2020.11.02 MM 第764号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus
電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 

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宇多良探鉱跡(うたらたんこうあと 40m) 沖縄県八重山郡竹富町 西表島


この山の私の印象等は・・・                                         

「 ジュラシックパークのようなジャングルの中にあった 宇多良探鉱跡 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2020年3月19日(木)

【天候】        雨時々曇り

【コース及び時間】  

浦内川バス停7:51-7:55船乗り場-8:08炭鉱跡8:14-8:26船乗り場-8:28浦内川バス停

       【 往復 合計 31分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
浦内川バス停を降りて(写真1) 船乗り場から左に入る(写真2)
亜熱帯の植物がうっそうと茂る(写真3) 木の切れ目から浦内川が見える(写真4)
シダ植物が茂る(写真5) これはヤエヤマヒルギだろう(写真6)
ジュラシックパークに入る感じだ(写真7) 木橋にもシダが生える(写真8)
建物が根に覆われている(写真9) 亜熱帯植物のすごい生命力(写真10)
お墓だろうか?(写真11) 何の機械だろうか?トラック?(写真12)
頭を下げないと木橋を通れない(写真13)  このコンクリートは何の建物だろうか?(写真14)
いろいろな木が生い茂っている(写真15)  ようやく明るいところに出た(写真16)
 

【感想 等】 

3月17日、古見岳から下山し上原に宿泊した。
18日は1日「しげた丸おもしろツアー」に参加し周辺の観光やシュノーケリングを楽しみ白浜に泊まった。

そして、本日19日は浦内川のジャングルを楽しむ。
7時過ぎ朝食をとり7時40分の始発バスに乗る。
1日4本しかない路線バスは、次は10時40分だ。
時間を有効に使うには始発に乗るのが一番だろう。

バスは7時51分、浦内川に着いた(写真1)。
乗客も少なかったが、浦内川バス停で下車したのは私1人である。
駐車場には車はあるが人気がない。

軍艦岩に向かう浦内川ジャングルクルーズ船が出る遊覧船乗り場に向かう。
始発は9時半だから当然観光客は誰もいない。
スタッフが2人準備をしていた。

遊覧船乗り場横にある宇多良探鉱跡への道を入っていく(写真2)。
そこには古い色あせた林野庁の看板があった。

この「宇多良探鉱跡」に行こうと思ったのは山の1つとして『沖縄県の山(山と渓谷社)』に載っていたからである。
コースタイムは40分、これなら行ってきても浦内川ジャングルクルーズ船の始発に間に合う。


道には亜熱帯の植物がうっそうと茂っている(写真3)。

ここでやっと気づいた。
前夜ホタル撮影のためカメラを触りシャッター速度や絞りを変えてあったので本日の今までの撮影はすべて露出がオーバー気味でボケたようなの写真になっていた。


木の切れ目から浦内川が見える(写真4)。
このコースで浦内川が見えるのはここだけだ。

シダ植物が茂る中を進んでいく(写真5)。

右側に小さなウラタ川がある。
流れはなく水は濁っている。

そこに生えているのはヤエヤマヒルギだろう(写真6)。
西表らしい植物である。

木の遊歩道に着いた。
木製の階段の周りにシダが茂り、まるでジュラシックパークに入る感じだ(写真7)。

板の隙間にもたくさんんのシダが茂っている(写真8)。
ここはかなり湿気が多いのだろう。

亜熱帯の湿気が多い場所はシダをはじめとする植物の成長は早い。
壊れた建物がガジュマルだろうか、何かに木の根に覆われている(写真9)。
このレンガはトロッコの引き込み線の柱だと苔が付き読みにくい看板の説明文にあった。

アユタヤ(タイ国)の仏像やアンコールワットの遺跡のような感じである(写真10)。

「萬骨碑」と書かれた石碑がある。
これはお墓だろうか?(写真11)。
説明文からはここで亡くなった人たちの無名炭鉱夫の墓のような感じだ。
その中には囚人や強制連行された朝鮮台湾の人たちも含まれていたようである。

今はジャングルに戻ってしまっているが、かつてここは多くの人が暮らした炭鉱村であった。
ここには小学校や病院、公民館などがあったと言う。

これは何の機械だろうか?(写真12)
小笠原父島で見た軍用品などを運んだトラックの残骸に似ている。

木が垂れ下がり頭を下げないと木橋を通れない(写真13)。
雨の多い亜熱帯のジャングルでは自然の力は偉大である。
この遊歩道も手を入れなければ1、2年で自然に帰ってしまうだろうと思った。

このコンクリートは何の建物だろうか?(写真14)
建物があった基礎のコンクリートだろうが、ジャングルの中にはこんな建物の基礎がいっぱい眠っているだろう。

遊歩道の木橋から降りて進むこともできそうだが、雨でぬかるんでいるのでよしとする。

来た道を引き返す。

いろいろな木が生い茂っている(写真15) 。
亜熱帯の自然は植物の宝庫だとつくづく感じる。

ようやく明るいところに出てほっとした(写真16)。

わずか30分余のジャングル探検の宇多良探鉱跡歩きであったが、アユタヤの仏像やアンコールワット遺跡のような自然の力を見ることができ楽しかった。

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