2021.11.08 MM第815号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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入笠山(にゅうがさやま 1742m) 長野県伊那市・富士見町 

花の百名山 日本三百名山


この山の私の印象等は・・・                                         

「 快晴の中、ほぼ独占の湿原・山頂を楽しんだ秋の 入笠山 」
 

                        *下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2021年10月11日(月)

【天候】        快晴

【コース及び時間】

富士見パノラマリゾート駐車場8:30=(ゴンドラ)=8:42山頂駅8:50-8:55入笠湿原-9:04山彦荘-9:24分岐

(岩場コース)-9:34入笠山〈1955m〉9:44-(新コース)-9:58八ヶ岳展望台10:02-10:20山彦荘10:30-

10:38鐘打平-11:03山頂駅11:07=(ゴンドラ)=11:20富士見パノラマリゾート駐車場


     【登り 44分  下り 1時間5分   合計 1時間49分】


  
始発のゴンドラで山頂駅に(写真1) 山頂駅前から八ヶ岳を(写真2)
紅葉が始まっている(写真3) 入笠湿原(写真4)
葉に毛がないのでヨメナだろうか(写真5) エゾリンドウがところどころに(写真6)
アザミ(写真7) 山彦荘(写真8)
ススキが太陽に照らされて光っている(写真9) ホソバトリカブトが少し残っている(写真10)
マツムシソウ(写真11) 所々に紅葉した木が(写真12)
熊ササが斜光で輝いていた(写真13)  入笠山から八ヶ岳を(写真14) 
入笠山の山頂には誰もいない(写真15)  眼下に諏訪湖が見える(写真16)
八ヶ岳展望台ができていた(写真17)   富士山や八ヶ岳などが見える(写真18)
やっと裏側に着いた(写真19)   11時になり少し人が出てきた(写真20)  
 

【感想 等】 

「静岡県民ゴンドラ無料」という1面を使った富士見町のPR記事が静岡新聞に載っていた。
近くに行ったので利用して入笠山に行ってきた。
(11月14日までなのでまだ間に合う。長野、山梨、静岡県民は無料である)

入笠山は山頂駅前のドイツスズランが満開の時、冬の雪原、そして今年日本スズランが満開の時登っている(メルマガNo.801)。

無料だからゴンドラは混むのではないかと思い、週末は避け平日の始発に乗ろうと出かけて行った。
8時少し前に着くと思ったより車の台数は少なかった。

ゴンドラは8時半が始発である。
その頃になると車が少し増えてきたがすぐにゴンドラに乗れた(写真1)。

快晴で、山頂駅前から八ヶ岳がよく見える(写真2)。
手前の枯れ野原はドイツスズランである。
初夏とは全く違う風景である。

今年の6月に歩いたコースで山頂に行き、帰りは首切清水の方に少し下りた所から湿原に戻る新しいコースで戻る。
入笠湿原まで少し林道を歩いて行く。

両側にある広葉樹は紅葉が始まっている(写真3)。
カラマツ林の中の広葉樹も色づいている。

9時前、入笠湿原のシカ除けゲートに着いた。

入笠湿原は枯れ野原になっている(写真4)。
6月に来たとき日本スズランなど多くのお花が満開であったが、それらは全て枯れている。
もしかしたら今の時期花は咲いていないかもしれない、と思った。

白い菊に似た花が咲いている。
ノコンギクだろうか。
葉に毛がないのでヨメナだろうか(写真5)。
少しでも花があって良かった。

よく見ると、エゾリンドウがところどころに咲いている(写真6)。

また、アザミもある(写真7)。

9時過ぎ、山彦荘に着いた(写真8)。
ここのお姉さんがオープンの準備をしていた。
「帰りに寄ってください」と声をかけられた。

「カゴメの森」を通り「お花畑」に入る。
ススキが太陽に照らされて白く光っている(写真9)。

ホソバトリカブトが少し残っている(写真10)。

マツムシソウも1株あった(写真11)。

その先からは山道である。

所々に紅葉した木がある(写真12)。

やがて分岐に着いた。
右は「岩場コース」で、左側は「岩場迂回コース」である。
面白いことにコースタイムはどちらも15分で同じだという。

6月と同じく右側の「岩場コース」を選んだ。
樹林の中のクマザサが銀色に輝いている(写真13)。

ゴツゴツした急登を登り9時半過ぎ、入笠山の山頂に着いた。
八ヶ岳がよく見える(写真14)。

一番のゴンドラで来たので途中会う人も少なかった。
私が追い抜いた人はきっと沢入登山口から歩いてきた人だろう。
または山荘に泊まった人だ。

入笠山の山頂には誰もいない(写真15)。
全開の人が一杯の山頂とは大違いである。

山頂は開けていて360度の展望がある。
中央アルプス、富士山、御嶽山なども見える。

北アルプスの周辺は雲があり、見えなかった。
その眼下に諏訪湖が見えた(写真16)。

この日は冷たい風が吹いていた。
もっと楽しもうと思ったが、寒くなったので下ることにした。

首切清水の方に下っていく。
数分下ったところに「←マナスル山荘15分、ゴンドラ山頂駅40分」という標識がある。

中腹の樹林帯を戻る感じのコースである。
すぐ下には林道が通っていて、途中に「八ヶ岳ビューポイント」がある。
ちょうどその上辺りに八ヶ岳展望台ができていた(写真17)。

展望台からは富士山や八ヶ岳などが見える(写真18)。
ゴンドラ山頂駅方向から歩いてきた数人とすれ違った。
そんなコースの取り方をする人達もあるんだ、と感心した。

10時過ぎ、「お花畑」への入口に着いた。
お花畑を下っていき、10分で山彦荘に着いた。

自然教室に来た中学生が大勢休んでいた。
ここには公衆トイレと広場があり団体が休憩するにはぴったりである。

今回の「静岡県民ゴンドラ無料」にはもう1つおまけが付いていた。
ゴンドラのチケット売り場で「富士見町周遊割引券 300円」をいただいたのだ。

わかっていればお弁当は用意せず山荘で300円引きで昼食をいただいたのだが、食べたいもの買いたいものがない。
ちょうど店頭に「冷たい牛乳100円」「そばドラ180円」と書いてあった。
喉が渇いていたので牛乳をいただきながらそば粉の入ったどら焼きを食べる。
おいしい。

山荘の方に、ここで6月に見た釜無アツモリソウとキイロアツモリソウの話や紅葉の話をする。
周辺ではカラマツの葉はあまり黄色くなっていなかったが落ち始めていた。
カラマツは今が紅葉の時で、ここでの紅葉はこの程度だという。

入笠湿原に入り景色を楽しみながら進む。
湿原にはたくさんの木道があり、進んでいくと林道に出て鐘打平に着いた。
北側から山野草公園を経由してゴンドラ山頂駅に戻ろうとしたが、GPSを使っていなかったので道がわからなくなった。
入笠湿原に戻れば簡単だがそれではつまらない。

分岐を北東に進んでいくと、林道は下りになりどうも違う。
鐘打平に戻りそこに設置してある地図を見ると東に進むようだ。
そして、やっと裏側の入口に着いた(写真19)。
入口近くの紅葉が素晴らしい。

山野草公園を通り11時過ぎゴンドラ山頂駅前に着いた。
11時になり少し人が出てきた(写真20)。

天気もいいし、気温も過ごしやすく気持ちのよい紅葉の入笠山であった。


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