2022.10.03 MM第862号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2022年9月26日(月) 【天候】 晴れ 【コース及び時間】 道の駅「宇津ノ谷峠」P9:13-宇津ノ谷集落-9:31宇津ノ谷峠-9:47[279mp]9:59-10:50谷川峠分岐10:58 -11:11ロンショウ〈412m〉-11:35飯間山〈482m〉12:01-12:40大鈩山〈356m〉12:47-(道違い)-14:01/05 -14:08農道-吉津バス停14:25 【登り(飯間山まで)2時間1分 下り(飯間山から)2時間13分 合計 4時間14分】 *コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 |
道の駅「宇津ノ谷峠」Pを出発(写真1) | 歴史の残る宇津ノ谷集落(写真2) |
旧東海道山道入口(写真3) | 宇津ノ谷峠(写真4) |
倒木や竹が山道を塞ぐ(写真5) | 山が深い(写真6) |
両側切れた細尾根(写真7) | 新しい標識がいっぱい(写真8) |
ロンショウ(写真9) | ロンショウの丘(写真10) |
飯間山(写真11) | コアジサイ(写真12) |
いろいろなキノコが生えていた(写真13) | 大鈩山(写真14) |
マダニがズボンに付いていた(写真15) | 深い山々が見える(写真16) |
草刈りなしのススキと荊、ひっつき虫(写真17) | ひっつき虫ばかりの山道(写真18) |
農道に出た(写真19) | 飯間集落に着いた(写真20) |
バスは1時間に1本だ(写真21) | ラッキー!すぐにバスが来た(写真22) |
【感想 等】 静岡県の各地で大きな被害を残した1000hp最大風速秒速18mという小さな台風15号が去り、後片付けも一段落したので、次の山歩き候補の下調べに宇津ノ谷峠から北に続く6つの山々を歩きに出かけた。 この山々は最近「丸子アルプス」と名付けられている。 台風15号の翌日の日曜日にも歩いたという書き込みがあった。 私は4年前に同じコースを6時間かけて歩いている。 「展望もなく誰にも会わなかった静かな 宇津ノ谷峠北6山縦走(メルマガ&HP No.628)」とHPに載せてある。■■ 来年2月にはここで「丸子アルプストレイルラン」が開催されるという。 登山道の整備状況を知りたいし、標識はどの程度整備されたか確かめたくなった。 今回は急に思い立っての山歩きで、紙媒体の地図を忘れ、スマホのymapGPSと4年前の記憶が頼りである。 ネットに「最近整備されている」と写真付きで出ていたので何とかなると思った。 9時過ぎ、道の駅「宇津ノ谷峠」を出発した(写真1)。 台風通過の3日目、月曜日と言うこともあって人は少ない。 国道1号線を陸橋で渡り、歴史の残る宇津ノ谷集落に入る(写真2)。 ここも歩いている人は全くいない。 歴史を感じる両側の民家を見ながら進んでいく。 すぐに山道に入る(写真3)。 その脇にはまだガクアジサイの花が残っていた。 途中には馬頭観音があり、花が供えられている。 馬でここを通った歴史を感じる。 出発から20分弱、宇津ノ谷峠に着いた(写真4)。 写真のように誰かが付けた手作りの標識である。 道の駅の名前にもなっているのだが、正式な標識がないのは不思議でならない。 峠から左に行くと「つたの細道」や満観峰に行き、右に行くとロンショウや飯間山に向かう。 右の飯間山方向に急坂を登っていく。 そこにはロープも付けられている。 宇津ノ谷峠から20分弱で279mの三角点に着いた。 この手前でY字になっていて右方向に「←飯間山」と手作りの標識があるが、左はどこに行くのか標識がほしい所である。 10分ほど行くと倒れた竹がたくさんある(写真5)。 今回の台風14、15号で倒れたのかそれともその前からそのような状態だったかはわからないが・・・。 やがて少しだけ展望が開け山が深いのがわかる(写真6)。 下には農道があって茶畑が見える。 そして両側切れた細尾根がある(写真7)。 11時前、谷川峠分岐に着くが、以前見なかった新しい標識がいっぱいある(写真8)。 わかりやすしありがたい。 これが新しく整備したという標識だろう。 その先の登りには新しいトラロープが取り付けられていた。 11時過ぎ、ロンショウ(標高412m)へ着いた(写真9)。 4年前には三角点と小さな表示しかなかったが、今回はたくさんのベンチもある。 そこから5分で「ロンショウの丘」に着いた(写真10)。 木が伐採され、樹林の間から少しだけ展望ができる場所で、ベンチがたくさん設置されている。 これら全て、4年前にはなかった物である。 11時30分、1つめの鉄塔を過ぎ、飯間山(標高482m)に着いた(写真11)。 飯間山には三角点はあるものの杉林に囲まれ展望はない。 そこから10分ほどで二つ目の鉄塔に着いた。 今回は残念ながら展望がない。 前回は12月だったので雪の富士が見えた。 コアジサイ(写真12)やいろいろなキノコを見ながら進む(写真13)。 12時40分、大鈩山[おおだたらやま](標高356m)に着いた(写真14)。 ロンショウ(標高412m)、飯間山(標高482m)、大鈩山(標高356m)とどれも展望がない。 登山道の多くも山頂も樹木に覆われていて現在地がわかりづらい。 どういうわけか頼りの山アプリが動かない。 楽天スマホは当てにならないので、サブのドコモも持ってきたがこれも道の駅宇津ノ谷峠で止まったまま動いていない。 山アプリがうまく動けば山歩きは簡単なのだがこんなことがあるから100%信用してはだめだ。 それにしても天城山で楽天スマホで大変困ったのでドコモのスマホを買ったのに残念である。 google mapで現在地を調べたら、これは安倍川河口付近にカーソルがある。 全くGPSが機能しない、どういうわけだろうか。 ネットには太陽の活動のせいだ、雲の影響だという書き込みもあるが・・・。 ベンチで休みながら、ふとズボンを見るとマダニが付いていた(写真15)。 指で取ろうとしたがなかなか取れなかった。 数回はじいてやっと地面に落ちた。 噛まれなかったのはラッキーだった。 数分歩くと、木々の間から山々が見える。 そして静岡は山々が深いことがわかる(写真16)。 5重に重なっているが、遠くに見えるのは左が竜爪山で、右が十枚山だろう。 13時、3つ目の鉄塔に着いた。 3つ目の鉄塔は駿河峰(標高410m)のずっと先のはずである。 少しおかしいと思いながら草刈りをしてないススキと荊、ひっつき虫だらけの鉄塔の下を通る(写真17)。 草ボウボウなのでそこで道も不鮮明になった。 大鈩山から40分歩くと「←飯間山 飯間集落→(令和元年)」という手作りの標識があった。 完全に道を間違えたのがわかった。 40分歩けば駿河峰に着くはずである。 大鈩山周辺には分岐の標識はなかったように思うが、私が分岐を見落としたのかもしれない。 地図を見ると、東に進むのであるが真っ直ぐ北に進んできてしまったようだ。 丸子アルプスは小さな山塊である。下山すればそこには集落があり道路がある。 わざわざ戻らないで飯間集落に下ろう。 急な思いつきの山歩きなので紙の地形図を持ってくるのを忘れた。 不鮮明な記憶と時々見るスマホの地図で進路を間違えた。 行く予定であった駿河峰→歓唱院坂峠→梵天山→徳願寺山は止めにして次回の楽しみにしよう。 山道を進んでいくと大きな竹が何本も倒れていて道を塞いでいる。 その先には4つ目の鉄塔があったが、続く道が不鮮明になってきた。 3年前に付けられた標識の通り進んで来たのに残念である。 鉄塔の近くに小さな中部電力の見回り標識があった。 その方が毎年点検するので道は確かではないかと思いそのコースを下ることにした。 山道を少し戻り、右に下っていく。 順調に下ってきたが、その先はかつて農家が使っていた道になりひっつき虫ばかりの山道だ(写真18)。 ラッキーだったのは写真のようにまだ種は熟していないので服やズボンに付きにくい。 道があるだけいいと、草をかき分けながらつづら折りに下っていく。 2つの小さな砂防ダムの横を通り、4つ目の鉄塔から30分で農道に出た(写真19)。 ここまで来れば舗装された農道を下るだけである。 4分歩くと飯間集落が見えてきた(写真20)。 作業中のおじさんにバス停の位置を聞き「吉津」というバス停に14時25分に着いた。 バスは1時間に1本だがなんと8分後に来る(写真21)。 時刻表通り、すぐにバスが来て手越まで乗った(写真22)。 そこで道の駅「宇津ノ谷峠」へのバスに乗り換え、無事車に戻ることができた。 標識を見落としたのか、コースを間違え意図しない所に降りてしまったが、誰にも会わず冒険のような山歩きを楽しむことができた。 「丸子アルプストレイルラン」に使う山道はこのコースの一部分だけかもしれないが 、是非前半と同じような標識を徳願寺山まで付けていただきたい。 私のスマホは、昨年まではymapなどのGPSがうまく使えたのだが、何とかしないと困 ったものである。 また、地形図とコンパスは急な山歩きでも忘れずに必ず持参しないと困るのは自分で ある。 |