2020.04.20 MM 第736号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

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リトル・アダムス・ピーク(1141m) スリランカ(エッラ)


この山の私の印象等は・・・                                     

「 お茶畑の自然に触れ、朝の散歩ができた リトル・アダムス・ピーク 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2019年3月18日(月)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】

6:40エッラ駅近くの宿-7:30登山口-7:41リトル・アダムス・ピーク〈1141m〉7:46-7:55登山口-8:30宿着


           【登り 1時間1分  下り 44分   合計 1時間45分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
エッラの朝は気持ちがいい(写真1) 赤い花の大きな木(写真2)
宿はエッラ駅の少し上にあり見晴らしがいい(写真3) エッラ駅を越え歩いて行く(写真4)
キバナコスモスだろうか(写真5) だんだん山の方に入る(写真6)
簡易舗装でバスは時間がかかる(写真7) 朝食後に登るエッラロックがよく見える(写真8)
辺り一面茶畑である(写真9) お茶の新芽が伸びている(写真10)
標識に沿って進んでいくと登山口だ(写真11) リトル・アダムスピークからの眺め(写真12)
リトル・アダムスピークには2体の仏像が(写真13) 畑仕事に向かう住民(写真14)
バナナの木がある(写真15)  (写真16)
 

【感想 等】 

久しぶりのスリランカの山歩きの記録整理である。
書きたい山がたくさんあり、昨年5月に3つ目を書いて以来である。

2019年春に10日間スリランカを旅したのだが、6座を歩いた。

この「リトル・アダムス・ピーク」は前日歩いた聖山「スリー・パーダ(アダムス・ピーク)」に形が似ていることから名付けられたそうである。

前日の聖山「スリー・パーダ(アダムス・ピーク)」の山歩きは散々であった(メルマガNo.688)」。
暑さを避けるために午前3時前に出発したのであるが、山頂の寺院に入れる人数に限りがあり、長い列ができていて山頂に行くのに5時間待たされた。
そのため、乗る予定だった列車にも乗り遅れてしまった。

13時にハットンのバスターミナルに着いたがもちろんエッラまでの直通バスはない。
調べたり聞いたりしてバスを4本乗り継いでいくつもの山を越え、20時にやっとエッラの宿に着くことができた。

宿のオーナーは連絡は取れないし、キャンセルだと思ったと言ってポットに入った美味しい紅茶を出してくれた。
疲れた体にはこの紅茶が美味しかったこと。

翌朝は、ぐっすり寝たので6時に気持ちよく起きることができた。
外を見ると空が焼けている(写真1)。
インドの南方にある北海道より小さなスリランカは中心都市コロンボで平均気温が27度と高く、暑さを感じて旅をしてきた。

ところがここエッラは標高が1000mと高地のため気候が涼しく空気も澄んでいる。
それで朝起きた時に気持ちがよかったのだ。

朝食が10時までなので朝食前の散歩でリトル・アダムス・ピークに登ることにした。
リトル・アダムス・ピークは、ガイドブックに簡略図と数行の記事が出ていたので登ることにした。
山歩きに頼りはそれだけである。

6時半過ぎ、宿を出発する。
宿の前には赤い花の咲いた大きな木がある(写真2)。
あまり見たことがなく木の名前はわからない。

宿はエッラ駅から少し上がったところにあり見晴らしがいい(写真3)。
まず駅の方に下りていく。

エッラ駅を越えメイン道路を南東に歩いて行く(写真4)。

バス停を左に曲がった所に咲いていた花はキバナコスモスだろうか(写真5)。

だんだん山の方に入っていく(写真6)。
この道をバスが通る。

簡易舗装なのでバスはとても時間がかかる(写真7)。
そのバスが国民の足である。
昨日乗り遅れた列車も1日4本しか通っていないし、ラッシュを越える身動きができない満員状態である。

進んでいくと、この後朝食後に登る予定の「エッラロック」がよく見える(写真8)。
なかなか形のいい山である。

その先には小さな集落があり、学校へ通う小学生を連れた親がバスを待っていた。
周辺には一面茶畑が広がっていた(写真9)。

スリランカの3大輸出品は紅茶、天然ゴム、ココナッツである。
紅茶はセイロンティーとして有名である(そう、スリランカの旧国名はセイロンである)。

私の住んでいる静岡と同じ茶畑が広がった風景はふるさとにいる感じである。
それもタイムスリップした数十年前のふるさとである。

よく見るとお茶の新芽が摘み頃に伸びている(写真10)。
きっと集落の人たちが出てきてお茶摘みをするのだろう。

標識に沿って集落の横を進んでいくと登山口があった(写真11)。
この上に見える高台が山頂だろう。

コンクリートの階段を登っていく。
ランタナやナスに似た花が咲いている。

リトル・アダムスピークには登山口から10分で着いた。
眼下に近くの集落や山々が見える(写真12)。

1141mの山頂は360の展望があり、エッラの町がよく見える。
また、涼しい風が吹きとても気持ちがいい。

リトル・アダムスピークの山頂には2体の仏像が安置されていた(写真13)。
仏像がエッラの町を見守ってくれているのだろう。

山頂には私1人である。
汗をかいた体が寒くなってきた。

来た道を戻ろう。

歩いて行くと、畑仕事に向かう住民に出会った(写真14)。
時刻は8時である。
彼らはどんな畑仕事をするのだろうか。

沿道脇にはバナナの木があった(写真15)。
標高1000mの避暑地エッラでもバナナが実るのだ。

その先の畑ではおばさん達がお茶摘みをしていた(写真16)。
大勢で摘んでいるので、彼女たちはきっと農園に雇われているのだろう。

8時半、宿に戻った。
エッラはそれほど暑くなく温暖な気候で、リトル・アダムスピークの山頂では汗をかけば涼しい風が吹き最高の朝の散歩ができた。

宿に帰ってからのトースト&パン、フルーツジュースの朝食はとても美味しかった。

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