2023.03.27 MM第887号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山     TOPに戻る     


日向山[3月] (ひなたやま 1660m) 山梨県北杜市 山梨百名山

この山の私の印象等は・・・                                         

「 少しの氷と雪はあったが穏やかで早春を楽しんだ 日向山 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

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【歩いた日】     2023年3月12日(日)

【天候】        薄晴れ

【コース及び時間】  

ゲート下7:57-8:00矢立石-9:09三角点-9:12日向山〈1660m〉9:37-10:26矢立石-10:29ゲート下


          【登り 1時間15分  下り 52分   合計 2時間7分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際にかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
冬期閉鎖中の林道(写真1) 石室は何に使われたのだろうか(写真2)
ホウの木の葉がいっぱい(写真3) 風もなく暖かだ(写真4)
傾いている約200年前の馬頭観音(写真5) 両脇のクマササが伸びている(写真6)
まだ氷が残っている(写真7) 山道脇のクマササを刈ってくれてあった(写真8)
三角点(写真9) この先に白砂が広がっている(写真10)
白砂の向こうに八ヶ岳(写真11) 甲斐駒などの山々(写真12)
白砂の中に倒木(写真13) 花崗岩の自然造形(写真14) 
鳳凰三山も白い(写真15) 甲斐駒ヶ岳(写真16)
風化が進んでいく(写真17)  ここにも倒木(写真18)
立枯れてしまった木(写真19)  サルオガセ(写真20)
山頂には雪が残っていた(写真21)  白砂には大雨の跡が(写真22) 
 

【感想 等】 

前回、2月20日の日向山を書いた。
続けて、また日向山の報告である。
あれから約3週間経った日向山歩きの様子である。

1週間天気がよかったのでもう雪はないな、と思い矢立石登山口下のゲートへ向かった。
8時前、ゲートを出発した(写真1)。

林道には数台の車が止まっていたが人には誰も会わなかった。
矢立石までは3分、さっと山道に入った。

すぐに石室がある。
これは何に使われたのだろうか(写真2)。
尾白川渓谷市営駐車場からの登山口先にも同じような物があった。

少し登るとホウの木の葉がいっぱいだ(写真3)。
かなり広い範囲で広がっているがどれがほうの木なのかわからない。

今日は風もなくとても暖かだ(写真4)。
暑くなり、薄いジャンパーを脱いだ。

少し傾いている約200年前の馬頭観音がある(写真5)。
天保年間に作られたようで年号が刻まれている。
荷物を運んでいた馬がここで亡くなったのだろうか。

日向山の先にある鞍掛山は女人禁制だった甲斐駒ヶ岳に登ることができなかった女性が遙拝した場所であるがそれと関係があるのかもしれない。
いろいろと想像が膨らむ。

[10-7point]に近づくと両脇のクマササが伸びている(写真6)。
露が降りたり雨上がりは水滴がズボンに付き濡れてしまう。
もう少し広めに刈り取ってほしいものである。

暖かいからもう溶けてしまったと思っていたが、まだ氷が残っていた(写真7)。
まあこの程度の氷なら滑ることはない。
林道閉鎖中の3月と言うことで一応、軽アイゼンは持参してきている。

山道脇のクマササを刈ってくれてある所もあった(写真8)。
さっきの所と一緒に刈ってくれればもっと良かったと思った。

9時過ぎ、三角点に着いた(写真9)。
じゅるじゅるで水分を多く含んだ柔らかい土である。
雨が降ったのは多分1週間前であるが、凍っていたのが溶けたのだろう。

いつも昼食を取る太い倒木の先に白砂が広がっている(写真10)。
その白砂の向こうに下の方が薄い衣をまとった八ヶ岳が見える(写真11)。

そして向かい合うように甲斐駒などの山々がある(写真12)。
いつものように白砂の中に倒木が横たわっている(写真13)。

花崗岩の自然造形もいつも素晴らしい(写真14)。

鳳凰三山も白く雪を被っている(写真15)。
それより近くにあり標高が高い甲斐駒ヶ岳はもっと真っ白である(写真16)。

風化が少しずつ進んでいる日向山の山頂はどうなっていくのだろうか(写真17)。
少し中に入った所にも倒木がある(写真18)。

東側に行った所には立枯れてしまった木がある(写真19)。
その横の木にはサルオガセが付き木を枯らしている(写真20)。
木にとって敵は風雨だけではないのだ。

もっと東に行くとそこには雪が残っていた(写真21)。
そして大雨の跡が砂にくっきり付いている(写真22)。

これらの自然を眺めながらしばらく山頂で過ごした。
穏やかな山頂にいるのは私だけである。

ずっと山頂にとどまりたい気もするが、やりたいこともある。
下山開始。

下りは休まず50分余で降りた。
途中、登ってくる数人と出会った。

草木や風景はまだ冬の様相であったが、穏やかな早春の空気を楽しんだ日向山であった。


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