2021.02.15 MM 第779号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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日本平(にほんだいら 308m) 静岡県静岡市


この山の私の印象等は・・・                                         

「 富士山の展望と早春の花を楽んだ 日本平 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2021年2月7日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】  登り:草薙神社・馬走コース  下り:草薙神社コース

草薙神社9:35-9:37馬走コース分岐-9:50陸橋9:55-10:12美術館・草薙コース分岐-10:25日本平

〈308m〉11:26-11:32美術館・草薙コース分岐-11:40美術館分岐-12:20草薙神社


   【 コースタイム    合計 3時間 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
草薙神社に参拝して出発(写真1) 市道から左折し農道を上がっていく(写真2)
満開の白梅が迎えてくれる(写真3) 陸橋からは富士山がよく見える(写真4)
よく踏み固められた雑木林の山道(写真5) 地図付きの新しい標識がわかりやすい(写真6)
日本平山頂付近の梅が咲き始めている(写真7) 山頂のシンボル「夢テラス」が目の前に見える(写真8)
夢テラスから焼津アルプスを展望(写真9) 夢テラスは富士山始め360度の展望あり(写真10)
「吟望台」からの富士山・清水港が一番!(写真11) カワヅザクラが満開だ(写真12)
日本平ホテルからの展望もいい(写真13)  日本平ホテルからの富士山展望(写真14)
日本平ホテル庭園からの富士山展望(写真15)  ミカンの無人販売、これだけ入って100円(写真16)
ゴルフ場横を下っていく(写真17)  「有栖の泉」は甘くておいしい湧き水(写真18)
 

【感想 等】 

先日、静岡新聞に「日本平ウォーク フォトコンテスト」作品募集の広告が出ていた。
ちょうど天気もいいし、使える時間があった。
このコースは歩いたことがあり、そんなに大変なコースではないので行くことに決めた。

9時過ぎ、今回の出発地点の草薙神社に参拝した(写真1)。
この草薙神社は私の住む焼津市にある焼津神社と同じ日本武尊を祭ってある。
古事記にも日本書紀にも出てくる日本武尊が、火を放たれ殺されそうになった時剣で草を薙ぎ払い火の向きを変え難を逃れたという。
そこから付いた神社の名前であり、歴史のある神社である。
草薙神社にはその剣「草薙剣」が神剣として奉られているという。
いつかその剣を見たいものである。

山の方(南)に進んでいくと右手に草薙団地があり、そこに「←日本平」という小さな標識がある。
周辺には比較的新しい農地が広がっている。
5分咲きくらいの淡いピンクの梅が迎えてくれる。
標識に沿って市道から左折し農道を進んでいく。

以前歩いた時は、真っ直ぐ進んでいったように記憶している。

さきほどの標識も新しかったが、少し歩くと環境省・静岡県が設置した新しい「東海自然歩道バイパスコース」の地図と説明板がある。
インバウンドのためか英語、中国語、韓国語でも書かれている。

広い農道を上がっていく(写真2)。
今度はほぼ満開の白梅が迎えてくれる(写真3)。

草薙神社から10分、馬走コースに合流する。
ミカン畑の向こうに富士山が見えてきた。
昨日より少し霞んでいるのが写真を撮ることを考えるとちょっと残念だが仕方がない。

道路を横断するために陸橋まで上がると茶畑の向こうに富士山が見える(写真4)。
なかなか静岡らしい風景だ。

陸橋を渡り竹林の間を登っていく。
ようやく山道に入った。
雑木林の足下にはウラジロなどのシダ植物が生えている。
「日本平」というと、人工的な開発された山という印象があるが、有度山塊にある山頂付近の平らな場所をさすのだろう。まだ、周りには自然林がたくさん残っていることがわかる。

よく踏み固められた雑木林の山道を進んでいく(写真5)。

10時過ぎ、美術館からのコースと合流した。
日本平山頂まであと30分と書かれている。

また、これは賤機山でも見かけたが『さとトレ モデルコース』という看板も付けられている。
最近さとトレのモデルコースを静岡市で設置したのだろう。
ここまでくれば山頂はそれほど遠くはない。

山頂方向からの舗装道路があり、別荘らしい建物や会社の建物がある。
日本平ホテルが見えてきた。

日本平パークウェイにぶつかると、地図付きの新しい標識があった(写真6)。
5つのコースが書かれていて、これはわかりやすい。

もうここは日本平山頂の1部である。
この付近では梅が咲き始めている(写真7)。

道路を横断し登っていくと、山頂のシンボル「夢テラス」が目の前に見える(写真8)。

夢テラスに入る。
四方八方が見える。
当然、一番の目玉は清水港と富士山の展望である。
やや霞んではいるがきれいに見える。

テラスをぐるっと回り西側に行くとなんと焼津アルプス3山が並んでいるのが見える(写真9)。
海岸左から花沢山、高草山、満観峰である。
ここ夢テラスは焼津アルプス3山の展望台だと知った。

このテラスには四方に見える山や建物の名前を書いた案内板があるのがいい。

テラスを回り込むと夢テラスと富士山が並んで見える(写真10)。
晴れた土曜日ではあるがコロナ禍のせいか、すいている。

私はこのテラスから続いている昔からある「吟望台」からの富士山・清水港が一番だと思っている(写真11)。
十分展望を楽しんだらテラスに来る前にちらっと目に入った「日本平梅園」に向かう。
その前の駐車場にあるカワヅザクラが満開であった(写真12)。

家の近くにもカワヅザクラはあるが、まさか標高300mにあるここの方が早く満開になるとは思わなかった。
梅の方はまだ1分咲き程度であった。
さあ、次は日本平ホテルからの展望を楽しもう(写真13)。

「日本平ホテル」というと、数年前の大学同級会の翌日にみなさんをここに案内し富士山を見ながらコーヒーを飲んだのが懐かしい(写真14)。

庭園からも富士山を楽しもう。

ちょうど紅梅が咲き始めている(写真15)。
高価なカメラをもった年配の方が構図を考えながら何枚も写真を撮っている。
結婚披露宴で使うのだろうか、着飾ったカップルがポーズを取り友人が写真を撮っている。

そんな姿を見ながらザックからおむすびを取り出し、早めの昼食を食べる。

11時半少し前、帰路につく。
車を置いてくればいろいろなコースが取れたが、今回は車に戻らなくてはならない。
同じコースを戻り、途中からゴルフ場の横を通り草薙神社に戻ることにする。

日本平ホテルの従業員寮近くに来ると、行きにはなかった無人販売のミカンがある(写真16)。
S玉が10個ほど入り100円だ。
これは安い、と1袋購入する。

11時半過ぎ、「美術館・草薙コース」に入る。
よく歩き込まれている山道である。
日本平ゴルフクラブの横を通る(写真17) 。
木々の間から1ヶ所からだけコースが少し見えるだけだ。

分岐から10分ほど下ると、美術館コースから分かれ草薙神社に向かう車道歩きだ。
畑や介護老人施設がある。
そこになんと「有栖の泉」という湧き水がある(写真18)。
飲んでみると甘くておいしい水であった。

そのまま道なりに下っていき、12時半前に草薙神社に着いた。

やや霞んでいたが、素敵な富士山と早春の花を楽しんだ1日であった。

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