2022.03.07MM第832号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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富士見岳(ふじみだけ 1078m)  静岡県静岡市

この山の私の印象等は・・・                                         

「 氷瀑と富士山展望を楽しんだ 富士見岳 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2022年2月22日(火)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】  氷瀑経由時計回りに周遊

俵峰P8:02-8:11真冨士山登山口-8:37引落峠8:40-9:08氷瀑9:28-9:55一本杉(稜線)9:59-

10:11富士見岳〈1078m〉10:58-11:34駒引峠-11:58農道-12:21俵峰P


  【登り 1時間42分  下り 1時間23分   合計 3時間5分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
俵峰の駐車場(写真1) 真冨士山登山口(写真2)
ロープも付けてくれてある(写真3) 山道が凍っている(写真4)
左下に氷瀑が見えてきた(写真5) 氷瀑1(写真6)
氷瀑2(写真7) 山道はもっと凍っている(写真8)
一本杉で稜線に出る(写真9) 雪はあるがアイゼンはいらない(写真10)
富士見岳1078m(写真11) 静岡市街が見える(写真12)
安倍奥の山々も白い(写真13)  富士見岳からの富士(写真14) 
ここは雪が多い(写真15)  江戸時代の地蔵(駒引峠)(写真16)
ミツマタがたくさんあった(写真17)   俵峰集落の歴史が詰まっている(写真18)  
 

【感想 等】 

温暖な静岡に住んでいるが、家から1時間以内の場所に氷瀑が出現するというので昨年から気になっていた。
3月になれば溶けてしまうので今しかないと出かけた。

地元新聞のニュースに取り上げられたので週末は駐車場がないくらいの混みようだという。
しかもそれらの観光客はアイゼンなしに登っていって滑って困っていると行った人が話していた。新聞では記事にする場合は必要な装備まで書いてほしいものである。

平日の通勤ラッシュにぶつからないように少し早めに家を出発する。

8時に俵峰の駐車場に着くと車は全部で5台(写真1)。
まだ駐車場はかなり空いている。

集落のおじさんが来て氷瀑の様子を説明してくれた。
ありがたいことである。

茶畑や集落を見ながら歩いて行く。
道路を10分ほど歩くと真冨士山登山口に着く(写真2)。

それほど大変な山道ではないがロープも付けてくれてある(写真3)。

真冨士山登山口から30分弱で引落峠に着いた。

峠から20分余行くと、山道が凍っている(写真4)。
沢にも雪が残っていると思っていたら左下に氷瀑が見えてきた(写真5)。
先客が1人氷瀑の所にいるのでその大きさがわかる。

軽アイゼンを付けて下に下りる。
それほど寒いとは思わないがよく凍ったものである(写真6、7)。
染み出てきた水が徐々に凍ったのだろう。

もう溶け始めていた。
きっと今週いっぱいが見頃だろう。
今回の山歩きは急ではあったが来てよかった。

ここから真冨士山に登ることもできるが引き返してこなくてはならない。
今回は隣にある富士見岳を周遊して車に戻る計画である。
富士見岳は以前登ったことはあるが印象の薄い山である。

「富士見」と名が付くのであるから、どれくらい素晴らしい富士山が見えるか楽しみにして歩いて行く。

標高が上がったからだろうか。
山道はもっと凍っている(写真8)。

しかしその先は雪が減ってきたのでアイゼンを外す。
10時前、一本杉に着き、ここで稜線に出る(写真9)。

かつて鯨が池から真冨士山まで歩いたことがあるが、そのとき以来の稜線である。
稜線にも雪はあるがアイゼンはいらない(写真10)。

一本杉から10分余、富士見岳1078mに着いた(写真11)。
途中樹林の間から富士山は少し見えたが富士見岳山頂の多くは木々で囲まれていて展望はそれほどよいとは言えない。
この写真に写っているのは竜爪山である。

その横には静岡市街が見える(写真12)。
駿河湾や伊豆半島も見ることができる。

そして反対側には安倍奥の山々も白く見える(写真13)。

見えないのは富士山か、と少し戻るように富士を探すとあった(写真14)。
富士見岳だから富士が見えなければ別の山名にした方がよい。
しっかり見えてよかった。

名付けられた時には木々もなく富士山がよく見えたのかもしれない。
少し早いが昼食にした。

その先は雪は少ない所が多かったが、写真を撮ったここは雪が多い(写真15)。

30分余で駒引峠に着いた。
ここには江戸時代の地蔵がある(写真16)。
右上に文政6年と彫られている。
馬を使って集落へ木材を下ろしていたのだろうか。

駒引峠付近は林業が盛んな地域なのだろう。
間伐がしっかり行われていてここには木材を下ろすための林道が作られている。

その先にはミツマタがたくさんあった(写真17)。
植えたのか、他の木は切ったがミツマタだけ残したのか、ミツマタはこんな所に生えやすいのか・・・。

歩いて行くと舗装された農道に出た。
道なりに下っていくと朝通った真冨士山登山口近くに出た。

あとは来た道を戻れば駐車場である。

車を止めた近くには郵便ポストや公民館もあった。
そして「道路開通記念碑」などがあり、そこには昭和31年と彫られている。
ここには俵峰集落の歴史が詰まっている(写真18)。

12時半前には車に戻ることができた。
半日ではあったが、氷瀑を見れ富士見岳からの富士も見ることができてよかった。


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