2021.06.14 MM第795号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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白谷雲水峡(しらたにうんすいきょう 1050m) 鹿児島県屋久島町


この山の私の印象等は・・・                                         

「 最後山歩きは欲張り縄文杉往復の 白谷雲水峡 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2021年3月23日(火)

【天候】        曇りのち晴れ

【コース及び時間】

6:09白谷雲水峡駐車場-6:44くぐり杉6:49-7:11辻峠-7:19太鼓岩〈1050m〉7:22-7:31辻峠-

7:58楠川分かれ-縄文杉に続く

【 登り(白谷雲水峡P~楠川分かれ) 1時間41分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。



  
白谷雲水峡の入口ゲート(写真1) 飛龍おとし(写真2)
遊歩道が整備されている(写真3) くぐり杉を通る(写真4)
「七本杉」に着く(写真5) ウイルソン株と同じように祠がある(写真6)
「辻峠」、太鼓岩は一方通行だ(写真7) 太鼓岩からの展望1(写真8)
左の山は太忠岳だ、天柱石が見える(写真9) 太鼓岩からの展望3(写真10)
太鼓岩(写真11) 辻峠手前に「女神杉」があった(写真12)
辻峠から「楠川分かれ」へ(写真13)  辻の岩屋(写真14)
トロッコ軌道だったレールが放置されている(写真15)  「楠川分かれ」に着く(写真16)
 

【感想 等】 

3月18日からスタートした「屋久島の山歩き&レンタカーの旅 8日間」の6日目は白谷雲水峡と縄文杉である。

これまで愛子岳(No.786)、モッチョム岳(NO.787)、ヤクスギランド+太忠岳(NO.790)、黒味岳(NO.791)+宮之浦岳(NO.793)と歩いてきた。
今回のコースタイムは11時間40分である。普通では別々に2日に分けて歩くコースである。
今回の山歩き&レンタカーの旅で一番長いコースタイムである。

前にも書いたが、白谷雲水峡も縄文杉も20年前に宮之浦岳に登った時、下山路として歩いている。
20年経って、人気の観光地になりどう変わったのだろうか。
そんなことも知りたくて今回の旅の立ち寄り場所に加えることにした。

白谷雲水峡を1日、そして縄文杉を1日では時間がもったいなくていろいろな案を練った。
荒川登山口へは車は入れずバスに乗り換えなければならない。
しかもバスに乗れば多くの乗客と一緒に山道を歩かなくてはならない。
また、バスに乗るためには早起きをして屋久杉自然館バス停に行かなければならない。

私は今回の5日間で休憩を入れてもコースタイムより早く歩くことができている。
明るくなった5時に出発しようと考えていたが、6時でも日没までに帰ってくることができる、と判断した。


6時過ぎ、白谷雲水峡駐車場を出発した。
車は数台止まっていて、数人歩いて行く姿が見えた。

白谷雲水峡の入口ゲートを過ぎ入って行く(写真1)。
5分ほど歩くと「白谷広場」に着いた。
こんな早い時間にツアーだろうか、数人がガイドの話を聞いている。

すぐに「飛龍おとし」だ(写真2)。
白谷雲水峡らしい風景の1つだろう。

以前来た時に比べてかなり遊歩道が整備されている(写真3)。

2代大杉のあるコースは下山時に通ることにして真っ直ぐ楠川歩道を行く。
「さつき吊り橋」を渡って歩いて行くとすぐに「三叉路」に出た。

そこには「くぐり杉」があり、杉の中を通る(写真4)。
ハイカーが樹皮を触っていくからだろう、光沢が出ている。

白谷小屋分岐を過ぎ、「七本杉」に着く(写真5)。

大きな切り株があり、中にはウイルソン株と同じように祠がある(写真6)。
神が宿る場所なのだ。

7時過ぎ「辻峠」に着いた。
コースタイム1時間50分の所、約1時間で歩いてきた。
まずまずのペースである。

太鼓岩に行く時間はある。
ここから太鼓岩は一方通行でぐるっと周遊だ(写真7)。

すぐに太鼓岩(標高1050m)の上に着いた(写真8)。
太い枯れ木が印象的である。

左の山は一昨日登った太忠岳であろう、天柱石が見える(写真9)。

太鼓岩は深い山の中にあり、山々の展望がある(写真10)。

太鼓岩にはカップルがいて彼らも縄文杉まで行くという(写真11)。
のんびりしていたら下山は日没になってしまうことを伝えた。

ぐるっと回り、下山路を進んでいく。
辻峠手前に「女神杉」があった(写真12)。
風格のある杉である。

7時半、辻峠に戻る(写真13)。
辻峠の標高は990mである。
ここから「楠川分かれ」まで標高差270m下る。

きれいに石を並べてあるがかつて年貢として杉を運ぶために整備した敷石だという。

少し下ると「辻の岩屋」がある(写真14)。
ここは「もののけ姫」の山犬モロのすみかのモチーフになったようだ。

トロッコ軌道だったレールが放置されている(写真15)。
かなりの坂を下ってきたので、帰りは水平なトロッコ軌道でスピードを上げすぎると辻峠までが疲れるだろう。

辻峠から20分余、「楠川分かれ」に着いた(写真16)。
ここはまだトロッコ軌道のレールがしっかり敷かれている。

荒川登山口から続くほぼ水平な道に出たのだ。

白谷雲水峡駐車場から2時間弱、順調に楽しく歩くことができた。
ここまで2組にしか会わなかったが、縄文杉のメインルートに出たら多くの観光客が歩いている。

縄文杉まではどんな山歩きになるのか楽しみになってきた。

(「縄文杉へ」に続く)


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