04.03.22 MM第47号
【登頂日】 1999年7月31日(土)
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前日、仙台市に泊まり朝5時過ぎに車で出発した。R286号を通り、6時半頃「蔵王エコーライン」に入った。朝早いため「蔵王ハイライン」のゲートの管理人はいず、ラッキーであった。 快晴で蔵王の山々がはっきり見え、火山特有な赤茶けた山肌を楽しみながら走った。特に「大黒天」は風化で独特な雰囲気を醸し出していた。 7時少し前、刈田峠のパーキングに着いた。左の写真のように山頂までなだらかな遊歩道が続いていた。 (刈田峠Pからはほとんど平で簡単に山頂だ) |
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土曜日であるが、早朝のため登山者や観光客はほとんどいなかった。快晴の中、馬の背を、右手方向に五色岳のエメラルドグリーンの御釜を見ながら気持ちよく歩いた。火山のため少ししか生えてない草も、山頂近くなるとなくなる。駐車場からわずか40分で熊野岳の山頂だ。 山頂は溶岩台地で広々としていて展望も良かった。左の写真のように御釜はよりはっきりと見えた。 そして、充分風景を見たあと、ふと地面に目をやると可憐なあのピンクのコマクサが咲いていた。白馬岳などで見たことがあるこの花をここで見ることができるとは思わなかった。 (ピークの熊野岳からはお釜が見える) |
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コマクサは左の写真のように砂礫地に咲いている。色は思ったより薄いピンクだった。ここで見るとは思ってもみなかったので、何か得した気分だった。 1年前の3月にスキーに来たとき、蔵王のスキー場からロープウェイを使い、地蔵岳に登りこの熊野岳登ろうと思ったが、当然歩く人もなく、スキーで行けないように柵もしてあったので、あきらめた。その時見た雪に埋もれた地蔵さんは大変印象的であった。 帰りは同じ道を30分もかからずに駐車場に戻った。8時半前出発したが、有料道路のゲートには管理人がいてしっかり料金を取られた。(往復1回の料金) (山頂周辺にはコマクサが群生している) |