03.09.29 MM第22号
【登頂日】 2003年 8月21日(木)
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前日、国道391号線から清岳荘の登山口へなかなか着けなかった。コンビニで聞いた行き方が間違っていたりしたからだ。しかし、親切な地元の方が「いいよ。そっちの方向に行くからついて来な。」と緑風荘まで案内してくれた。そこからは標識もありスムーズに行けた。(入り方によってはずっと、標識があったのかもしれないが。)最後の8kmは砂利道であった。 |
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せせらぎの音と水しぶき・水イオンを全身に浴びながら日陰を歩く。しかも、石が濡れているにもかかわらず滑らないのだ。夏にはぴったりのコースである。疲れどころか、いつまでも歩いていたい気持ちになった。今まで歩いた夏コースの中で最高だと思った。 快適に歩いていると1時間余で上二股に着いてしまった。木々も灌木になり太陽が顔を出して、 そのまぶしさで夏であることを知らされた。 ここから30分で馬の背だ。ようやく前方に山頂が見えてきた。シンプルな独立峰だと思っていたが、馬の背から見る斜里岳は小さいピークがいっぱいだった。山頂まではすぐだった。8時前には山頂に立ち、360度の展望を楽しんだ。斜里平野やオホーツク海が手に取るように見えた。風は強く、半袖では寒くなった。 (写真は馬の背からの斜里岳) |
斜里岳下には祠もあった。また、信仰で登るからか、沢コースの登山道には○合目の表示もあり、歴史を感じた。 下山は上二股から新コースを選んだ。 登ってくるとき2組を抜かしたきり、登山者にはあっていなかった。下山中、抜かした方を含め3組に合う。登山者が少ないからなのだろうか、熊見峠には登山道に大便がしてあった。しかもティッシュが舞っていて見るに耐えなかった。 この新コースは斜里岳山塊の展望を楽しみながら歩くのによい。また、雨で増水時には沢コースが危険なので迂回路としても利用できる。 このように往復で異なった2つのコースを楽しめるのはすばらしい。 (写真は熊見峠からの斜里岳) |
清岳荘からの帰り道、キタキツネに会う。私の車の方に向かってきて逃げようとはしない。慌ててカメラを出して写す。ちょうど、日なたから日陰に入ったところだったので露出不足になってしまった。 山ではいろいろな生き物に会うが写真を撮るのは難しい。ほんの数秒ということがほどんどで、カメラを出していたら行ってしまった、ということが多い。 下っていったところにある「緑風荘」は日帰り温泉だ。安価だし近いし、ジャグジー・サウナ・寝湯まであり昼食をゆっくり休んだ。(キタキツネ) |