2022.04.18MM第838号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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阿知ヶ谷アルプス(あちがやあるぷす 211m) 静岡県島田市

この山の私の印象等は・・・                                         

「 春の山や展望を楽しんだ 阿知ヶ谷アルプス4山 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2022年4月10日(日)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】  

白岩寺公園駐車場8:58-9:02白岩寺9:05-9:14白岩寺山(白岩寺公園)〈160m〉9:17-9:22地蔵山〈187m〉

9:25-9:33金谷沢山〈175m〉-9:45八幡山〈211m〉(八幡パノラマ台)9:52-10:03立石稲荷10:08-10:33

白岩寺公園駐車場


      【 周遊合計 1時間14分 】



*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
白岩寺公園駐車場の案内板(写真1) 白岩寺(写真2)
白岩寺の地蔵達(写真3) ニョイスミレだろうか(写真4)
縦走路唯一見つけた耕作地(写真5) 何というスミレだろうか(写真6)
サクラがまだ咲いていた(写真7) 白岩寺公園からの大井川方向の展望(写真8)
タケノコ堀の農家(写真9) 地蔵山のお地蔵さん(写真10)
よく踏み込まれている山道(写真11) 金谷沢山(写真12)
アリドオシの赤い実2つ(写真13)  八幡山[211m](写真14) 
八幡パノラマ台はこのコース1番(写真15) タチツボスミレがたくさん(写真16)
立石稲荷、ご神体はこの石(写真17)  道路に出て山麓を車へ戻る(写真18) 
 

【感想 等】 

最近全国にミニアルプスがたくさん誕生している。
新日本百名山(岩崎氏らが選定)に沼津アルプスが選ばれているのを本で知り、私が焼津にある山塊を「焼津アルプス」と名付け全国に発信し始めてから20年になる。

「○○アルプス」というとまた違った印象を受け、1つのまとまった山塊として捉えられていい。

焼津アルプス愛好会の山歩きに参加している方から島田の「阿知ヶ谷アルプス」を歩いてきた、という話を聞いた。
どこにあるのか、どんな山なのか、私が歩いたことがある山なのか等全くわからなかった。

ネットで調べてみると家から30分くらいの所にある標高200mほどの山塊と言うことがわかった。

地方版の新聞に地元の山の会で写真展をやっているという記事を目にしたので、その2つが目的で出かけた。
前回の潮山同様、スマホの地図アプリは使わない。

考えたり困ったら道を尋ねて歩くことにした。
潮山の反省で地形図は必要だと思い、歩くコースを記入して持参した。

9時前に白岩寺公園駐車場に着く。
そこにはわかりやすい案内板が設置されていた(写真1)。

道路の両側に駐車場はあり、仮設のトイレもある。
また日曜日ということもあり15台ほどが駐車してあった。

すぐに出発し細いコンクリート道を上っていくと5分で白岩寺に着いた(写真2)。
奉納されたたくさんの折り鶴が置かれている。
また、屋根の付いた所にたくさんのお地蔵さんがある(写真3)。
寺の歴史を感じるとともに地域に愛された存在であることがわかる。

上に登っていこう。
クサイチゴの白い花がたくさん咲いている。
ニョイスミレもある(写真4)。

上がっていくと縦走路唯一見つけた耕作地の茶畑である(写真5)。
阿知ヶ谷アルプスは、ほとんどが雑木、あまり手入れをされていない杉林、竹林であった。

その先にはスミレが咲いていたが、これは何というスミレだろうか(写真6)。

駐車場を出てから10分余、白岩寺公園に着いた。
ここが白岩寺山(標高160m)である。

まだサクラの花が残っていた(写真7)。
山頂はよく整備されていてスイセンなどが植えられている。

そして展望もいい。
大井川方向の展望が特にいい(写真8)。
春霞で鮮明には見えないのが残念ではある。

東方向は灌木が大きくなってきているが、ここからは富士山や伊豆半島が見えるようだ。
そこには展望図が飾られていたが、その中には焼津アルプスの高草山、花沢山も載っていた。

その先の竹林では2人がタケノコ堀をしていた(写真9)。
結構収穫はあるようだが、ちゃまきで背負って白岩寺公園下まで下ろさなくてはならない。

白岩寺公園から5分で地蔵山であった。
樹林で覆われた狭い山頂の真ん中にはお地蔵さんが安置されていた(写真10)。

他の所もそうであるが、よく踏み込まれ歩かれている山道である(写真11)。
地蔵山から8分で金谷沢山であった(写真12)。

その先には「八幡 富士展望台」と表示された所があったが、何が見えるのかよくわからなかった。
天気がよければ「本物の富士山が見えるのか?」「八幡富士が見えるのか?」

この山にも細いとげのある「アリドオシ」がたくさん生えている。
しかもアリドオシは1つの赤い実があるので「1両」という呼び名もあるのだが、2つの赤い実が付いたものが多い(写真13)。

阿知ヶ谷アルプスの最高峰、八幡山[211m]に着いた(写真14)。
駐車場を出発してから1時間も経っていない。
まさに「ミニアルプス」である。

すぐ先に「八幡パノラマ台」がある。
ここはこのコース1番素晴らしい場所だ(写真15)。

写真のように展望できる山々が描いてくれてある。
富士山も見えるというので探すと、うっすらと見ることができた。
ベンチもたくさんありここで昼食もなかなかいいだろう。

立石稲荷方向に下っていくと、タチツボスミレがたくさん咲いていた(写真16)。
そしてすぐに「立石稲荷」に着いた。
3本の赤鳥居の上にはご神体の石があった(写真17)。
社はなく、石を祭ってあるようだ。

こんな辺鄙な所にある立石稲荷であるが、百数十年前に起源があり焼津の漁師や島田の芸人達から「津田のお稲荷さん」として信仰があったという。近くにありながら初めて聞くこの稲荷ではあるが・・・。

ここからは道路に出る。
前回の潮山同様、高架の道路がある。
国道1号線の道路だ(写真18)。

川に沿って東に進めば白岩寺公園駐車場に戻ることができる。
釣月寺などを見ながら10時半過ぎ、車に戻ることができた。

4つの山があり最高峰が標高200m余というミニアルプスであったが、展望もよく、地元の方達に愛され多くの方が歩いたり楽しんでいて好感が持てる山であった。


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