2023.12.11 MM第924号
*下に私の感想等の文があります。
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【歩いた日】 2023年10月1日(日) 【天候】 曇り 【コース及び時間】 酸ヶ湯駐車場6:40発-7:37毛無岱7:42-8:16大岳避難小屋8:26-8:42八甲田山大岳〈1595m〉8:46- 9:17仙人岱ヒュッテ9:25-10:10ガス枯れ地10:18-10:29酸ヶ湯駐車場 【 登り 1時間47分 下り 1時間27分 】 コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む私が実際に歩きにかかった時間です。 その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。 【日帰り温泉】 酸ヶ湯温泉 (1000円、バスタオル・フェイスタオル付き) |
登山口の酸ヶ湯温泉(写真1) | 毛無岱への登山口(写真2) |
リンドウがいっぱい咲いている(写真3) | 色づき始めたモミジ(写真4) |
赤と黄色の葉(写真5) | 草紅葉の毛無岱(写真6) |
毛無岱の周りの木々も紅葉を始めている(写真7) | 木道がずっと続いている(写真8) |
毛無岱には池塘もある(写真9) | 登山道を改修している所もあった(写真10) |
赤く染まった葉もあった(写真11) | 大岳避難小屋が見えてきた(写真12) |
八甲田山大岳〈1595m〉(写真13) | ガスの中を仙人岱へ向かう(写真14) |
ガスの中の鏡沼(写真15) | ハクサンイチゲ?(写真16) |
アオモリトドマツ(写真17) | 高田大岳でしょうか(写真18) |
ここにも草紅葉が(写真19) | 池塘もある(写真20) |
仙人岱ヒュッテが見えてくる(写真21) | 仙人岱(写真22) |
仙人岱ヒュッテ(写真23) | 黄葉した葉(写真24) |
谷状の所を下っていく(写真25) | ガスで枯れた地(写真26) |
ゴゼンタチバナの実だろう(写真27) | 八甲田山神社(写真28) |
【感想 等】 10月初め、「東北の7山、紅葉巡り」に行ってきました。 以前、紅葉の山特集で載っていた月刊誌『山と渓谷』からメモしておいたものを参考に登る山や時期を決めました。 例年なら9月下旬から紅葉が始まるのですが、今年は10日ほど紅葉が遅れ、山歩きの日程をずらそうかと迷いましたが、立てた予定通りの実施にしました。 車で静岡から一番北の青森まで走り、まず「八甲田山」に登り、南下しながら「栗駒山」「鳥海山」「月山」「安達太良山」「 磐梯山」「荒海山」と登ります。 荒海山は日本三百名山で初めて登りますが、後の山は日本百名山で夏に登ったことがある山です。 前日、静岡から青森まで900km走りました。 事前に給油するSAを調べたりして準備をしたので思ったよりスムーズにドライブできました。 朝6時半過ぎに酸ヶ湯温泉を出発しました(写真1)。 以前登った時は右側の登山道から仙人岱経由で登りました。 今回はその時の逆回り、左側の登山道から毛無岱経由で登ります(写真2)。 登山道脇にはたくさんのリンドウが咲いています(写真3)。 もう花期が終わりそうなものもありますが、見頃の花も多いです。 10数分登るとモミジが紅葉し始めていました(写真4)。 何の木でしょうか。赤と黄色の葉が付いています(写真5)。 7時過ぎ、草紅葉している毛無岱に着きました(写真6)。 周りの木々も紅葉を始めています(写真7)。 木道がずっと続いています(写真8)。 その先にある山はガスがかかっています。 毛無岱には池塘もあるんですね。(写真9) 登山口に「登山道を改修しています」という看板がありましたが、きれいになっている所もありました(写真10)。 300段近い木の階段を登っていきます。 草紅葉は黄色が多いですが、赤く染まった葉もありました(写真11)。 クマササが生い茂った所を抜けます。 8時過ぎ、大岳避難小屋が見えてきました(写真12)。 左に見える稜線は赤倉岳です。 この避難小屋にはトイレがあるのはいいです。 小屋から15分、八甲田山大岳〈1595m〉に着きました(写真13)。 歩きながら山頂付近にガスがかかっているのはわかっていましたが、展望がないのは残念です。 山頂には方位盤、石の祠などがありました。 展望がなければ早く下って酸ヶ湯温泉に浸かりましょう。 今回の山旅で一番楽しみにしている温泉は「酸ヶ湯」ですから。 21年前、500円で10時過ぎに入浴しています。 ガスの中を仙人岱へ向かって下っていきます(写真14)。 山頂から5分で鏡沼に着きました(写真15)。 火山の爆裂火口に雨水がたまったもののようですが、ガスの中ではそれも感じることが出来ません。 水中には水草が見えますので、両生類などの生き物がいるでしょう。 白い花が咲いています。 先ほどもありましたが、これは初夏の花のハクサンイチゲでしょうか(写真16)。 落石防止のためでしょう、蛇籠で登山道周辺を保護しています。 植生が変わりこの辺りはアオモリトドマツです(写真17)。 前方に見えるのは高田大岳でしょうか(写真18)。 八甲田山は全部で18峰あるそうです。 高田大岳は八甲田大岳より26m低いだけです。 南北に同じくらいの高さの山が並んでいるのでしょう。 ここにも草紅葉があります(写真19)。 池塘もある(写真20)。 仙人岱の隅に着いたのかもしれない、と考えていると「仙人岱ヒュッテ」が見えてきました(写真21)。 ここは仙人岱です(写真22)。 「仙人岱」の表示もありました。 水気が多く川のようになってきています。 説明によりますと、湿原は登山者に踏み荒らされ消失し小岳付近にわずかに残るだけだそうです。 写真19,20,22は湿原に見えたのですが、違うのですね。 少し入った所にある仙人岱ヒュッテに行ってみましょう(写真23)。 仙人岱ヒュッテもトイレ付きのよい山小屋です。 近くには黄色に色づいた葉を付けた木がありました(写真24)。 谷状の所を下っていきましょう(写真25)。 途中に看板があり、「噴気に注意、八甲田火山は生きています」「火山性有毒ガスに注意、立ち止まらずに通過してください」とあります。 気をつけて下ります。 少し行くと立ち枯れの木々がありました。 これらの木々は有毒ガスで枯れたのでしょうか(写真26)。 それとも土石流か何かで枯れたのでしょうか。 ここの地面に生えている草もわずかです。 赤く色づいた実があります。 ゴゼンタチバナの実でしょうか(写真27)。 やっと普通の林に入ったと思ったら「八甲田神社」があり、もうそこは酸ヶ湯の登山口でした(写真28)。 時刻は10時半でした。 前夜の雨で濡れた山道を出発し、山頂ではガス、その後晴れてきましたが紅葉を少し見ることができた八甲田山でした。 下山後はこの登山口にある酸ヶ湯温泉に浸かりました。 湯手、バスタオル付きで1000円でした。 青森を代表する温泉でPH2.0以下の強酸性の湯。 「ヒバ千人風呂」といい、ヒバの木で造られた広い湯船は昔と変わっていない感じです。 私が入浴した時間が早いのか人は少なく、混浴ですが女性の姿も見えませんでした。 少し残念だったのは湯治が中心の掛け流し湯ですが、髪の毛を洗う真水の湯が出るシャワーは取り付けられてなかったです。 山で汚れた髪を洗いたかったのですが。 下山後は、栗駒山に向かったのですが、途中少しだけ「盛岡」に寄って見学して行きました。 東北は学生時代にサイクリングで1周したり、その後も何回か足を運んでいますが、盛岡に寄るのは初めてでした。 盛岡は歴史の残るよい地方都市でした。 |