03.10.06 MM第23号

         私の出合った日本百名山 by masarus   

    NO.1 利尻山(りしりざん 1719m)

  この山の私の印象 
     「第99座を記念し、稚内からの日帰り 海抜0mからの利尻山」

【登頂日】    2003年 8月22日(金)

【天候】     晴れ後雨

【コース及び時間】 5::45フェリー乗り場着6:30=(フェリー 1:40)=8:10鴛泊港

−8:13発−8:53利尻北麓野営場−9:20野鳥の森(4合目)−10:25七合目

(七曲)−11:07長官山−11:20利尻岳山小屋−11:47九合目−12:28

利尻山<1719m>12:35−13:25利尻岳山小屋−14:02七合目(七曲)−

15:08利尻北麓野営場−15:33〜16:38利尻富士温泉保養施設−16:52

鴛泊港17:30発=(フェリー1:40)=19:10稚内港

     【登り 4時間15分  下り 3時間12分(温泉入浴時間は含まず)】

       *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間で
        す。その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも
        参考タイムです。

【温泉】       利尻富士温泉保養施設 400円

 日本百名山99座目なので少しは意識して挑戦しようと思い、「稚内からの日帰り、海抜0mからの利尻山登山」を計画した。タクシーやレンタカーを使っての記録なら目にしたことはあるが、「日帰り」でしかも「港からすべて歩き」の登山は探し出せなかったので、少し不安であった。もし時間がかかれば、利尻島に泊まってもいいし、温泉は稚内で入ればいいと考え実行した。
 早朝、稚内港に着くと防波堤「ドーム」にはバイクや自転車など、ツーリストのテントがいっぱいでびっくりした。なかにはテントもなく公園の芝生の上に寝袋で寝ている若者もいた。
 フェリーは日帰りの団体客などで混んでいた。登山者らしい人、数人と話をしたが利尻島に着いてからそのまま登るという人はいなかった。(写真は朝の稚内港) 

 夕方には崩れるという天気予報であったが、薄い雲はあるもののまずまずの天気だった。利尻島が近づくにつれ利尻山が大きくなっていく。海抜0mから1700m登るのだ。これまで6回登った富士山でさえ、5合目から約1300m登れば山頂だ。それよりは大変そうだ。
 フェリーは予定通り着岸しすぐ歩き出す。少しペースを上げ、40分で野営場に着く。登山届けを出す時、指導員が「休みながら山頂まで6時間」といったのには参った。15時山頂、それでは下山できない。仕方なくもう少しスピードを上げることにした。
 順調に歩き、11時過ぎ長官山に着く。雲は多くなったもののまだ展望もあるし雨も降っていない。しかし、ペースオーバーの3時間が足にこたえだした。わかっていながら指導員の言葉で速度を上げ過ぎた。そのため、それ以降のペースが落ちだした。(写真はフェリーからの利尻山)
 今まで誰にも会わなかったが、札幌から夜行で来たという女性2人組に追いつかれてしまった。(彼女たちの速さに脱帽。港からタクシーだが。)
 彼女たちとほぼ同じ速さで抜かれたり抜かしたりしながら歩く。山小屋付近からガスがかかり雨が降り出す。中年の家族らしい3人組が天候の悪化に参り、9合目から引き返してきた。3人とも軽装で、しかも男性はズックの底が剥がれてペラペラしている。女性は足が動かない、という。気を付けて下山するように話し山頂へ向かう。風も強くなり天候がより悪化。
 12時半、山頂着。ガスがかかって展望無し。指導員が話していた6時間というのは初心者のタイムだ。それより早く着けて良かった。
 天候がよくないので昼食は山小屋にすることにし、かっぱを着て直ぐに下山。(写真は登りの長官山で)
 下山は思った以上に順調だった。
 しばらくすると、登りで出会った中年家族3人組に合う。スピードはゆっくりであったが、確実に下りていたので声をかけ、安心して追い抜く。
 雨で写真も撮れないのでずんずん下り、小屋から1時間で5合目、1時間半で野営場に到着した。
 そして3時半には、利尻富士温泉に着いた。まだフェリーまで2時間もあるのでゆっくり過ごせると安心し、温泉に浸かり汗と疲れを流す。
 5時前、港に着き、5時半のフェリーで稚内に向かう。そして無事7時過ぎ稚内港に到着した。
 山で会った女性2人組は夜行で札幌に帰ると言っていたが、最終のこのフェリーに姿はなかった。無事下山できたか、心配である。 (写真は山頂の祠)

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