2019.06.10 MM 第691号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

   

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人形山(にんぎょうやま 1726m) 富山県南砺市・岐阜県白川村

日本三百名山



この山の私の印象等は・・・                                     

「 お花畑と展望、軽アイゼンで雪渓を楽しんだ人形山 」
 

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2019年5月22日(水)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

中根平登山口7:29発-8:00/05-8:18第1休憩所-8:40/45-8:51第2休憩所-9:18宮屋敷跡9:25-10:07/12-

10:27梯子坂乗越10:32-10:54人形山〈1726m〉11:10-11:25梯子坂乗越11:28-12:20宮屋敷跡12:27

-12:49第2休憩所12:54-13:13第1休憩所13:18-13:46中根平登山口



    【登り 2時間58分  下り 2時間16分   合計 5時間14分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。

【温泉】       くろば温泉(600円)  富山県南砺市佃島下巡1098


  
中根平登山口の東屋(写真1) イワウチワ(写真2)
新緑がきれいだ(写真3) タムシバがたくさん咲いている(写真4)
展望が開けてきた(写真5) ショウジョウバカマ(写真6)
なかなか雪が多い(写真7) イワナシの花(写真8)
人形山の尾根が見えてきた(写真9) 宮屋敷跡に着く(写真10)
さあ、雪渓を楽しむぞ(写真11) カタクリもたくさんある(写真12)
なんだろう、キクザキイチゲ?(写真13) ヒメイチゲかな?(写真14)
人形山[1726m]山頂(写真15) カラモン峰と高草峰コース(写真16)
 

【感想 等】 

5月下旬の富山、岐阜、長野遠征の第1弾は「人形山」。
どの山もよかったが、6月2日に山開きだったようなのでまずまとめることにした。

国道沿いには「人形山 山開き」という横断幕がかかっていた。
「中根平登山口」から登ったのであるが、国道156号線から林道高成線への入口で道を確認のため分岐にある民家の人が見えたので尋ねた。年配の女性は丁寧に教えてくれ、前日中根平登山口まで行ったと言っていた。

わざわざ道を聞いたのは、山菜採りの人が入るので道を塞いであるという情報もあったからである。
また、林道が荒れていて通行が大変なことも多いので少しでも情報が欲しかった。

実はこの人形山は2016年夏の遠征ではこの林道高成線が道路工事のため登山口まで行くことができなかったので諦めた。
それも観光案内所でも通行止めだという情報がなく、入口近くにある国民宿舎五箇山荘で入浴しよし明日は登るぞとスタッフに聞き通行止めだという情報を入手したのである。

今回は2度目のチャレンジである。

林道高成線は途中砂利道もあったが、まあまあ走りやすい林道であった。
7時半近く標高811mの中根平登山口に着いた。

東屋もあり展望もよくなかなか素敵な登山口である(写真1)。
「おらが人形山」という地元の人たちの気持ちが伝わってくる。

広い駐車場には私の車だけである。
山歩きの支度をし、整備された登山口から登り始める。

杉林の中の道を登っていく。
タチツボスミレやチゴユリが咲いている。

イワウチワもあった(写真2)。

登山口から40分歩いただけで雪が残っている所がある。
まだ第1休息所にも着かない場所である。

この分では前日に次いで今日も軽アイゼンが必要だろう。

出発から40分、第1休息所に着いた。
三角点とベンチがあるが、樹木に囲まれ展望はない。

ブナなどの雑木が多く新緑がきれいだ(写真3)。
新しいシカの足跡がある。

樹木は灌木に変わったと思ったら、ショウジョウバカマがある。
コブシの仲間、タムシバの白い花がいっぱい咲いている。

登山道にも残雪がかなりの量である。
久しぶりに雪の感触を味わう。

白いかわいい花がいっぱい咲いている。
何という名前だったか、名前は出てこない。

9時前、第2休息所に着いた。
ここにもタムシバがたくさん咲いている(写真4)。
人形山の雪渓にタムシバの白が溶け込んでいる。

ここまで来ると周りの展望が開ける(写真5)。
標高は1360m、高さを感じる。

またショウジョウバカマがたくさん咲いている(写真6)。

その先には大きな雪渓だ(写真7)。
そのまま登山靴で歩いていたが、雪は堅くて少し滑るので軽アイゼンを付ける。

雪の溶けた所にはイワナシの花が咲いている(写真8)。

灌木の上に人形山の尾根が見えてきた(写真9)。
アイゼンを付けたり取ったりを繰り返す。

9時過ぎ、宮屋敷跡に着く(写真10)。
ここには全く雪はないが、前後にはかなりの雪である。
もっと溶けていればつぼ足で歩けるのだが・・・。

雪の中を歩いて行く。
アイゼンを付けている時間も多くなった。
さあ、雪渓を楽しむぞ(写真11)。

ただ、夏道が見えず、何度か道を失いかけた。
基本的には尾根歩きなのでGPS上ではそれほどのミスではないが、
できれば登山コース上を歩き藪漕ぎはしたくはない。
また滑って尾根から転落もこわい。

雪が溶けている所にはカタクリがいっぱいだ(写真12)。

遙か彼方にアルプスの山々が見えてきた。
足下に目をやると薄青色のキクザキイチゲ?が咲いている(写真13)。

10時半、三ヶ辻山分岐(梯子坂乗越)に着いた。
ここまで来ると山頂は近い。
人形山がでんと構えている。

ここには雪はなく、カタクリが咲いている。
ヒメイチゲだろうか、カタクリの横に咲いている(写真14)。

黄色のミツバツチグリやタチツボスミレがここにもあるとは少し驚いた。

11時少し前、人形山の山頂に着いた(写真15)。
白山など360度の展望である。

時期が早いのか、誰も山頂にはいないし途中でも会わなかった。

人形山を独り占めである。

西に続く尾根に、カラモン峰と高草峰コースみえる(写真16)。
そこに行ってもいいし、梯子坂乗越から三ヶ辻山に足を伸ばすこともできる。

山頂に立つと満足してしまい、下山後の温泉が楽しみになってきてしまう。
時刻はまだ11時過ぎであるが下山することにした。

梯子坂乗越と2つの休憩所で休み、14時前には中根平登山口に着いた。
前回と同じく、国民宿舎五箇山荘で温泉に浸かろうと思ったら、毎週水曜日は風呂掃除の日で16時からの入浴だという。

近くにあった観光案内所で聞くと、「くろば温泉」は地元の人も行くし人気があるというのでそこに決めた。
庄川の畔にあり露天風呂から木々や川が見えよかった。
しかも時間が早いのか、入浴者がほとんどいないのでゆっくりのんびり入浴することができた。



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