2023.07.24 MM第904号

    私の出合った日本百名山 他の山々 by masarus

電子書籍  「焼津アルプス登山ガイド」 デジタル版『18切符風ドイツ貧乏旅行』 CDR 実登 山梨百名山     TOPに戻る     



傾山 (かたむきやま 1605m)

大分県豊後大野市・宮崎県日之影町・佐伯市 日本三百名山

この山の私の印象等は・・・                                         

「 晴れ間がのぞきミヤマキリシマに出会えた 傾山 」
 
                            

*下に私の感想等の文があります。            

            メールアドレスを登録していただきますと、この文章が「無料メールマガジン」として毎週あなたの所に届きます。

                                 
【歩いた日】     2023年6月1日(木)

【天候】        曇り一時晴れ

【コース及び時間】  

九折登山口6:14-6:32山道-7:02/7:07-7:19芥神ノ滝-7:36/7:41-7:59林道-8:08/8:13-8:43/8:48-

8:56九折越8:59-9:30/9:35-9:59杉ヶ越分岐10:04-10:22傾山〈1605m〉10:36-11:13/11:18-11:32

九折越11:37-11:53/11:58-12:00林道-12:40芥神ノ滝12:45-13:20山道終了-13:27九折登山口


    【登り 3時間35分  下り 2時間31分   合計 6時間6分】


*コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際に歩きにかかった時間です。
 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。


  
「登山者カウンター」は初めて(写真1) 九折川沿いに進む(写真2)
芥神ノ滝(写真3) ヤマツツジ(写真4)
ガクウツギ?(写真5) 新緑がきれいだ(写真6)
九折越(写真7) 九折越の向こうに山が(写真8)
鹿除けの柵の間を進む(写真9) 傾山が見えてくる(写真10)
山々が見えてくる(写真11) ここにもミヤマキリシマ(写真12)
岩の間にミヤマキリシマ(写真13) ミヤマキリシマ花盛り(写真14) 
キバナウツギ(写真15) 傾山[1605m]山頂(写真16)
うっすらとしたガスの中を下る(写真17)  テンナンショウ(写真18) 
九折越小屋(写真19)  モリアオガエルの卵?(写真20) 
100mおきに標高(写真21)  登山靴のインソールを出すとなんとヒルが(写真22) 
 

【感想 等】 

5月下旬から8日間の日程で九州の山旅に行ってきました。登り残した300名山に登るためです。

1日目には背振山(メルマガNo.902)に登り、2日目は平治岳と大船山(メルマガNo.903)に登りました。

今日はその3日目、傾山です。
どんなコースで登るのが良いだろうか・・・。
九折越コースで登り三ツ尾コースで下山や最短の見立コースなどいろいろ考えたのですが、最も無難な「九折越コース」で往復をすることを選びました。

この「傾山」は『祖母・傾・大崩 ユネスコエコパーク』になっています。
祖母山(日本百名山)は1999年に、大崩山(日本二百名山)は2012年に登りました。
祖母山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku/yama96/yama96.htm
大崩山 http://h1933.web.fc2.com/hyaku-g/yama391/yama391.html
祖母山は歩き出して雨にやられ立派な九合目小屋に衣服を干しながら1人泊まった思いで深い山です。
大崩山は逆に天気に恵まれ、渡渉、岩場、梯子、大展望ありの変化に富んでいて楽しい山歩きでした。
さあ、もう1つの傾山はどんな山なのか楽しみです。

九折登山口には「登山者カウンター」があり、初めてカウンターを押しての山歩き開始です(写真1)。
時刻は6時過ぎ、誰もいません。
写真のようにここでは「乗り合いタクシー」が使えるのはありがたいです。
また、free wifiも使えるように設備が整えられています。
そして、トイレや休息所も設けられているのもうれしいです。

雨も心配でしたが、曇り空の中の出発です。
豊栄鉱山跡の鉱害防止施設を見ながら九折川沿いの道を進みます(写真2)。

出発から約20分で山道に入り、出発から約1時間で「芥神ノ滝」が見えてきました(写真3)。

大きな岩のある道を登り、ロープが付けられている所もあります。
前日の雨で徒渉を心配しましたが、簡単に越えることが出来ました。
そんな中にヤマツツジが咲いていました(写真4)。

林道に出て林道からの鉄梯子を登りすぐに山道に入ります。
白い花が咲いています。
多分ガクウツギかな?(写真5)。
似た白い花はたくさんあります。

大きな木があり惚れ惚れしました。
急登の中、光が差した新緑がきれいです(写真6)。

9時前、九折越に着きました(写真7)。
写真のように広々としていてキャンプに最適な場所です。
またここは4つの道が交差する場所でもあります。

向こうにこれから向かう山々が覗きロケーションもなかなかいいです(写真8)。

山頂に真っ直ぐ向かってなだらかなセンゲン尾根を行きます。
鹿除けの柵の間を進みます(写真9)。
気持ちが良い山道です。

やがてはっきり傾山が見えてきました(写真10)。
そそり立っていてなかなか格好いい山頂です。

ガスが取れ周りの山々が見えてきました(写真11)。
山肌が見えた急登を登っていきます。
ピンクの花たちがいっぱい咲いています。
ここにもミヤマキリシマでしょうか?(写真12)。

岩の間にもミヤマキリシマが咲いています(写真13)。

九折越から1時間で杉ヶ越への分岐でした。
その近くではミヤマキリシマ花盛りでした(写真14)。

その先にはキバナウツギが咲いていました(写真15)。
冷水コース、坊主尾根コース分岐を過ぎ傾山[1605m]山頂です(写真16)。
杉ヶ越分岐くらいからガスがかかってきてしまい残念ながら展望はありません。

時刻は10時半過ぎです。
山頂にある石造りの祠に無事登頂できたお礼をいい下山です。

うっすらとしたガスの中を下っていきます(写真17)。
前日も見ましたが、ここにもテンナンショウが咲いています(写真18)。
このテンナンショウは静岡でもいろいろな場所に咲いていますが適応能力が高いのでしょうか。

11時半、九折越に着きました。
九折越小屋を見てきましょう(写真19)。
新しくはありませんが、よく掃除整頓されていました。
九折越の広い草原でのキャンプもいいし、この小屋泊まりも楽しそうです。

12時過ぎ、林道まで下りました。
その先で木の葉に付いた何かの卵を見つけました。
もしかして、焼津アルプスでよく見かける「モリアオガエルの卵」なのでしょうか?(写真20)。
ただ、九州にはモリアオガエルはいないと言われています。

標高600mまで下りました。
100mおきに標高掲示があるのはありがたいです(写真21)。

13時過ぎ、山道から抜け軌道跡に出ました。
青いペンキを塗った鉄橋を通れば九折登山口です。

13時半前、駐車場に着きました。
天気に恵まれ、途中晴れ間がのぞき、ミヤマキリシマなどの花々や山々の展望を楽しんだ1日でした。

下山後、登山靴のインソールを取り出すとなんとそこにヒルが付いていました(写真22)。
全く無防備でした。
しかもまだ血は吸われていなかったのが良かったです。
日本の南にあり鹿が生息する山ですのでヒルがいてもおかしくない環境です。

この日は誰にも会わない山歩きでした。


特価 電子書籍 【 [実登] 山梨百名山 】 CD-R完成!

inserted by FC2 system