2022.05.16MM第842号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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安城岬から大田子(安城岬歩道、堂ヶ島歩道、燈明ヶ崎歩道) 静岡県西伊豆町

この山の私の印象等は・・・                                         

「 小雨の中、春を感じながら歩いた西伊豆歩道 安城岬-大田子 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2022年4月24日(日)

【天候】        小雨

【コース及び時間】

西伊豆町浜橋10:49-10:56安城岬ふれあい公園-11:15亀甲岩11:23-11:44仁科港-11:57堂ヶ島12:10

-12:19天窓洞-12:32瀬浜海岸-12:54浮島海岸-13:11東屋13:16-13:37田子港-13:56田子14:01-

14:06大田子



      【 安城岬歩道、堂ヶ島歩道、燈明ヶ崎歩道  合計2時間45分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
ハナダイコンの咲く海岸沿いの道、安城岬(写真1) タツナミソウ(写真2)
「西伊豆歩道」はよく整備されている(写真3) 自然の雑木林が続く(写真4)
亀甲岩付近から見える島々(写真5) 亀甲岩(写真6)
乗浜海岸(写真7) ハマヒルガオ(写真8)
一面ツワブキ(写真9) 堂ヶ島園公園にて(写真10)
堂ヶ島、天窓洞(写真11) 干潮時にはトンボロが現れる瀬浜(写真12)
ヤツデの林(写真13)  浮島海岸(写真14) 
火山と波によってできたであろう風景(写真15) 燈明ヶ崎コースからの展望(写真16)
岩を削って作った階段に歴史を感じる(写真17)  ヤマツツジ(写真18) 
シロバナウツギ?(写真19)   田子港(写真20)  
 

【感想 等】 

4月下旬、3日間伊豆の山と海を歩いてきた。

伊豆半島の山や海は今までも何回か歩いているが、今回はまだ歩いていない所を伊豆半島ジオパークトレッキングガイド「伊豆の山歩き海歩き」を参考にして歩くことにした。

今回行きたい所は西伊豆、南伊豆、東伊豆、中伊豆にあり、それらを回ると伊豆半島を一周することになる。
また、出発地点やゴール地点にはバスで行くこともできるがバスの便はあまり良くないので今回は車に自転車を乗せていき、ゴール地点に車を止めスタート地点までサイクリングで移動することにした。

車で時計と反対回りで伊豆半島を回り最後に天城山周辺を歩く。

大田子に車を止め、10時半過ぎスタート地点の西伊豆町の浜橋に自転車で到着した。
橋を渡り北西に進んでいくとすぐに「安城岬ふれあい公園」に着いた。
ここには駐車場があるが、車は1台止まっているだけである。

日曜日ではあるが小雨では海岸や岬に来る人は少ないのだろう。
インバウンドを意識して設置されたのだろう、案内板は英語、韓国語、スペイン語で書かれている。

2つのコースがあるので時計回りに周遊することにした。
ハナダイコンの咲く海岸沿いの道を進んでいく(写真1)。
一番高い所だろうか、コース上に三角点があった。

足下には藤色のタツナミソウが咲いている(写真2)。
今、静岡の家では玄関先にちょうど白いタツナミソウがたくさん咲いているがその仲間に会えてうれしい。

2007年春から伊豆歩道を歩いているがよく台風等で痛めつけられるが「伊豆歩道」はよく整備されている(写真3)。
自然の雑木林が続く(写真4)。
ここにもかつて人工的な木々は植えられているのかもしれないが、私の家の近くの里山と違って自然の木々がたくさんあるのがいい。

亀甲岩付近から海や島々が見えてきた(写真5)。
伊豆の海岸にはこのように穴の空いた所がたくさんある。

11時過ぎ、亀甲岩に着いた(写真6)。
写真の右隅の岩が亀甲岩(かめごういわ)である。
色が違った少し亀の甲羅に似た岩であるが・・・。

安城岬ふれあい公園に戻り、北北西に海岸を進んでいく。
小さな仁科漁港を過ぎ、乗浜海岸に来た(写真7)。

人っ子1人いない。
小雨の中ハマヒルガオが咲いていた(写真8)。
これは静岡の砂浜にも咲いている。

堂ヶ島の遊覧船発着所が見えてきた。
小雨のため昼食を取れないでいたので遊覧船乗り場近くの東屋で昼食にする。

遊覧船に乗る観光客はいるもののごくわずかだ。
4月下旬の日曜日、小雨のためか会う人が少ない。

堂ヶ島「天窓洞」に向かおう。
堂ヶ島園公園になっている手すりの付いた階段を上っていく。
一面にツワブキが生えている(写真9)。

我が家の庭にも生えている植物であるが、伊豆の海岸ではよく見かける。
しかし、一面全部がツワブキという所は少ない。

堂ヶ島園公園の先に出ると海が見えてきた(写真10)。
波に削られたであろう岩には地層の横縞の模様が見える。
この辺りはかつては海底火山だったと説明板に書かれている。

小山の中に「天窓洞」があった(写真11)。
しかも、ちょうど船が入ってきた。
波で削られた柔らかい所がトンネル状になり、雨などの影響もありぽっかり穴が空いたのだろうか。

その先の海岸には、干潮時にはトンボロが現れる瀬浜がある(写真12)。
沖にある4つの島を合わせて三四郎島というそうだ。
島と陸がつながり海が2つに割れるトンボロは台湾の澎湖県にもあるということで西伊豆町は澎湖県と2015年に友好公園を結んだという看板があった。
台湾に住んでいた時澎湖島には行ったことがある。
そこはたくさんの島からなる景色の良い所であった。
澎湖島では干満の差を利用して囲いの中に魚を追い込み獲る石を並べた仕掛けが印象的であった。

海岸にはヤツデの林があった(写真13)。
大きな木ばかりでなく根元の幼木もすべてヤツデの木だ。

ここ瀬浜から田子へと続く「燈明ヶ崎コース」が始まる。
田子入口バス停を過ぎ、西に入っていくと浮島海岸に着いた(写真14)。
1人ボードでマリンスポーツを楽しんでいる人がいる。

その先には火山と波によってできたであろう風景がある(写真15)。

燈明ヶ崎コースからの展望はなかなかいい(写真16)。

そこには石の階段があった。
それは岩を手作業で削って作った階段で、そこに歴史を感じる(写真17)。
ここに山道が必要であったからずっと前に苦労して作ったのだろう。

その先の道にはヤマツツジが咲いている(写真18)。
道は緩やかに上っていく。

上がった所には東屋があり、海が見える。
付近には白い花が咲いている。
シロバナウツギだろうか?(写真19)。

13時半過ぎ、下っていくと田子港に出た(写真20)。
大田子は近いかと思ったが、大田子は小さな湾を3つ越えた先である。

田子が少し町なのにびっくりした。
14時過ぎ、夕日で有名な大田子に着いた。

小雨の中であったが、3つの西伊豆歩道をつなげ春を感じながら海岸コースを楽しむことができた。


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