急な石段の所にはスタフなのだろうか、手を貸してくれる人が待っていたりした。
しかし、急な階段が続けば立ち止まったりゆっくりになったりする。
当然、渋滞が発生する。

ここで長い待ち時間だ(写真5)。
進んでいくと急な螺旋の階段がある(写真6)。
かつては竹の梯子がかけられていたという。
このように整備されて万人が登れるようになったのだ。

渋滞してしまうわけである。
その先にはフレスコ画があった。
写真撮影禁止でもゆっくり歩くので渋滞する。

私は外からフレスコ画の出口の金網を撮影しただけであるが、厳しく注意され説教されてしまった。
ほんのちょっとだけ写ってしまったその画像を消すように言われた。
スリランカ人スタッフの厳格さを知らされたひとときであった。

フラスコ画は確かに素晴らしかった。
それを抜けるとミラー・ウオールに出る(写真7)。
漆喰の上に卵白と蜂蜜、石灰を混ぜ上塗りして磨き光沢を出しているという。

そしてようやく「ライオンの入口」に着いた。
そこからは区域内が見渡せる(写真8)。
景色を見ながら休憩である。

眼下に深い森や象岩が見える。

ライオンの入口からも急な階段でやはり混んでいる(写真9)。
白い制服を着た小学校高学年のような子ども達が集団で下ってきている。

ライオンの入口から上がっていく(写真9)。
その先には鉄製の階段がある。

少し登ってライオンの入口前の広場を振り返る(写真10)。
先ほどはそこで休んでいたのだ。

ライオンの入口から10分で山頂であった。
360度の展望がある(写真11)。

ここに宮殿を造れば確かに展望はいいし敵にもやられにくいが、資材を運んだり造るのにどんなに大変であったか。
その標高82mの山頂を散策する。

王のプールがある(写真12) 。
水が貯まるのは岩盤で水がしみなければいいのだが、その水は雨期に貯めたのだろうか?
まさか何らかの方法で汲み上げたのだろうか?

山頂は1.6haあるという。
かつては王宮、兵舎、ダンスステージなどがあったという。
レンガ積みの作業をしている人たちがいた。
今も修復を続けているのだ。

展望や史跡見学を楽しいんだら元来た階段を下る。
次々に登ってくる人たちがいる。

サルたちが全く人間に動じることなく様子を見ている(写真13)。

下りもかなりの人たちである(写真14)。
階段を降りると、行きとは別の道になる。

アサナ礼拝堂といわれるスペースを過ぎると切り立った岩がある(写真15)。
「コブラの岩」と名付けられた岩で、その下にはなんとコブラ使いがいた。

その先は行きに迷い込んだ出口の売店であった。
ここからは2度目のルートである。
安心してバス停に向かった。

バスはなかなか来ず少し待った。
バス停の表示はないので近くのホテルや売店でバス停の場所がここでいいか、を確かめたりした。

11時過ぎ、ダンブッラのバスターミナルに着いたので早めの昼食にした。
スリランカにはおいしいパン屋が多いのでバスターミナル近くのパン屋でパンをいただいた。

そして朝はトゥクトゥクで来た道を歩いて帰ることにした。
道は1本道だし、時間はありそれほど遠くはない。

歩いて行くと昨日登った石窟寺院のある山が見えてきた(写真16)。
あの下の道路からすぐの所に宿はある。

宿で荷物を受け取り、近くのゴールデン・ブッダ前のバス停からでキャンディーに向かった。



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