2019.07.22 MM 第697号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

   

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医王山(いおうぜん 939m) 富山県南砺波市・石川県金沢市



この山の私の印象等は・・・                                     

「 次々に花々があり、滝や展望もあってよかった 医王山 」
 

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2019年5月20日(月)

【天候】        曇り後晴れ

【コース及び時間】 (周遊)

金山登山口7:30発-8:02大池平分岐8:09-8:12三蛇ヶ滝-8:22大沼-8:50覗乗越8:55-9:22

白兀山〈869m〉9:28-9:45蛇尾山〈920m〉-9:55夕霧峠10:00-10:18奥医王山〈939m〉10:34-

10:49夕霧峠-11:12国土原休憩所-11:27金山登山口



    【登り(金山→三蛇ヶ滝経由奥医王山) 2時間25分  下り(奥医王山→金山) 53分   合計 3時間18分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】   法林寺温泉(500円)  富山県南砺市法林寺4944

  
森林総合センター近くの金山登山口(写真1) ツバキが迎えてくれる(写真2)
チゴユリ(写真3) イワカガミ(写真4)
ヒメシャガ(写真5) 三蛇ヶ滝(写真6)
大沼(写真7) タニウツギが咲いている(写真8)
ユキザサ(写真9) ミツバツツジ(写真10)
白兀山(標高896m)からの展望(写真11) 奥医王山(標高939m)(写真12)
夕霧峠のリフトや展望台がきれいに見える(写真13) シロバナオオタチツボスミレ(写真14)
砺波平野の展望(写真15) ガマズミの花が満開だ(写真16)
 

【感想 等】 

5月下旬の富山、岐阜、長野遠征の第4弾は「医王山(いおうぜん)」である。
(登った順ではなく記録をまとめている)

静岡から1週間遠征したのであるが、遠い方から静岡に戻る形で山に登っていった。
今回一番遠かったのが、この医王山である。

金沢・富山の境目までもっと遠いかと思ったが、高速道で350km、5時間弱であった。

この医王山は山の上まで道路が通じているのでどこから登ろうか迷った。
当初は医王山スポーツセンターからにしようと思ったが、問い合わせた時に出たスタッフのお薦めは「三蛇ヶ滝」と言った。
山塊のピーク、奥医王山だけ登るなら夕霧峠に車を止め登れば簡単である。

いろいろ考えた末、森林総合センター近くの金山登山口に車を止め、三蛇ヶ滝、白兀山、奥医王山を周遊するコースにした。


7時半、金山登山口を出発した(写真1)。
医王山の山塊ではここまで車には1台も会わなかった。
まだ山歩きのシーズンではないのかと心細い出発である。

まず、ツバキの真っ赤な花が迎えてくれる(写真2)。

すぐにチゴユリがあった(写真3)。
昨年、家の近くのびく石のメルマガ(No.630)で紹介したが、静岡の低山にもある草である。
マムシ草もある。

ブナ林を過ぎると、白いイワカガミがあった(写真4)。
その中にガマズミの白い花がある(写真は16にある)

そして、可憐なヒメシャガあった(写真5)。
焼津アルプスにはシャガは多いが、それをもっと小さく可憐にした感じである。

ロープがあり、尾根に出ると鳶岩が見えてきた。
やがて沢にぶつかり、そこには「→大池平(難路)25分、↑白兀山(上級者向)80分」とある。

どちらもハードルが高い。
急に、「難路か上級者向け」の選択とは・・・。

三蛇ヶ滝は「→大池平(難路)」の方である。
鎖が少しあり、進んでいくと大池平分岐に着いた。
そこには「三蛇ヶ滝5分」とある。

少し下った所に三蛇ヶ滝はあった(写真6)。
滝は山歩きに変化と清涼感を付けてくれる。

分岐に戻り、大池平方向に少し下ると大沼があった(写真7)。
そこにはトイレなどが整備されていた。
白いタニウツギが咲いている(写真8)。

エンレイソウや白いスミレなどが咲いていた。
また、ユキザザも咲いていた(写真9)。
ウワバミソウ、ホウチャクソウ、タチツボスミレもある。
私の地元静岡と同じような花があるのもうれしい。

9時前、覗乗越に着いた。
その辺りにはミツバツツジがたくさん咲いていた(写真10)。
ツバキもたくさんあった。

9時半前、白兀山(しらはげやま、標高896m)に着いた。
樹林帯から抜け展望がいい(写真11)。
白山や日本海などが見える。

石仏を祭った小さな祠や鉄製の展望台がある。
登ってみると上に方位盤があり四方の山々を教えてくれた。

そこからは夕霧峠に向かった。
ブナ林の中を進み、中尾谷乗越から足下のイワカガミやスミレなどの花や展望を楽しみながら歩く。
10時前、蛇尾山(標高920m)を過ぎ、林道に出て夕霧峠に着いた。

この夕霧峠で70代の単独で歩いていた男性に会う。
彼が道を聞いてきたので、地図を見ながらしがらくびへの林道を教える。

ここ夕霧峠はイオックスアローザスキー場リフトの終点になっていて展望もいい。
そこの展望台に登ってみた。
東には砺波平野やその周りの山々が見え、西には山の向こうに金沢市と日本海が見える。

山道を南に進み奥医王山に向かう。
満開のミツバツツジが咲いている。

途中、小さな龍神池があった。
そこからすぐに奥医王山(標高939m)に着いた(写真12)。

ここにも鉄製の展望台があったで登って展望を楽しむ。
天気もよく気持ちがいい。

あとは金山登山口にある車に戻るだけだ。

夕霧峠に向かって下る。
「見返りの大杉」からは日本海がはっきり見える。
また、夕霧峠のリフトや展望台がきれいに見える(写真13)。

夕霧峠からは林道を戻る。
道沿いにはミツバツチグリやシロバナオオタチツボスミレが咲いていた(写真14)。
形は大きなタチツボスミレで白いのでオオシロバナタチツボスミレでいいと思うが、スミレには種類が多いので別の名前が付いているかもしれない。。

夕霧峠から20分余で国土原休憩所だった。
そこからは砺波平野の展望が一番よかった(写真15)。
その向こうには雪をかぶった北アルプスの白馬などの山々がある。

展望を楽しみながら休んだら出発だ。
咲き始めたばかりのタニウツギがたくさんある。
また、ガマズミの花が満開であった(写真16)。

そこから15分で金山登山口であった。

花々や滝があり、そして展望に恵まれた医王山であった。


この日の日帰り温泉は少し下った所にある「法林寺温泉」である。

3階建ての普通の建物であるが、ph9.22というナトリウム-硫酸塩・塩化物泉ということで源泉掛け流しの気持ちのよい温泉であった。

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