2019.09.02 MM 第703号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

   

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山伏[西日影沢から](やんぶし 2014m) 静岡県静岡市

日本二百名山 静岡の百山


この山の私の印象等は・・・                                     

「 登山道が修復されつつあり、涼しくてよかった 山伏 」
 

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2019年8月8日(木)


【天候】        晴れ


【コース及び時間】 

西日影沢登山口P8:49-8:51登山口-9:27大石9:32-10:07蓬峠10:12-10:46/56-11:40牛首峠分岐-

11:51山伏〈2014m〉12:24-12:30牛首峠分岐-13:13蓬峠13:18-13:40大石-14:06登山口-14:08

西日影沢登山口P

         【 登り 2時間42分  下り 1時間39分   合計 4時間21分  】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【温泉】   梅ヶ島新田温泉「黄金の湯」(1時間半400円、終日700円) 静岡市梅ヶ島


  
登山口手前の沢(写真1) 西日影沢登山口(写真2)
木橋が流された跡(写真3) 土砂で埋まったワサビ田(写真4)
ドラム缶を置き橋にしてあった(写真5) 美味しかった水場の水(写真6)
沢の水が清涼感を高める(写真7) 崩れかけた登山道(写真8)
蓬峠(写真9) 牛首峠分岐(写真10)
ガスが出てきた山頂付近(写真11) シカの食害からヤナギランを保護(写真12)
山々が一瞬見える(写真13) 山伏山頂{2014m}(写真14)
ガスが深くなる(写真15) 昨年より咲いていたヤナギラン(写真16)
 

【感想 等】 

7月28日に梅雨が明け雨が降らなくて連続晴れの暑い日が続いた。
そんな時は避暑に行きたくなる。

手軽にできる場所として思いついたのが、静岡市の奥「梅ヶ島」である。
家から1時間余で行くことができ、そこは標高900mである。
また梅ヶ島温泉もあり、登山後入浴をして疲れを取ることもできる。

思い立ったら吉日、朝起きたら車を走らせる。

ただ、県道から登山口方面に進んでいくと、「台風の影響により歩道や橋が崩落している箇所があり通行できません」の表示がある。
車が通った形跡もあるので行ける所まで行ってみることにした。

いつも止める沢沿いの駐車場は流されて車を止めることができなかった。
林道沿いの空き地に3台ほど車が止まっているので山に登っている人もいるかもしれない。

私も準備をし9時前に出発する。
登山口手前の沢は、最近ずっと雨がないにもかかわらず大量の水が流れていた(写真1)。
かつて台風の後ここから登ろうとして大水が出ていて沢を渡れずに諦めたこともあった。

今回は細い木橋を置いてくれてあり難なく渡ることができた。
その先がすぐに登山口である(写真2)。

そこにも「3つの橋がすべて流出し通行できません」とあった。
今回は涼みにここに来ている。
通れなければ即下山し、温泉に浸かればいいのである。
行ける所まで行くだけのことである。

15分ほどいった所にある木橋は半分流されていたが、小さな板が渡してあり通過することができた(写真3)。

杉林の中を進んでいく。
最初の水場がある。
冷たく、少し甘くて美味しい水であった。

苔が美しい。

その先にあるワサビ田は土砂で埋まっていた(写真4)。
奥のワサビ田は土砂で埋まっていない感じだが、耕作はしているのだろうか。
かつてワサビ田の親父が「火を貸してくれ」と言ったので偶然持っていたマッチでたばこの火をつけてあげたことがあった。
かなり前なので彼は生きているだろうか?

自然の恐ろしさを見せつけられる。

その上の橋も流されていたが、ドラム缶を置き通れるようにしてあった(写真5)。
ありがたいことである。

9時半、「大石」に着いた。
横に古いワサビ小屋があるが今も使っているのだろうか?

その先の2つめの水場の水も美味しかった(写真6)。

杉林の中を進むと、迂回路を作ってくれてあった。

以前より沢の水が多いように思う。
その沢の水が清涼感を高めてくれる(写真7)。

かなりの登りなのにそれほど汗をかかない。

崩れかけた登山道もあったがそれほど危険な場所ではない(写真8)。

10時過ぎ、蓬峠に着いた(写真9)。
登山口からだいたい半分。
ベンチも置いてくれてあり、休むのに都合がいい場所である。
私は、必ずここで休憩してから後半を登る。

蓬峠から30分ほど行くと「熊注意」の表示がある。
登山口につけてほしい所である。

枯れたコバイケイソウの群落がある。

11時40分、牛首峠分岐に着いた(写真10)。
昨年は南アルプスの笊ヶ岳や蝙蝠岳などに登った帰りに井川峠からこの分岐を通り山伏に来たことがある。
ここまで来ればあと少しである。

その先の乾きかけたぬかるみにはシカの足跡が多数ある。
またシカに皮を剥がされた木がある。
一時は全滅しかけたヤナギランを守るには網の付いた柵をつけなくてはならないのだ。

山頂付近はガスが出てきた(写真11)。
涼しくていいが、これでは南アルプスや富士山は見えない。

シカの食害からヤナギランを保護している柵がある(写真12)。
その先には濃いピンクのヤナギランが咲き始めていた。

時刻はもうすぐ12時だ。
先に山頂に行き、昼食を取ろう。

山頂の標識近くには年配の5人組がいた。
南アルプスが見える場所で食べよう。

南アルプス前衛の稜線は見えるが、その向こうの南アルプスそのものはガスの中である(写真13)。
やがて山々はガスに覆われ全く見えなくなった。

食事は終わったし、彼らもどいたので山伏山頂{2014m}の標識あたりに戻ろう(写真14)。
写真を撮っていると70代女性6人組が百畳峠から来た。

そこからなら年配者でも楽々上がってくることができる。

急にガスが多くなった(写真15)。

ヤナギランを見て下山しよう。
保護柵の右側から回り込み見る(写真16)。

これならお盆過ぎくらいにはもっと多くの花が咲いているだろう。


下山は同じコースで下る。
14時過ぎには駐車場に着いた。

登山道は「通行できません」の標識があったが、無事通ることができてよかった。
そして日陰のコースで暑くはなく歩くことができた。

下山後は梅ヶ島温泉に入ろうと6カ所に電話をしたが話し中だったり出なかったりで1つも連絡が取れなかった。
それで、いつも入っている一番近くの「梅ヶ島新田黄金の湯」に浸かる。

ナトリウム-炭酸水素塩で、ナトリウムが強く肌がつるつるになり気持ちがよかった。
しかも平日ですいていてのんびりできた。

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