2020.10.12 MM 第761号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

     TOPに戻る     

竹富島 周遊 沖縄県八重山郡竹富町


この山の私の印象等は・・・                                         

「 ありきたりの牛車・レンタサイクルじゃあつまらないと歩いて周遊 竹富島 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

         メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。                                         

                                 
【歩いた日】     2020年3月16日(月)

【天候】        快晴

【コース及び時間】  

14:20竹富港-なごみの塔・世持御獄-14:58西桟橋-15:12コンドイ浜15:28-15:50カイジ浜-16:03養殖池端-

16:17カイジ浜16:22-16:50竹富港

       【 周遊の合計 2時間9分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
竹富港にはレンタサイクルのマイクロバスが(写真1) デイゴの街路樹がある(写真2)
懐かしいサンゴの石垣(写真3) 西塘御獄(写真4)
時々牛車が通る(写真5) なごみの塔(写真6)
なごみの塔からの展望(写真7) 西桟橋(写真8)
コンドイ浜方向を(写真9) アダン(写真10)
白砂が美しいコンドイ浜(写真11) モンパノキ(写真12)
カイジ浜(写真13)  海岸を行ける所まで歩く(写真14)
これはなんだろう?(写真15)  石垣島に戻ろう(写真16)
 

【感想 等】 

14時20分、竹富港に着いた。
港にはレンタサイクル会社などのマイクロバスが数台待っている(写真1)。
そして下船した多くの方がマイクロバスの方に向かって歩いて行った。

ここはかつてからドル箱の大観光地だったのを思い出した。
みなさん「同じが好き」なのだろうか、それとも「効率良く観光したい」と思い同じになってしまうのだろうか。

すぐ近くの街に向かって歩いて行くのは私とあと1人だけである。
私は、みんなと同じ牛車に乗って街並みを観光し、レンタサイクルでもう少し先の観光地を回るじゃあつまらないと歩いてそれらを見て回る。
それは大変リーズナブルでもある。

数分歩くと、「西表石垣国立公園 竹富島」の看板があり、デイゴの街路樹がある(写真2)。
歩いて行くからじっくりデイゴの花も見ることができる。

交差点には御影石で作られた新しい標識が設置されている。

港から10分歩けば昔からの民家がある集落に着く。
そこにはかつて見た懐かしいサンゴの石垣が残っている(写真3)。
道はきれいに掃除されていて気持ちいい。

その先に西塘御獄(にしとううたき)があった(写真4)。
16世紀の郷土の偉人、西塘のお屋敷跡に造られたお墓だという。

この辺りは観光コースになっていて時々牛車が通る(写真5)。
自転車で回っている人もいる。

近くには世持御獄(ゆうむちうたき)もあり、そこにも寄った。
戦前まで村役場があった所だそうで、その跡に火の神と農耕の神を祭った、と説明文に書かれている。

また、近くにはなごみの塔もある(写真6)。
この塔が公共の場所では一番標高が高い場所だろう。
なごみの塔の上に登ると平屋が多いから町並みがよく見渡せる(写真7)。

ここよりも高く、島内唯一の2階建ての屋上にあるという「あかやま展望台」もすぐそばにあり、それが見える。
入場料は100円だ。
たいして高さは変わらないのでここから見れば十分である。

町並みを見ながら西桟橋に向かって歩こう。
10分余で西桟橋に着いた(写真8)。

先端には観光客が10人ほどいる。
ここも観光コースの1つで、彼らはレンタサイクルで来ている。

サンゴ礁が隆起してでき、川もないし、田もない竹富島では主食の米が取れない。
ここから舟をだし小浜島の西にある西表島の田んぼに通ったそうである。

台風や海が荒れた時は大変だろうが、今日は穏やかで静かだ。
これなら何とか西表島まで漕いで行くことができるだろう。

北側も南側も海岸線がよく見える。
南側にはコンドイ浜がある(写真9)。

コンドイ浜付近には人が大勢いるのが見える。
私のように歩きなら海岸を歩いて行くことができる。

海岸にはアダンがたくさん生えている(写真10)。
実の付き方は違うが、パイナップルに似た感じの実である。

15時過ぎ、コンドイ浜に着いた。
その先に白砂が美しい所あった(写真11)。

しかも遠浅で歩いて沖の白砂まで行くことができるようである。
水着を持ってきていたので着替え歩いて行く。

途中、深さが腰まであったが何とか白砂まで着いた。
周りは360度ライトブルーの海である。

ガイドブックにも出ていない美しい風景である。
引き潮で偶然に現れた白砂の美しい海なのだろうか。
ずっといたい所ではあるが、陸に戻ろう。

カイジ浜の方へそのまま海岸を南下してみよう。

白い砂浜から1部は岩場に変わった。
20cmほどのシャコガイの殻が打ち上げられている。

肉厚の葉を持つモンパノキがある(写真12)。
調べるといろいろ役に立つ木だそうだ。

15時50分、星砂浜と言われる「カイジ浜」に着いた(写真13)。
竹富島と言ったら星砂である。
星砂を拾い集めたり写真を撮っている人が何人もいる。

私がかつて来た30年以上前からここは星砂の名所である。
しかし、当時から「ここには星砂はあまりない」ということでも知られた場所でもあった。

場所はどこか忘れたが、民宿から歩き海に入って砂をすくうと全部が星砂だったことを思い出す。
その砂を一掴み土産に持ってきたことを思い出す。
今でも捨ててないので家のどこかにあるはずである。

私も観光客と同じように砂を手の平に乗せて見たがやはりそれほど星砂は多くはなかった。

もっと行ける所まで南下してみよう。
隆起した陸が波で削られている。
その岩場を進んでいく(写真14)。

岩場の先では3人の男性が釣りをしている。

16時過ぎ、養殖池から大量の水を排出している川にぶつかった。
橋はないのでそれ以上行くことができない。

ここが養殖池の端で、ここから立ち入り禁止なのだろう。
看板も柵もないが進むことはできない。

引き返すほかない。
カイジ浜まで海岸を戻り、そこから道路を竹富港に戻ることにする。

見たことのない花が何種類か咲いている。
これは何という名前なのだろう(写真15) 。
亜熱帯には静岡など温帯にはない花が多い。

水牛が放牧されていたり、プランターの色とりどりの花がきれいな竹富小学校があったりした。
また、屋根上のシーサーや小浜島で見た墓とは違った形状の墓を見たりもした。

16時50分、竹富港に着いた。
歩いて回ったから出会えた花々や海、竹富島の歴史がある。
素晴らしい午後であった。

さあ、石垣島に戻ろう(写真16)。
観光地竹富島から空港のある石垣島にはたくさんの船便がある。

ちょうど、16時50分が出港したので、次は17時20分発である。

特価 電子書籍 【 [実登] 日本百名山 他の山々 450山 】 CD-Rもあります
ご活用ください。

inserted by FC2 system