04.01.18 MM第38号

                     私の出合った日本百名山 by masarus   

   NO.30   谷川岳(たにがわだけ 1977m)

     この山の私の印象 

               「 霧と小雨の中ですべって転んだ谷川岳 」

【登頂日】    2000年 10月9日(月)

【天候】     小雨

【コース及び時間】 

土合マチガ沢6:00出発−(厳剛新道)−6:38第1見晴台−7:26ガレ沢のコル−8:31

肩ノ小屋への分岐−8:40トマの耳−9:01谷川岳(オキの耳)〈1977m〉9:16−9:26

肩ノ小屋への分岐−10:24ガレ沢のコル−11:02第1見晴台−11:39マチガ沢登山口

               【 登り 3時間01分   下り 2時間23分 】

       *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。
        その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考
        タイムです。

【温泉】    水上温泉「湯テルメ・谷川」 (500円)

 朝起きると、小雨でテントが濡れていた。テントを撤収し小雨の中を6時に出発した。
 雨はやむ気配は全くない。雨の中の登山を覚悟する。左の写真のように、マチガ沢の登り口からはこれから向かう谷川岳の山並みがうっすらと見えた。
 谷川岳に登るコースはいくつかある。もっとも楽なのが土合口からロープウェイで天神平まで行き、天神平を歩くコースだろう。だだしロープウェイは9時から17時くらいまでしかやっていない。
 いくつかあるコースの中で最短コースが私の取った「厳剛新道」である。
 登り始めは緩やかであったが、次第に急になる。
(写真はマチガ沢、「さあ出発だ」)

 
 登り始めて30分余で第1見晴台に着いた。晴れていれば大滝や山々が見えるであろうが、残念ながらガスで見えなかった。
 あいかわらず、小雨はやまず濡れた手はかじかんでくる。合羽の中も汗で濡れてくる。
 第1見晴台過ぎでは、大して危険ではなかったが、鎖や鉄の梯子を通った。1時間ほど歩くと「ガレ沢のコル」だ。展望がきかないので急な登りをひたすら歩くだけだ。
 「ザンゲ岩」まで来れば、双耳峰の谷川岳はすぐそばだ。8時40分、その1つの「トマの耳」に着いた。ガスで展望ゼロ。時間も早いし、天候も良くないので全く人には会わなかった。天気も良くないのですぐにあと1つのピーク、「オキの耳」に行く。山頂のツツジのような木が赤茶色に紅葉していた。やはりガスで視界ゼロだ。
(写真はオキの耳から沢を) 
 左の写真のように眼下にある沢も途中からガスで見えなかった。紅葉もほとんど見ることもできず、すぐに下山開始。 
 登山道は濡れていて滑りやすく、何度か滑って転んだ。
 滑りやすいのには参った。
 11時半過ぎ、マチガ沢登山口に着いた。途中、ほとんど登山者には会わなかった。まだ、小雨が降っていたので、合羽や汗で濡れた衣服の着替えに少し苦労した。
 いつものドジさで、着替えの時万歩計を落としてしまった。
今日は23000歩くらいか。
 この日のように天気が悪い日もあっていいと思う。もしかすると、ガスの中のすばらしい紅葉や神秘的な山容に出合うかもしれない。かつて北アルプスで、小雨の中の恐怖の大キレット縦走後の北穂高岳からのすばらしい風景は忘れることができない。今回は残念ながら思った以上の風景に出合うことはできなかったが、次回への楽しみができた。
 濡れた体には早めの温泉がいい。数km下った所にある水上温泉「湯テルメ・谷川」に入る。露天あり、3つの泉質がうれしい。
(写真はオキの耳から霧に煙る沢を)

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