04.01.05 MM第36号
【登頂日】 2000年 10月7日(土)
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紅葉に合わせて行った。 桜坂からは井戸尾根コース、ヌクビ沢コース、米子沢コース、黒ツブネ尾根コースと4つのルートがある。私は黒ツブネ尾根コースを登り、井戸尾根コースを下山に使うことにした。 6時過ぎに出発し、しばらく歩くと吹上ノ滝があり、続いてアイガメの滝があった。アイガメの滝は思ったより大きい滝で水量もあった。見ながら歩いていると、1時間弱で落合に着いた。ここからは割引沢を登る。かなり切れこんだ沢で下山禁止になっていた。今日のように晴れていれば心配ないが、大雨の時の下山は苦労するだろうと思われた。沢の上の方で紅葉が始まっていた。 (写真は黒ツブネ尾根から巻機山を) |
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沢を登りきったところにある黒ツブネ尾根からはなだらかな稜線が続く。晴れて風もない中、草原の草が紅葉しているのを眺めながら楽しく歩く。こんな山歩きは気持ちが良く疲れない。 落合から2時間ほどで割引岳に着いた。この割引岳は巻機山本峰とは37m低いだけのピークである。巻機山は同じくらいの高さの4峰からできている。 割引岳から御機屋まではすぐだ。そこからは左の写真のような池塘が点在している。花は終わったと思っていたが、そこにはミヤマリンドウがまだ咲いていた。 10時前に巻機山本峰に着いた。しかし、他のピークには標識があるのに一番高い1967mの本峰の標識はなかった。他の登山者も探していたが、やはり見つけることはできなかった。 (写真は御機屋と巻機山の間の池塘) |
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山頂で写真を撮ったり休んだりして下山した。そして、避難小屋手前で写真を撮ろうとして、一眼レフカメラがないことに気づいた。半分あきらめつつも、必死で引き返した。やはり山頂にはカメラはなかった。御機屋で休んでいる人達に大きな声で「山頂にカメラが落ちていませんでしたか」と聞いたところ、私のカメラを持っていた人が現れた。本当にうれしかった。置き忘れてから25分。登山者の善意に助けられた。カメラは安い物だが、写っている写真は私の貴重な宝物。(いつもドジをして助けてもらっている私がそこにいる) カメラが見つかって、気分もルンルンに下る。 七合目の物見台を過ぎると灌木の中に入る。五合目焼松からは少し急勾配になったが長くはなかった。そこから30分余で出発地の桜坂だった。 (写真は避難小屋から巻機山方向を) |