2022.06.06 MM第845号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山

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満観峰[5月](まんかんほう 470m)

静岡県焼津市・静岡市・藤枝市 日本百低山 焼津アルプス

この山の私の印象等は・・・                                         

「 宇津ノ谷峠の歴史を学び、春の新緑を楽しんだ 満観峰 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2022年5月28日(土)

【天候】        晴れ

【コース及び時間】 登り(宇津ノ谷集落経由宇津ノ谷峠コース) 下り(逆川コース)


道の駅『宇津ノ谷峠』P発9:11-9:22明治トンネル-9:41旧東海道宇津ノ谷峠-9:42林道9:47-10:12

つたの細道宇津ノ谷峠10:15-10:41/46-11:18/23-11:48〈444mP〉-12:04鞍掛峠コースと合流12:09

-12:17満観峰〈470m〉13:20(新茶摘み)-13:44舟川コース分岐-14:05逆川コース登山口14:10-

14:36道の駅『宇津ノ谷峠』P


      【 登り(宇津ノ谷峠コース) 2時間43分   下り(逆川コース) 1時間11分   合計 3時間54
分 】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


【日帰り温泉】   エキチカ温泉くろしお (JR焼津駅前) 


  
道の駅「宇津ノ谷峠」を出発(写真1) よく整備された宇津ノ谷集落(写真2)
ユキノシタ(写真3) 明治トンネル(写真4)
旧東海道入口(写真5) 旧東海道の宇津ノ谷峠(写真6)
旧宇津ノ谷峠(写真7) コアジサイ(写真8)
このコースで一番太い木(写真9) 鞍掛峠への道に合流(写真10)
モリアオガエルの卵(写真11) 駿河湾、焼津港が見える(写真12)
満観峰山頂(写真13) サクランボが実っている(写真14) 
昼食後の休憩(写真15) テンナンショウ(写真16)
逆川に下る(写真17)  逆川集落(写真18)
 

【感想 等】 

一昨日は「5/28 宇津ノ谷集落から尾根を歩き新緑を楽しむ満観峰ウオーク」に参加していただきありがとうございました。
いつもより少し長いコースでしたが、みなさん頑張って歩き通すことができました。

9時過ぎ、道の駅「宇津ノ谷峠」を出発しました(写真1)。
この日は他の団体も同じ時刻に集合だったので登山者用駐車場はいっぱいでした。

ここ宇津ノ谷は、静岡側から藤枝側に越える道は6本あります。
江戸(東京)、東国と名古屋、京都、大阪を結ぶ大事な宇津ノ谷峠越えの歴史を垣間見ることができる場所でもあります。
出発までの待つ時間、「6本の道は何か」というクイズを出し考えてもらいました。

それは歴史順に、蔦の細道宇津ノ谷峠越え、旧東海道宇津ノ谷峠越え、明治トンネル、大正トンネル、昭和トンネル、平成トンネルです。

県道208号線を歩き、陸橋の上から昭和トンネル、平成トンネルを見ました。
昭和トンネルは現国道1号線の下り車線になり、平成トンネルは国道1号線の上り車線になっています。

そして宇津ノ谷集落に入っていきました(写真2)。
静岡側には丸子宿、藤枝側には岡部宿がありますが、峠の手前の集落で江戸時代には栄えただろう形跡が残り、屋号や歴史を感じさせる民家が残っています。

宇津ノ谷集落を通過し登っていくとユキノシタがたくさん咲いていました(写真3)。

その先には明治トンネルがあります(写真4)。
日本で最初の有料トンネルだったということです。
当時は乗用車はありませんでしたので、一番高いのは「大荷車3銭2厘」だったと説明板に書かれていました。
今の金額にすると500円くらいでしょうか。

少し戻り旧東海道に入っていきます(写真5)。
かつて幅3mの道を整備したそうです。

馬頭観音や峠の地蔵堂跡を見て旧東海道を通り宇津ノ谷峠に着きました(写真6)。
集合場所に使わせていただいた道の駅「宇津ノ谷峠」は藤枝側に1つ、静岡側に下り上りの2つの計3つがあります。

それなのに本物の宇津ノ谷峠には公式の表示がなく、誰かが書いてくれた板が付けられています。
なぜ標識がないのか不思議です。

ここから尾根道を蔦の細道を通り旧宇津ノ谷峠に向かいます。
途中ウラジロがたくさん生えています。

出発から約1時間、旧宇津ノ谷峠に着きました(写真7)。
クイズに出した6つの答えの内5つを見ました。

後1つは初めに歩いた県道208号線を進んでいくと大正トンネルがあります。
よかったら今度通ってみてください。

時刻は10時過ぎです。
これからが尾根歩き本番です。

ハナミョウガやコアジサイなどの花を見たりして歩いて行きます(写真8)。
晴れて気温は高いですが、日陰歩きで時々涼しい風が来て思ったより汗はかきませんでした。

このコースで一番太い木を見たりアリドオシの木を見たりして歩きます(写真9)。

12時過ぎ、鞍掛峠からの道に合流しました(写真10)。
ここまで来ればあとわずかで山頂です。

山頂手前に今年もモリアオガエルの卵が付いていました(写真11)。
産卵はいつもより早かったようで、数は少なく形も潰れていました。

山頂手前からは駿河湾、焼津港が見えます(写真12)。

鞍掛峠からの道に合流してから数分で満観峰山頂です(写真13)。
いつもより1時間ほど多くの時間がかかりましたが、無事山頂に着きました。

炎天下は暑いので多くの方が木々の日陰で昼食休憩をしています。

参加の男性陣の多くは日陰で昼食休憩しました。

木を見上げると小さなサクランボが実っていました(写真14)。
熟したのは少し甘くて何とか食べることができました。

女性陣は日向のベンチで駿河湾、伊豆半島や山々などを見ながら休んでいます(写真15)。
天気もいいし、ここからの展望はいくら見ても飽きません。

昼食休憩の時間を使い耕作をやめた茶畑で新茶葉を摘みます。
下山後に天ぷらにして食べるためです。


帰りは逆川コースです。
少し下るとテンナンショウの花が咲いています(写真16)。
宇津ノ谷峠コースではほとんどが花が終わり実ができ始めていましたが、ここのは少し遅いようです。

竹林ではまだ食べ頃のタケノコも生えていました。
これらのことは標高も高いし北側斜面のためでしょうか。

昼食を取り休憩してみなさん元気に下っていきます。

一昨日の雨で水量の多い沢を見ながら下っていきます(写真17)。

山頂から45分で登山口に着き、逆川集落を行きます(写真18)。
今年の山歩きは5月の下旬なので茶摘みは終わったようで逆川の荒茶工場は閉まっていました。

よく手入れのされた茶畑や木々を見ながら舗装道路を歩いて行き、14時半過ぎ道の駅「宇津ノ谷峠」に着きました。

宇津ノ谷峠の歴史を見て、新緑の日陰の樹林帯を歩き満観峰を周遊した1日でした。

下山後は希望者でエキチカ温泉くろしおに行きました。
弱アルカリ性の塩化物泉という泉質の焼津温泉に入浴後、新茶の天ぷらをつまみにビールをいただきました。
この時しか食べることができない新茶の天ぷらは最高です。

これからの遠征など山の話に花が咲きました。
山歩き+αもまた楽しいですね。
山の仲間はありがたいです。



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