2020.01.20 MM 第723号

   私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus 

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

   

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大屯山(ダートゥンシャン 1092m) 台北市 台湾 陽明山国家公園


この山の私の印象等は・・・                                     

「 またまた小雨とガスの中、幻想的な山々を楽しんだ 大屯山 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2019年12月21日(土)


【天候】       小雨、霧

【コース及び時間】  

北投站7:38=(小6 BUS)=8:15清天宮-8:55雨天坪9:03-9:25大屯山西峰〈985m〉9:30-9:51大屯山南峰

〈959m〉9:56-10:24大屯山〈1092m〉10:33-11:05二子坪11:10-11:56清天宮12:06=(小6 BUS)=

12:21新北投站


  【登り(大屯山南峰経由) 1時間51分  下り(二子坪経由) 1時間18分    合計3時間9分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
北投站からバスに乗る(写真1) 清天宮登山口(写真2)
ヒメヒマワリの咲く民家脇を登る(写真3) 石段の登りがずっと続く(写真4)
雨天坪から大屯西峰に向かう(写真5) モミジ仲間が紅葉している(写真6)
濡れた土の道が滑る(写真7) ガスの中、連続3座縦走だ(写真8)
大屯山西峰[985m](写真9) 木々の生えている所もある(写真10)
大屯山南峰[959m](写真11) 大屯山[1092m]には助航台があった(写真12)
なだらかな草原を進んでいく(写真13) 二子坪の池(写真14)
面天坪石屋群(写真15)  清天宮に着いた(写真16)
 

【感想 等】 

12月中旬から6日間の日程で台北の観光&山に出かけた。
台北に着いた当日は天母地区や台北駅周辺を散策した。

2日目は陽明山国家公園にある陽明公園や七星山を歩き陽明山の温泉、前山公園公共浴場に浸かった。

3日目は人気の観光地「九ふん(イへんに分)」とそこから登る基隆山に行こうと計画を立てていた。
どうせ行く九ふんは提灯の点灯された町並みを歩きたいと思い、午後から行くことにし午前中は昨日登れなかった大屯山に行くことにした。

大屯山登山口に行く北側の道路が崩落して通れないという情報を前日入手したので南から入ることにした。
私が得たバスで行くことができる登山口の情報は「清天宮」からしかなかった。
そこには台北車站からMRTで北投站に行きバスで向かう。

7時半、北投站に着き駅前にあったファミリーマートでおもすびとパンを購入した。
そして「小6」バスで清天宮に向かう(写真1)。
日本でも都会のバスは到着時刻が表示されるが、ここ台北のバス停留所もその機能がありありがたい。

バスは8時15分に清天宮に着き、その右横が登山口であった(写真2)。
国家公園なので全体図や標識などがそろっている。
すぐに歩き始める。

バスから降り私とともに歩き始めたのは2、3人だった。

今日も天気が今1歩である。
昨日の七星山の山歩きで折りたたみ傘が折れたので宿にあったシェアーフリーのビニル傘を持参した。

石畳の階段のある民家の横を登って行くとヒメヒマワリが咲いている(写真3)。
畑では日本と同じような白菜やチンゲン菜などを作っている。

緩やかな石段の登りがずっと続く(写真4)。
ミカンの仲間、リューティンが実っている。
直径3cmくらいの竹もたくさん生えている。

前を歩いているグループに追いついた。
彼らはどこに登るのだろうか?

追い抜いてまっすぐ進み、9時前に雨天坪に着いた(写真5)。
小雨で辺りは濡れているのでここの東屋で休憩し、行動食を食べる。

東屋の近くのモミジ仲間が紅葉している(写真6)。

雨天坪から右折し、大屯西峰に向かう。
今までの石畳から普通の山道に変わる。
今回台湾に来て初めて土の道である。
それだけ他のコースは遊歩道として整備されていたというわけである。

濡れた土の道がよく滑る(写真7)。
かつて台湾の山を3年間歩いたがここまで滑った山道の記憶はない。

ただ、今回はスニーカーで台湾に来ている。
だから余計に滑る。
太いロープを設置してくれてあるのでそれにつかまり登って行く。

ほとんど人が通らないガスの中、こんな道を連続3座縦走なのかも・・・(写真8)。
地図を見ると、近くに大屯山西峰[985m]、大屯山南峰[959m]、大屯山主峰[1092m]と3座が近くに並んでいる。

雨天坪から20分余で大屯山西峰[985m]だった(写真9)。
展望もないのですぐに出発する。

大屯山南峰への下りもロープの付いた滑りやすい道だった。
石の上もよく滑る。
登りより下りの方が滑りやすい。

なだらかになったら樹林に入った(写真10)。
雨に濡れた樹林もなかなかいい。

そこからすぐに大屯山南峰[959m]だった(写真11)。
ガスがかかってよくは見えないが、南峰の方が山頂が広い感じだ。

南峰から10分で二子坪からの道に合流した。
清天宮から二子坪を経由して大屯山に抜ける道がメインのコースなのだろう。
ここからはまた石畳の道が続いている。

緩やかに登ること20分展望台が見えてきた。
そこが大屯山[1092m]主峰の山頂であった。
山頂には北側からの舗装道路があり助航台の施設があった(写真12)。

休んでいると1人上がってきた。
天気がよくないせいかハイカーにはあまり会わない。

相変わらずガスがかかっているが、時々ガスは薄くなる。

大屯山南峰への分岐まで戻り石畳の道を二子坪へ向かう。
なだらかな草原を進んでいく(写真13)。

薄い青色のスミレの花があった。
歩きやすいコースである。

11時過ぎ、二子坪に着いた。
そこには東屋があり静かな池があった(写真14)。

写真ではガスで東屋はよく見えないが年配の女性達が話している声が聞こえる。
1人池の畔で休んでいるとコンパクトカメラを持った男性が登ってきた。
彼はしきりに写真を撮っていた。

私は面天山方向に向かって歩き始める。
10分余歩くと、「面天坪石屋群」という看板があった。
見ると家のあった跡に基礎の石積みが残っているようである(写真15)。

台湾東海岸の沖に緑島があり、台風に備え家の周りを全部このような石で囲んだ家が並んでいたのを思い出す。
そこで使われているトビウオ漁の手こぎのカヌーが赤と白の独特なペイントだったことも思い出した。

二子坪から20分で、行きに休んだ雨天坪の東屋に着いた。
雨はあがった。

民家のある畑の脇では農家の方が野菜を並べて売っている。
12時少し前、清天宮に着いた(写真16)。

バスは何分にあるだろうか、と心配になったがバス停では数名が待っていた。
ラッキーなことに「小6」バスはすぐにやってきた。

このバスは観光地である「新北投」の新北投站にも止まる。
私はその新北投にある温泉プールに入ろうと水着を持ってきていた。
そして午後の部開始の13時半に40元のチケットを買い入口に行くと水着を見せろ、と言う。

外国人の中には水着を持ってこないで入ろうとする人もいるのか、と思って水着を見せるとだめだと言う。
このプールでは伸び縮みのある素材ではないとプールには入れないという。
がっかりである。

そんなことで新北投では観光だけで終わってしまう。

昨日歩くことができなかった陽明山国家公園の大屯山を歩けてよかった。

その後市内中心部に戻り、バスで九ふんに向かった。
こちらはまだ雨が残っていて、しかも濃霧だった。
土曜日ということで日本からの観光客も含めラッシュアワーのような大変な混みよう
だった。

基隆山は諦め主な場所を歩きすぐに基隆の宿に向かった。



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