2019.10.07 MM 第708号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

   

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鹿島槍ヶ岳(かしまやりがたけ 2889m) 
長野県大町市・富山県黒部市・立山町 日本百名山


この山の私の印象等は・・・                                     

「 花や展望を楽しみながら一気に登れた 鹿島槍ヶ岳 」
 

  *下に私の感想等の文があります。                                                                         
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【歩いた日】     2019年8月25日(日)


【天候】       晴れ


【コース及び時間】 

大谷原6:03-6:51赤岩尾根登山口6:56-7:30/35-8:01/06-8:35高千穂平8:42-9:16/23-9:55赤岩尾根分岐

-10:06冷池山荘(荷物預け)10:50-11:22/27-11:55布引岳〈2683m〉-12:00/05-12:46鹿島槍ヶ岳〈2889m〉

13:23-13:54布引岳〈2683m〉14:03-14:13/19-14:37/42-14:57冷池山荘(宿泊)


    【登り(大谷原~冷池山荘)3時間34分 下り(冷池山荘-鹿島槍ヶ岳往復)3時間00分  合計6時間34分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
大谷原の駐車場(写真1) トンネルを抜けると登山口(写真2)
ビヨウヤナギだろう(写真3) 赤岩尾根分岐(冷乗越)(写真4)
冷池山荘に重い荷物を置いて(写真5) オヤマリンドウ(写真6)
チングルマのガク(写真7) ウサギギク(写真8)
マツムシソウ(写真9) ホタルブクロ(写真10)
トウヤクリンドウ(写真11) 振り返ると、今歩いて来た布引岳が見える(写真12)
鹿島槍から[2889m]縦走してきた尾根(写真13) 布引岳[2683m](写真14)
ライチョウ家族に会う(写真15)  テント場は冷池山荘上にある(写真16)
 

【感想 等】 

8月下旬に北アルプス北部に遠征に出かけた。

まず1日目は久しぶりの鹿島槍ヶ岳である。
20代の時、白馬岳から槍ヶ岳まで8泊9日のテン泊縦走をして以来の鹿島槍である(メルマガNo.55)。

今回は大谷原から登る。
人数的には扇沢から爺ヶ岳を経由して鹿島槍ヶ岳をめざす登山者が多い感じである。
赤岩尾根の急登を避けるためだろうか。

大谷原の駐車場を6時過ぎに出発した(写真1)。
車は10台ほど止まっていた。

最初は大冷沢沿いの林道歩きである。
歩いていると時々北アルプスの尾根が見え、今から北アルプスに登るんだという実感がわいてくる。
また、ガクアジサイやソバナが咲いている。
ヤマオダマキも咲いている。

大谷原から50分弱、砂防ダムに着いた。
この砂防ダムのトンネルを抜けると登山口である(写真2)。

急で岩が多いという赤岩尾根を登って行く。
駐車場から冷池山荘までのコースタイムは6時間50分。
何時に小屋につけるだろうか?

最初は緩やかだったが、すぐに急登になる。
体調はいいので快適に登って行く。

林道で見かけたガクアジサイやソバナがここにも咲いている。
マルハタケブキの黄色い花も咲いている。
その先にはアキノキリンソウもある。

ヤブデマリ、チチコグサもある。

2時間半、高千穂平に着いた。
標高は2049mある。
少し雲がかかってはいるが稜線が見えてきた。

冷池山荘との標高差はあと400mくらいだ。
時刻は8時半過ぎである。
順調に登ってきている。

ビヨウヤナギだろうか、きれいに咲いている(写真3)。

梯子や新しいガレもあるがそれほど危なくはない。

10時少し前、赤岩尾根からの稜線(冷乗越)に着いた(写真4)。
ガスが登ってきているが晴れていてきれいだ。
すぐ近くに今夜お世話になる冷池山荘が見える。

そして北アルプスの山々が見える。
やっと北アルプスの尾根に登ってきた。
人が多いからと最近は避けてきた北アルプス。
もっぱらマイナーな山を中心に歩いて来た。
やっと登る気になり、来てみるとやはり北アルプスは人気があるだけあってすばらしい。

山荘に向かって歩いて行くと、草原もありチチコグサやツリフネソウも咲いていた。
約10分で冷池山荘だった(写真5)。

まだ10時を過ぎたばかりだ。
疲れはないが山歩き遠征は始まったばかりである。
宿泊の手続きを済ませ、小屋で少し休んでから鹿島槍ヶ岳に向かうことにした。


11時前、着替えなどの荷物を小屋に預け鹿島槍ヶ岳に向かって歩き始める。
歩き始めてすぐ、オヤマリンドウに会う(写真6)。

少し上にあるテント場を過ぎるとお花畑だ。
ハクサンフロウがまだ残っている。
ウサギギクは枯れかけていた。

ガスが上がってきている。
稜線のお花畑歩きは楽しい。

チングルマのガクがゆく夏を惜しむように空に向かって伸びている(写真7)。

いろいろな花がかろうじて咲いているが、元気なウサギギクもまだあった(写真8)。
イワツメグサ、トウヤクリンドウ・・・。

マツムシソウもまだ残っていた(写真9)。

そしてホタルブクロもあった(写真10)。
トリカブトも一面に咲いている。

トウヤクリンドウも多く、あちこちに咲いている(写真11)。

鹿島槍も山頂が見えてきた。
振り返ると、今歩いて来た布引岳が見える(写真12)。

12時半過ぎ、鹿島槍ヶ岳に着いた。
歩いててきた尾根がよく見える(写真13)。

かつては重い荷物を背負い、白馬岳からこの先にある八峰キレットを通りここに立ったのだ。
感慨深い。

ここから見る稜線は北アルプスらしく素晴らしい。
時間もあるしずっといたかったが、ガスが出てきた。

山荘に戻ることにする。

景色や花々を見ながら尾根を進む。

行きには寄らなかった布引岳[2683m]でもゆっくりする(写真14)。

布引岳から10分ほど下った所でライチョウ家族に会う(写真15)。
少し遠かったので写真は上手く撮れていないがよく見ると2羽が写っている。

テント場まで戻ってきた(写真16)。
山荘はすぐそばだ。

15時前には冷池山荘に着いた。

小屋も新しく、夕飯もなかなかよかった。
4×2の8人部屋だったが、身長176cmの私は前の方と足がぶつかってしまい少し困った。
また上のロフトからの階段近くだったので上に寝ている人が下りてくる時ヘッドライトが目に入り何回か起きてしまった。
アイマスクなど対策が必要だ。
冷池山荘の良さをブログにまとめてある)

天候にも恵まれ、展望も花々も山荘も素晴らしい1日だった。

また、翌朝のご来光も素晴らしかったが、それは次の「爺ヶ岳(メルマガNo.709)」で書く。



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