2021.07.05 MM第798号
縄文杉(じょうもんすぎ 1300m) 鹿児島県 屋久島
この山の私の印象等は・・・
「 3月下旬の平日でもツアー客で一杯だった 縄文杉 」
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2021年3月23日(火) 【天候】 曇りのち晴れ 【コース及び時間】 (白谷雲水峡駐車場~楠川分れ) 6:09白谷雲水峡駐車場-6:44くぐり杉6:49-7:11辻峠-7:19太鼓岩〈1050m〉7:22-7:31辻峠- 7:58楠川分れ- 【 (白谷雲水峡P~楠川分れ) 1時間41分 】 *ここまで No.795 で (楠川分れ~縄文杉~白谷雲水峡駐車場) *今回 楠川分れ8:03-8:32/37-8:56大株歩道入口9:01-9:18ウィルソン株9:22-9:52大王杉- 9:56トイレブース10:01-10:21縄文杉〈1300m〉10:35-10:41/48-11:30ウィルソン株11:37 -11:51大株歩道入口11:56-12:33/37-12:47楠川分れ-13:12/17-13:29辻峠-13:48白谷山荘 -13:53奉行杉コース分岐13:58-14:16奉行杉-14:39/44-14:52さつき吊り橋-15:05白谷雲水峡駐車場 【 (楠川分れ~縄文杉)1時間56分 (縄文杉~楠川分れ)1時間49分 (楠川分れ奉行杉経由~白谷雲水峡P)2時間03分 計 5時間48分 TOTAL 7時間29分 】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 【日帰り温泉】 楠川温泉 (200円) |
今でも使えそうな線路が続く(写真1) | 切り通しになっていて歩きやすい(写真2) |
左側に見える山が翁岳だろう(写真3) | 大株歩道入口には大勢が休憩中(写真4) |
ウィルソン株はハートの空が見える(写真5) | ウィルソン株でも団体がいくつも休憩中(写真6) |
南北2つのデッキができていた(写真7) | 多くの人が見物(写真8) |
20年ぶりに再会した縄文杉(写真9) | スイスイ歩いて行く(写真10) |
白谷山荘は静かだ(写真11) | 時間があるので奉行杉経由で(写真12) |
二代くぐり杉(写真13) | 奉行杉(写真14) |
こんな渓谷が好きだ(写真15) | 飛龍落とし(写真16) |
【感想 等】 3月18日からスタートした「屋久島の山歩き&レンタカーの旅 8日間」の6日目は白谷雲水峡と縄文杉である。 これまで愛子岳(No.786)、モッチョム岳(NO.787)、ヤクスギランド+太忠岳(NO.790)、黒味岳(NO.791)+宮之浦岳(NO.793)と歩いてきた。 今回のコースタイムは11時間40分である。普通では別々に2日に分けて歩くコースである。 11時間40分は今回の山歩き&レンタカーの旅で一番長いコースタイムである。 白谷雲水峡駐車場から2時間弱、楠川分れまでは順調に楽しく歩くことができた。 ここまでは白谷雲水峡(メルマガNo.795)で書いた。 ここから大株歩道入口まではトロッコ軌道である。 トロッコが走ることができるように平らな道なので歩きやすい。 今でも使えそうな線路が続く(写真1)。 補修用のパーツも置いてあり、レールも修理できそうである。 20年前より歩きやすくなったなぁと思い帰宅後調べたら、トイレのし尿を運ぶためにこのトロッコ軌道を現在も時々使っているそうだ。 また、中央の板はかつては敷いてない所もあったが、2018年に全線に敷かれたそうである。 この板があるので歩きやすくなり、時間も短縮できるようになっただろう。 小杉谷山荘跡のバイオトイレを過ぎ、どんどん進んでいく。 小山は切り通しになっていて本当に歩きやすい(写真2)。 後岳が見えてきた。 これまで屋久島の中心部を歩いているのだが、あまり周りは見えなかった。 左側に見える山が翁岳だろう(写真3)。 9時前、トロッコ軌道の終点、大株歩道入口に着いた。 そこには大勢のハイカーが休憩中であった(写真4)。 大型のトイレもあり、しかもこれからが登りの山道なので休むにはぴったりである。 ほとんどの人が「縄文杉」という同じ方向に向かって歩いているので、途中で会う人は私が追い抜かす人であった。 それらの人達は屋久杉自然館前からバスに乗り荒川登山口まで来て、トロッコ軌道を歩いてきた人達である。 ここで休んでいる人達も多いが、もっと多くの人が登っているのだろう。 ここには「午前10までにはここを出発してください。縄文杉を13時までには引き返してください。」などと書かれていた。 現在、9時少し前なので私はなんとか合格である。 さあ、少し休んだら他の団体が出発する前に出よう。 トロッコ軌道と違い、山道では追い抜きにくい。 大株歩道入口から10分余でウィルソン株であった。 これは何回見てもとても大きな切り株で圧倒される。 この中には祠や湧水がある。 またウィルソン株から上を覗くと場所によってはハートの空が見える(写真5)。 これも観光客に人気の1つだろう。 ここウィルソン株でも団体がいくつも休憩中であった(写真6)。 このような広い所がないと団体は休めないと言うこともあるのだろう。 木の板が敷かれた登山道を登って行く。 大株歩道入口から翁杉、ウィルソン株、夫婦杉と見てきた。 ここまでの登山道は「世界自然遺産」地域には入っていないのである。 携帯用トイレブースがあり、その先からが「世界自然遺産」地域に入る。 気のせいか、屋久杉も大きく感じ自然がより残っている感じである。 トイレブースから20分、縄文杉が現れた。 新しく南北2つのデッキができている(写真7)。 多くの人が見ることができるようになったが、縄文杉が遠くなった感じがする。 デッキには多くの人が見物をしている(写真8)。 みんなこれが目当てで、遠くから来て朝は早起きをして登ってきたのであるから・・・。 私も20年ぶりに再会した縄文杉をしばし楽しもう(写真9)。 木の高さ25.3m、周囲16.4m、直径は5.2mだという。 樹齢は2000年とも7200年とも言われている。 私の前回訪問した20年前は、縄文杉にとってはほんの一瞬前のことである。 木の生命力を感じないではいられない。 10時半過ぎ、下山を開始する。 歩いてきた感じでは縄文杉に行く人の90%がツアー客で、しかも縄文杉周辺で昼食である。 また、そのためのスペースを作ってある。 私はトイレブースの所のスペースで昼食にした。 また、携帯トイレ用のこのブースの中を見学してきた。 普通の山にもこんな携帯トイレブースができるといいのだが。 そしてウィルソン株にもまた立ち寄った。 登りでは混んでいたのでゆっくり見ることができなかったからだ。 登山客のほとんどはツアーに参加していて縄文杉周辺で昼食を取っていてこの時間に下山する人はほとんどいないからである。 また、この時間に登ってくる人もほとんどいない。 とっても歩きやすい。 12時前、大株歩道入口に着いた。 やはり休んでいる人は2、3人だった。 トロッコ軌道は歩きやすいから、スイスイ歩いて行く(写真10)。 ただ、ここで頑張りすぎると楠川分れから辻峠が足にくるのでほどほどにしないといけない。 12時半過ぎ、楠川分れに着いた。 ここから辻峠まで標高にして270mを登る。 ところどころ、自然石の昔の石畳が残る山道を登って行く。 13時半少し前、辻峠に着いた。 ここまで来ると「白谷雲水峡」地域に入るので観光客がいる。 辻峠では「辻の岩屋」の場所を聞かれたので教えてあげた。 行きには寄らなかった「白谷山荘」に寄った。 白谷山荘は静かで休んでいる人は誰もいない(写真11)。 時間があり体力も残っているので、分岐から奉行杉経由で行くことにした(写真12)。 「二代くぐり杉」を通る(写真13)。 そして、「奉行杉」に着く(写真14)。 これは白谷雲水峡で一番大きいそうだ。 名前の由来は江戸時代お奉行様が見回りに来てこの辺で休憩したからだそうである。 「三本槍杉」「三本足杉」「二代大杉」を過ぎ、さつき吊り橋分岐に着く。 「弥生杉」経由にしようか迷ったが簡単な渓谷横の道を選ぶ。 「白谷雲水峡」なのだから最後は渓谷を見たい。 私はこんな渓谷が好きだ(写真15)。 白谷雲水峡の中ではこの「飛龍落とし」が一番である(写真16)。 15時過ぎ、白谷雲水峡駐車場に着いた。 正味7時間半の山歩きであった。 時間も短縮できたし、多くの屋久杉を見て楽しめてよかった。 この日は「屋久杉総合自然公園」の中にある「ゆのこの湯」に入りたいと思っていた。 この「ゆのこの湯」は毎回お湯を替える予約制の個室風呂である。 しかし、何時に下山できるかわからないので予約は取ってなかった。 下山後、スマホを触るが作動しない。 電話をかけることができない。 アプリも動かない。 仕方がないので直接「ゆのこの湯」に行くも予約で埋まっているのでだめだという。 それで、またまた一番近くの「楠川温泉」にお世話になる。 屋久島に来て3回目の入浴である。 屋久島で最もリーズナブルだし、気持ちがいい温泉である。 スマホは再起動しても動かないのでアプリを削除、再インストールし直した。 後でわかったのは、アンドロイドスマホはこの日重要なソフトに不具合があり全国で不具合があったそうである。 自分のスマホが壊れたのかと焦ったが大丈夫でよかった。 |
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