2019.12.23 MM 第719号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

   

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にゅう(2352m)、東天狗岳(2640m)、硫黄岳(2760m)

長野県小海町・南牧村・茅野市 八ヶ岳


この山の私の印象等は・・・                                     

「 快晴の中、北部八ヶ岳の縦走を楽しんだ にゅう 東天狗 硫黄岳 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2019年11月2日(土)


【天候】       晴れ

【コース及び時間】 

稲子湯7:06-8:06/13-8:57白駒池分岐9:02-9:32にゅう〈2352m〉10:09-10:52にゅう分岐-

11:02中山峠11:07-11:31/36-12:03東天狗岳〈2640m〉12:20-12:40根石岳〈2603m〉12:45

-12:55簑冠山-13:16夏沢峠-13:24/29-14:00/05-14:27硫黄岳〈2760m〉14:50-15:04硫黄岳山荘(泊)


  【登り(稲子湯からにゅう経由東天狗) 4時間28分  縦走(東天狗から硫黄岳山荘) 2時間7分  合計6時間35分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【宿泊】    硫黄岳山荘(1泊2食) 10,000円

  
げーとの登山ポストに届けを入れる(写真1) 紅葉の稲子湯周辺(写真2)
苔むした樹林帯を進む(写真3) 雲海の向こうに富士山が見える(写真4)
にゅう(写真5) 前日歩いた白駒池が見える(写真6)
にゅうを振りかえる(写真7) 東天狗岳[2640m]山頂(写真8)
明日登る赤岳方向を(写真9) 尾根歩きは楽しい(写真10)
夏沢峠(写真11) 夏沢峠方向を振り返る(写真12)
雪が付き縞模様がよりはっきりと(写真13) 山頂の広い硫黄岳[2760m]山頂(写真14)
硫黄岳から赤岳方向を(写真15)  硫黄岳山荘に着く(写真16)
 

【感想 等】 

10月下旬から八ヶ岳周辺に遠征をした。
第1弾で横谷渓谷・御射鹿池(メルマガNo.715)、第2弾高見石・白駒池(メルマガNo.716)、第3弾は雨池山、北横岳、縞枯山、茶臼山(メルマガNo.717)と周遊したことを書いた。

今日は稲子湯からしゃくなげ尾根をにゅうに上がり、天狗岳、硫黄岳と縦走し硫黄岳山荘に宿泊する。
稲子湯から硫黄岳山荘に行くだけなら夏沢峠を経由すれば早い。

今回は少し歩きたいと思って「にゅう」を回ることにした。


7時過ぎ、ゲート前の登山ポストに登山届を投函し出発した(写真1)。

稲子湯周辺はまだ紅葉がきれいだ(写真2)。
下山に使うみどり池への分岐を過ぎ、シャクナゲ尾根方向へ進んでいく。

苔むした樹林帯を進む(写真3)。
徐々に高度を上げ、木々の間から雲海やその向こうの山々が見えてくる。
胞子だろうか先端に花を付けたような苔が美しい。

白駒池への分岐に来ると雲海の向こうに富士山が見えた(写真4)。

目を反対に向けるとにゅうの先端が見える(写真5)。

にゅうに登ると、360度の展望だ。
これから縦走する八ヶ岳の山々が連なっている。
また、前日歩いた白駒池も見える(写真6)。

ここには三角点もある。
展望を楽しみ赤岳への八ヶ岳尾根の南下が始まる。

樹林の中の山道には霜柱もあった。
また、山吹色に色づいたカラマツもある。

中山への分岐である「にゅう分岐」に来ると今登ってきたにゅうの先端のとんがりが見える(写真7)。
刈り取った稲を円錐形に積み上げる「にう」が由来の名前だと書かれていたが、ここから見るにゅうは正に乳そのものに見える。白樺尾根の先のピークはにゅうのように乳首さえないがもう1つの乳に見える。

そこからすぐに中山峠である。
少し西側に行った所に「黒百合ヒュッテ」があり、そこに泊まりラッセルで西天狗岳に行ったのが懐かしい。

徐々に高度を上げ、振り返ると昨日登った北横岳や蓼科山などが見える。
手前には黒百合ヒュッテも見える。

やや大きめの石がごろごろした中を登る。
紅葉したカラマツ林の向こうに雪化粧したアルプスの山々も見える。

12時過ぎ、東天狗に着いた(写真8)。
天気がいいので10人ほどが休んでいる。

私もここで昼食にする。
明日登る赤岳方向を見る(写真9)。

硫黄岳のはるか向こうに赤岳と阿弥陀岳が並んで見える。
西天狗岳は20分とすぐそばだが、何回も行っているので今回は省略する。

尾根歩きは快適である(写真10)。
森林限界を越えているのでずっと360度の展望である。

横縞の地層が見える硫黄岳が少しずつ近づいてくる。
少し下った白砂の広がった所が白砂新道入口だ。

12時半過ぎ、根石岳に登ると進行方向の眼下に根石岳山荘が見える。

そして下ると樹林帯に入り、夏沢峠に着く(写真11)。
ここにある山小屋は休みである。
小屋そばで昼食休憩しているグループが3組あった。

明日はここから本沢温泉に下り、稲子湯に戻る。
今日はここでは休まずに通過である。

夏沢峠方向を振り返ると夏沢峠の山小屋とこれまで歩いて来た縦走路などが見える(写真12)。
広大な風景が広がっている。

尖った石が転がっている山道を登っていく。
日影には少し前に降った雪がわずかに残っている。

きれいな四角錐型に石を積んだケルンが山道に並んでいる。
なだらかな山なので見通しの悪いガスがかかったら道を失ってしまう。
このケルンは道しるべである。

以前より横縞がはっきりしていたのは、横縞の地層に雪が付いていたからであった(写真13)。
山頂はもうすぐだ。

14時半近く、山頂の広い硫黄岳の山頂に着いた(写真14)。
間違いやすいためか標識の後ろに案内図が設置されている。

山頂の標識があり、ここが硫黄岳の山頂と言ってももう少し高い地点は少し東に行った所ある。
地図にはそこに点を打ってあり2760mと書かれている。

歩いて行くとあと少しの所で「この先行き止まり」という標識があり、柵がある。
ガスが出ていれば知らずに落下してしまう可能性がある。
晴れていても少し危険ではある。

少し引き返すと石の祠があった。
そこから赤岳方向を見る(写真15)。
赤岳がこれまで以上に尖って見える。

硫黄岳からは少し下れば今日宿泊の硫黄岳山荘に着く(写真16)。
10分余で山荘に着き、山荘でのんびりする。

そして、夕日を山荘から見る。
稜線や山頂にある山小屋は居ながらにして夕日やご来光を見ることができありがたい。

夕飯はいろいろなおかずが出て美味しくいただいた。
また、この山荘はWIFIが使え、スマホを充電するコンセントもたくさん用意してありうれしい限りである。

今日は快晴に恵まれ、約8時間の尾根歩きを楽しむことができよかった。


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