04.01.12 MM第37号
【登頂日】 2000年 10月8日(日)
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スキー場で有名な苗場山に紅葉に合わせて行った。 かぐらスキー場のある和田小屋まで車で行くことができ、時間を短縮できた。 6時、リフトの塔の横を登っていく。登山道は粘土質で窪んでいたが乾いていたので滑らなくて良かった。 40分くらい歩くと、下ノ芝に着いた。草原には木道があった。ここの紅葉はまだ少ししかなかった。 少し歩くと、中ノ芝だ。3枚目の写真のように、まさに紅葉のピークを迎えていた。久々に感動的な紅葉に出合えた。そして、赤や朱色に染まった木々を見ながら気持ちよく歩いた。すぐに上ノ芝を過ぎ、神楽ガ峰2030mへ着いた。 和田小屋からは標高差600m余。そして苗場山には100m差。しかも周りの山の展望もある。労せず登れる良い山だ。 (写真は縦走路より神楽ガ峰を) |
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といっても神楽ガ峰というピークだ。苗場山に行くには九合目のお花畑に一度200m下ってから登ることになる。 薄曇りだったが本曇りになってきた。暑くなくちょうど良いが、紅葉の発色は落ちてきた。 途中の雷清水の湧き水は美味しい。久しぶりに美味しい湧き水を飲んだ。それを過ぎると夏ならきっといろいろな花が咲いているであろう「お花畑」と言うところを通った。秋で花はほとんどなかったが、白や黄色の花々を想像できた。 ここまで来ると紅葉はかなり減り、山肌が少し茶色や黄緑のような感じになっていた。やや急な登りを登れば池塘がいっぱいの広々とした苗場山2145mの山頂だ。 池塘の周りの草々も赤茶色に紅葉していた。左の写真のように、山頂からはガスの中に浮かび上がった山々が見えた。 (写真は苗場山より山々の展望) |
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山頂では木道を歩き回り池塘や山々を眺め、いつも以上にのんびり過ごした。 9時半、下山を開始した。雷清水では、行きよりも時間をとりゆっくり湧き水のおいしさを味わった。 幸運にも空は時々薄日の差す、薄曇りに変わってきた。順調に下り、紅葉のピークの「中ノ芝」では登りの時見た以上の紅葉が待っていた(木々や山々の発色は天候によって全く変わるのである)。 リュックを下ろし、じっくり写真を撮った。左の写真がその時の一枚である。巻機山も良かったが、それ以上の紅葉だった。 その後は順調に下山し、12時過ぎに和田小屋に着いた。 沼田市に向かう途中にはたくさんの温泉があるが、今回は数年前に住民のために作られた古い民家風の猿ヶ京温泉「いこいの湯」に入り、汗を流した。 (写真は中ノ芝の紅葉) |