2021.05.31 MM第793号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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宮之浦岳(みやのうらだけ 1945m)・栗生岳(くりおだけ 1867m)

鹿児島屋久島町 日本百名山 世界自然遺産


この山の私の印象等は・・・                                         

「 白銀の世界だったがなんとか登ることができた 宮之浦岳・栗生岳」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2021年3月22日(月)

【天候】        曇りのち霧

【コース及び時間】 (黒味岳+宮之浦岳)

その1
6:23淀川登山口-6:52淀川小屋-7:23/28-7:47小花之江河-7:57花之江河8:01-8:11
黒味岳分岐-8:39黒味岳〈1831m〉8:45-9:03黒味岳分岐-【宮之浦岳に続く】
    【登り 2時間07分  下り(黒味岳分岐まで) 18分   合計 2時間25分】


その2

9:03黒味岳分岐-9:38/43-10:23栗生岳〈1867m〉10:28-10:41宮之浦岳〈1945m〉10:45-10:55

栗生岳〈1867m〉-11:33/42-12:14黒味岳分岐12:21-12:30花之江河12:34-12:39

小花之江河12:42-13:29淀川小屋13:34-14:07淀川登山口


【登り(黒味岳分岐~宮之浦岳)1時間28分  下り(宮之浦岳~淀川登山口)2時間54分   合計 4時間22分】

全行程合計 6時間47分


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【日帰り温泉】    楠川温泉 (200円)


  
霧氷で真っ白な世界を進んでいく(写真1) 少しガスが切れ周りが見える(写真2)
単独女性が上がってきた(写真3) またうっすら周りが見える(写真4)
淀川小屋から6kmとの表示がある(写真5) エビの尻尾が付いている(写真6)
コース上にある栗生岳[1867m](写真7) 木の階段も真っ白で滑る(写真8)
動物が顔を出しているような岩(写真9) 宮之浦岳[1945m](写真10)
傭兵もいた(写真11) ガスが晴れるとなかなかの景色だ(写真12)
氷った木道の下りは滑る(写真13)  山の上には岩の自然芸術が(写真14)
小花之江河に戻ってきた(写真15)  もうすぐ淀川小屋だ(写真16)
 

【感想 等】 

3月18日からスタートした「屋久島の山歩き&レンタカーの旅 8日間」の5日目は黒味岳と宮之浦岳である。

これまで愛子岳(No.786)、モッチョム岳(NO.787)、ヤクスギランド+太忠岳(NO.790)と歩いてきた。
今回のコースタイムは10時間である。普通では1泊2日のコースタイムである。

6時半前、淀川登山口を出発し花之江河を通り8時半過ぎ、黒味岳1831mに登り、黒味岳分岐まで戻った。
灌木には樹氷が一杯で予想以上に寒く、宮之浦岳に登れるのか不安がある。
そこまでをメルマガNO.791で書いた。

今回はその続きである。

山道を歩いて行くと霜で真っ白な「宮之浦岳→2.6km」の標識があった。
灌木にはエビの尻尾が4cmくらい付いている。

霧氷で真っ白な世界を進んでいく(写真1)。
道がなだらかなこと、風がないことが救いである。

やがて、少しガスが切れ周りが見える(写真2)。
岩が露出した山が見える。

水場、携帯トイレブースを過ぎる。

写真を撮っていると、単独女性が上がってきた(写真3)。
彼女は小屋泊まりだという(翌日縄文杉へ向かう途中で再び会う)。。

少し歩くと下山してきた熟年カップルがいた。

またうっすら周りが見えてきた(写真4)。
山頂にゴロゴロ岩があるのが屋久島の山の特徴である。

淀川小屋から6kmとの表示がある(写真5)。
残念ながら宮之浦岳までの表示は薄くなっていて見えない。

ここにもエビの尻尾が付いている(写真6)。
気温の低さがわかる。

すぐその先が、栗生岳[1867m]だった(写真7)。
栗生岳は登山コース上にあり、この表示がなければわからずに通り過ぎただろう。
特に山に登ったと言うより、なだらかな山道を進んできたらいつの間にか山頂にいた、という感じである。

ますます周りの白さは増してきた。
木の階段も真っ白で滑る(写真8)。

動物が顔を出しているような岩がある(写真9)。
真っ白な海に顔を出したイルカにも見える。

そんな風景を楽しんでいたら10時半過ぎ、宮之浦岳[1945m]に着いた(写真10)。
栗生岳周辺は寒さを感じたが、その後はあっという間の宮之浦岳であった。

今回はここまでであり、来た道を引き返す。
20年前の3月、2泊3日の縦走をした時は全く寒さを感じなかったが、今回の寒さは厳冬期の日本アルプスに近い寒さであった。
エビの尻尾と言えば正月の八ヶ岳赤岳や10月の富士山頂を思い出す。

時刻はまだ11時前である。
コースタイムよりかなり速く歩くことができたので時間的余裕はあるが体が冷える前に下山しよう。

栗生岳を過ぎると眺望が開けた。
あの傭兵も山の上に立っていた(写真11)。
「天空の城ラピュタ」ロボット兵だ。
ここからヒントを得たのだろうか、偶然に似ているだけなのだろうか・・・。

ガスが晴れるとなかなか素晴らしい景色だ(写真12)。

氷った木道の下りは滑る(写真13)。
なだらかなので助かる。

太陽も時々顔を出すようになった。
太陽の恵みは暖かでいい。
寒さは全く感じない。

池のような水たまりがあり、ここは氷っていなかった。

山の上には岩の自然芸術が並んでいる(写真14)。

花之江河を過ぎ、小花之江河に戻ってきた(写真15)。
また時々ガスが出てきたが、この風景が見られてよかった。

橋がある。
もうすぐ淀川小屋だ(写真16)。

淀川を渡り、快適に進み14時過ぎに淀川登山口に着いた。

気温の低下による霧氷や氷などで苦労はしたが、無事歩くことができてよかった。
この冷気団によりいつもとは違った黒味岳・栗生岳・宮之浦岳に会うこともできた。

コースタイムより2時間半早く、休憩抜きで計算すると7時間弱であった。

下山後は「楠川温泉」で汗を流す。
屋久島に来て3回目の楠川温泉である。
温泉は最高である。


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