2019.12.09 MM 第717号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

   

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三ツ岳(みつだけ)・北横岳(きたよこだけ 2472m)・

縞枯山(しまがれやま 2408m) 長野県茅野市 北八ヶ岳


この山の私の印象等は・・・                                     

「 快晴の中、北八ヶ岳の山々を楽しんだ 三ツ岳・北横岳・縞枯山 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2019年11月1日(金)


【天候】       晴れ

【コース及び時間】 

麦草峠7:05-7:46雨池-(藪漕ぎ)-8:08登山道に合流-8:43雨池峠8:48-9:00雨池山〈2325m〉-

9:37三ッ岳Ⅲ峰9:46-10:04三ッ岳分岐-10:25北横岳北峰〈2480m〉10:48-10:54北横岳ヒュッテ

-10:57七つ池11:00-11:06三ッ岳分岐-11:30坪庭南分岐-11:40雨池峠11:49-12:13縞枯山

〈2408m〉-12:25縞枯山展望台12:32-12:56茶臼山展望台〈2384m〉13:05-13:32大石峠-13:43麦草峠


  【 登り(麦草峠~北横岳北峰) 3時間6分  下り(北横岳北峰~麦草峠) 2時間27分   合計 5時間37分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【日帰り温泉】     稲子湯 (南佐久郡小海町 稲子) 650円


  
茶水の池は凍った所もある(写真1) 雨池は増水で山道が通れず(写真2)
雨池山から進むと雨池が見えてきた(写真3) 雲海とレーダーのアンテナが見える(写真4)
鎖まで楽しめるとは・・・(写真5) 三ツ岳Ⅲ峰山頂(写真6)
北横岳ヒュッテ(写真7) 霜柱も伸びて(写真8)
南八ヶ岳の山々(写真9) 北横岳南峰(2472m)(写真10)
七ツ池(写真11) 坪庭(写真12)
縞枯山荘先の八丁平(写真13) 石がゴツゴツした山道を縞枯山に登って行く(写真14)
縞枯の中を行く(写真15)  茶臼山山頂からの展望(写真16)
 

【感想 等】 

10月下旬から八ヶ岳周辺に遠征をした。
第1弾で横谷渓谷・御射鹿池を書いた(メルマガNo.715)。
第2弾では奥蓼科の高見石・白駒池を書いた(メルマガNo.716)。

第3弾は第2弾と同じ麦草峠からの山歩きである。
前日はR299の南側の丸山、高見石、白駒池を歩いたが、本日は北側の雨池山、北横岳と歩き、縞枯山、茶臼山と周遊する。

7時過ぎ麦草峠を出発する。
R299脇に「茶水の池」がある。

その側の道には氷が張り、茶水の池も部分的にではあるが凍っている(写真1)。
今日は11月1日、まだ11月に入ったばかりであるがここ麦草峠は気温が零下になったのだ。

茶水の池の木道を通って進んでいく。
樹林帯を進んでいくと「林道大河原峠線」に出る。

林道を少し歩いてから標識に沿って樹林を行くと雨池に着いた。
静かな池である。

雨池は増水で池の周りの山道が通れない(写真2)。
左回りも右回りも無理である。

辺りはクマササが茂っていて歩けそうなので、藪漕ぎをする。
低い所は水に浸かっているので確かめながら回り込みながら山道を探す。

雨池峠への山道は比較的すぐに見つけることができ、8時過ぎに山道に合流できた。
「雨池峠下」からはゴロゴロした40cmくらいの石が転がる道をの登って行く。

8時半過ぎ、雨池峠に着いた。
それほど大きくない針葉樹林の中を歩いて行く。

峠から10分余で雨池山(標高2325m)であった。
樹林帯の中にあり展望がない。

三ツ岳に向かって進んでいくと、眼下に雨池が見えてきた(写真3)。
そこから5分で三ツ岳Ⅰ峰であった。

むき出した岩の尾根が続く。
右に目をやると眼下に雲海とレーダーの丸いアンテナが見える(写真4)。

うれしいな、鎖まで楽しめるとは思わなかった(写真5)。
鎖を登った所が三ツ岳Ⅱ峰であった。

昨日の「高見石」といい、苔と針葉樹林の北八ヶ岳に鎖で岩を登らせてくれる所があるのは素晴らしい。
そのあとも岩場があり鎖を登る。

そして、三ツ岳Ⅲ峰山頂に着いた(写真6)。
目の前には「大岳」がでんと構えている。

ここから大岳に直接行く道がないのが残念である。
進んでいくと、「三ツ岳分岐」に着く。

その少し先には北横岳ヒュッテがある(写真7)。
七つ池は帰りに寄ることにして北横岳に向かう。

樹林の中に入ると霜柱も伸びている(写真8)。

水が流れた跡だろうか、山道として使うことで削られたのだろうか、深くえぐれている。
この山は樹木が低く展望がいい。
下には今通ってきた北横岳ヒュッテが見える。

目を上に向けると南八ヶ岳の山々が見える(写真9)。

他の山々も見える、何という名前だろう、と見ながら歩いていたらもう北横岳南峰(2472m)だった(写真10)。

そしてそこから3分で北横岳北峰(2480m)だった。
南峰と同じように展望がよい。
そこには自然石を使った石碑と三角点がある。

大岳まで足を伸ばそうかと思ったが、やめて帰路に着く。
帰路のコースは三ツ岳分岐まで戻り、坪庭、縞枯山、茶臼山を通るという周遊コースである。
この八ヶ岳はいろいろなコースを楽しめるのがよい。
当初は五辻、出会ノ辻、狭霧苑地を経由して帰る計画であった。

まず、北横岳ヒュッテから3分ほど入った所にある七ツ池に寄る(写真11)。
ここも静かな池である。

老夫婦らしき2人組が昼食の準備をしていた。
誰もいない静かな池畔で食べるのもなかなかいい。

三ツ岳分岐から南下し「坪庭」に着く(写真12)。
ここは北八ヶ岳ロープウェイからすぐ来ることができるので、冬に来たこともある。
今回で4回目であるが、雲上の楽園といった雰囲気であり好きな場所だ。

坪庭南口から東に進み、八丁平に出る(写真13)。
ここも懐かしい風景で雪の中を歩いたことを思い出す。

大きなとがった青色の屋根の縞枯山荘は休みの表示が出ていた。

雨池峠からは大きな石がゴツゴツした山道を縞枯山に登って行く(写真14)。
峠から30分余縞枯山(2408m)山頂に着いた。

高い木は少なくなり回りが開けてくる。
展望台の中間部を過ぎ、縞枯の中を進んで行く(写真15)。
たくさんの木々がよく枯れている。

12時40分、五辻への分岐を過ぎ、茶臼山に向かう。

溶岩がゴロゴロして展望のよい山頂にすぐ着いた。
南八ヶ岳など360度の展望である。

縞枯れの様子もきれいに見える(写真16)。

あとは大石峠に下り麦草峠に戻ればいい。

13時半過ぎ、麦草峠に着いた。


下山後はなんといっても温泉である。
近くに稲子湯があるのでそこに向かう。

林道の木々も紅葉に染まる中に稲子湯がぽつんとあった。

この時間には客は誰もいなかったので、1人独占状態でゆっくり単純炭酸泉に浸かる)。

天気もよく気持ちのよい山歩きになり、温泉もまたよかったので大変よい1日になった。


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ご活用ください。

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