2021.08.09 MM第802号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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天塩岳(てしおだけ 1558m) 北海道士別町・滝上町 日本二百名山


この山の私の印象等は・・・                                         

「 白いコマクサなど多くの花を楽しんだ 天塩岳 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2021年7月6日(火)

【天候】        曇り時々晴れ

【コース及び時間】

天塩岳ヒュッテP6:31-6:52新道コースへの分岐6:56-7:41/7:46-8:37前天塩岳〈1540m〉8:42-9:19/9:24-

9:36天塩岳〈1558m〉9:47-10:11西天塩岳ヒュッテ10:14-10:58/11:03-11:09天塩岳ヒュッテへの分岐-

11:30旧道へ合流11:35-11:57天塩岳ヒュッテP


     【登り 2時間46分  下り 1時間57分   合計4時間43分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。

【日帰り温泉】    協和温泉(500円) 北海道上川郡愛別町協和1区


  
天塩岳ヒュッテがある登山口(写真1) 旧林道を進んでいく(写真2)
早速コゼンタチバナが迎えてくれる(写真3) ウコンウツギ(写真4)
ヒメイソツツジ(写真5) 西天塩岳や丸山などの山々が見えてくる(写真6)
コマクサ、シロバナコマクサもたくさんあった(写真7) 前天塩岳(写真8)
コケモモ(写真9) 山頂付近はガスっていた(写真10)
アルプスのような高い山はないが山が深い(写真11) ハクサンチドリ(写真12)
アオノツガザクラ(写真13)  ニッコウキスゲ(写真14) 
天塩岳山頂(写真15)  ミヤマキンポウゲ(写真16)
ショウジョウバカマの花後か(写真17)   西天塩岳ヒュッテ(写真18)  
ハイオトギリ(写真19)   ベニバナイチヤクソウ(写真20)  
 

【感想 等】 

7月5日から13日まで北海道中部の山に行ってきた。
静岡空港から札幌丘珠空港への朝の便で飛び、食料を買い込み、夕方旭川に着く。

6時過ぎ、天塩岳の登山口である天塩岳ヒュッテに着いた。
車は3台止まっていたが、天塩岳ヒュッテには人影がなかった(写真1)。
きっと日帰りで私より先に登ったか西天塩岳ヒュッテに泊まっているかだろう。

旧林道を進んでいく(写真2)。
隣にはガマ沢が流れている。
大きなフキが葉を広げている。
時々沢を横切るが木の板を架けてくれてありありがたい。

7時少し前、新道コースの分岐に着いた。
今回は前天塩岳経由で天塩岳に登り、丸山経由の新道コースで下るという周遊のコースを取る。

ガマ沢をそのまま登る旧道コースと別れると急な登りになる。
樹林越しに同じくらいの標高の谷間に雪渓が残っているのが見える。

早速コゼンタチバナが迎えてくれる(写真3)。
その他の花もいくつかあるが名前はよくわからない。

ウコンウツギが次ぎ次と咲いている(写真4)。

木々の間から天塩岳方向が見えてきた。
山頂から少し下にかなりの雪渓が残っている。

傾斜がもっと急になり岩がゴロゴロした灌木の中の山道になった。
ここにもゴゼンタチバナがたくさん咲いている。

ヒメイソツツジの白い花も出始めた(写真5)。

西天塩岳や丸山などの山々が見えてくる(写真6)。
よく見ると西天塩岳ヒュッテも小さく見える。

雲は多いものの周りの山々も見えてきた。
山が深いのがわかる。

前天塩岳が近づくとコケモモのかわいい花がたくさん咲いている。
森林限界は超えているのでゴロ石と低木だけである。
ヒメイソツツジが一杯咲いている。

岩の間にコマクサ、シロバナコマクサがたくさんあった(写真7)。
シロバナコマクサを見るのは久しぶりであり、これほどたくさん咲いているのは見たことがない。
ある本によると、かつてはここ前天塩岳にはコマクサはなかったが誰かが植えたという。

エゾツツジの濃いピンク色の大きな花も少し咲いている。

8時半過ぎ、前天塩岳に着いた(写真8)。
残念ながらガスが立ちこめてしまった。

そんな時には足下に目をやり花などを楽しもう。
コケモモのかわいい釣り鐘型の花もいい(写真9)。

山頂付近はガスったままだが、なだらかな稜線歩きは苦にならない(写真10)。

時々ガスがどき、展望が広がる。
日本アルプスのような高い山はないが山が深い(写真11)。

紫色のハクサンチドリが咲いている(写真12)。

アオノツガザクラも咲いている(写真13)。
エゾウサギギクもある。

ニッコウキスゲも咲いている(写真14)。
ヨツバシオガマもある。

花を楽しんでいたら天塩岳に着いた(写真15)。
時刻は9時半過ぎ、今日は誰にも会わない。

同じ周遊コースを取っているので会わないのかもしれない。
全くの静寂でいいが・・・。

進行方向に西天塩岳が見える。
歩いて行くとだんだん西天塩岳ヒュッテが近づいてくる。

足下を見るとミヤマキンポウゲが咲いている(写真16)。

紫色ではないショウジョウバカマの花があるが、これは花の咲いたあとだろうか(写真17)。

10時過ぎ、西天塩岳ヒュッテに着いた(写真18)。
中も見たがなかなか立派な小屋である。

次回来た時には登山口の天塩岳ヒュッテかこの西天塩岳ヒュッテに泊まりたいものである。

周辺にはハイオトギリがたくさん咲いている(写真19)。
また山道の両脇にはヒメイソツツジの白い花がたくさん咲いている。
花の中央部が黒いエゾゴゼンタチバナも咲いている。

下っていくと植生はハイマツからシラカバの木に変わった。
やがて灌木類が多くなり、11時過ぎ天塩岳ヒュッテ方向への分岐に着いた。

そこで70代男性2人組に追いついた。
きっと私より早く出発し、私と同じルートで歩いてきたのだろう。

分岐から20分ほどで元の道に出た。
あとはガマ沢沿いに緩やかに下れば天塩岳ヒュッテのある登山口である。

ツマトリソウが咲いている。
そして、ベニバナイチヤクソウもある(写真20)。

12時前には天塩岳ヒュッテのある登山口に着いた。

たくさんの花に出会えて充実した山歩きの天塩岳であった。


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