03.08.11 NO.15
【登頂日】 2001年08月18日(土)
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前日「平ヶ岳」に登った時の乾いた霧より条件が悪く、霧雨である。湿った霧である。普通の雨よりましだと思い直し出発した。 林道から別れても樹林帯の中を登っていく。写真のようにブナやミズナラの大きな原生林が続いている。 その後は針葉樹林となり湿原に出る。私はこの植生の変化を見るのも登山の楽しみにしている。 特に展望がきかない本日のような日はじっくり楽しめる。 (ブナやミズナラの大きな原生林の中を登っていく) |
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土曜日ということもあって、霧雨にも関わらず若い人も多かった。山頂付近には広大な湿原もあり、コースタイムは6時間半ということで手頃なハイキングの山ということもあるのだろう。 湿原を歩いていくと駒の小屋が見えてきた。その近くには駒ノ池があった。そこから山頂はすぐだ。 山頂にはなんと、前日「平ヶ岳」で会った老夫婦と単独行の中年男性がいた。やはり、百名山を目指しているとの事。ついでに何山か登る人が多いのだろう。 (駒ノ小屋に続く湿原の木道) |
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その老夫婦の男性が、前日平ヶ岳山頂で「富士山より時間をかけ苦労して登ったのに景色も見えず、つまらない山だ」と言っていたのを思い出し、霧雨のこの会津駒ヶ岳と比べてどうか聞いてみた。前日は雨でなかったので前日の方が良かった、と笑いながら言った。私は次のようなことを言った。「山は天候によって景色が一変するから晴れの山がいいのなら晴れの日に登るしかないですね。でも、すべてを受け入れ、雨の山を楽しむのもいいですよ。」下山後は以前本で読んだ風呂が7つあるという『清水屋旅館』に寄ったが古びていて・・・。 (駒ノ小屋下の湿原に咲く花) |