04.03.29 MM第48号
【登頂日】 1999年7月31日(土)
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単に吾妻山という山はなく、東から吾妻小富士、東吾妻山、中吾妻山、西吾妻山があり、それらを総称して吾妻山と言う。最高峰の西吾妻山に最短コースで登った。 午前11時、白布温泉の駐車場を出て、天元台ロープウェイに向かった。天元台ロープウェイからリフトを乗り継ぎかもしか展望台に着いたのは12時だった。そこの標高は1800m。これで、かなりの時間短縮になった。 左の写真のように天気は良く、進行方向に西吾妻山があり、その上に雲がぽっかり浮かんでいた。快適な山歩きがスタートした。 (リフトを降り、西吾妻山と雲を) |
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少し登ると大凹のお花畑に出る。そこはなだらかで水場も過ぎ少し登るといろは沼に着く。左の写真のように登山道脇に池塘があり、池の周りにはたくさんのワタスゲが咲いていた。また、風もなく暑いが沼面が鏡のようになり青空や雲を映していた。 そこからは梵天岩を通り、20分で西吾妻山だった。山頂は木々に覆われ展望は良くなかった。残念ではあるが、いろは沼などで展望があるのでよかった。ここまで歩き出してから1時間余だ。ロープウェイ・リフトが高所まで運んでくれるのでだれでも山を味わえる。ありがたいことだ。 (いろは沼の雲が写る池塘と池の周りのワタスゲ) |
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しかし反面、左の写真のように人が歩いたあとは草が枯れ、地肌が弱くなり、雨で表土が流されていた。入山する人が多くなれば多くなるほど、そんな場所が増える。その対策として柵を作ったり、木道を敷いたりする所もある。我々はなるべく登山道を踏み外さないように努力する必要があると痛感した。 帰路は時間もあったので同コースを大凹から人形石を経由して帰った。下山後は近くの白布温泉「白布森の館」で1日の疲れを取った。 (雨で表土が流された登山道) |