03.12.15 MM第33号
【登頂日】 2000年 7月30日(日)
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またまた中途半端な時間なので、小屋泊まりでご来光を拝む計画にした。 また、火打山と妙高山は近くにあるので、はしごする事にした。 2時過ぎ、笹ヶ峰牧場を出て黒沢を渡る。そこには大きな倒木を使った丸木橋があった。いかにも自然で好きだ。 そのあとは十二曲りという普通の登りが続いていた。 黒沢池ヒュッテへの分岐点の富士見平を過ぎ、30分ほどで本日の宿泊の高谷池ヒュッテに着いた。 私の下調べが足りず、食事は完全予約制であった。しかし、私のようなドジのためにプロパンガスの使える自炊棟があった。売店で牛丼パックとパックライスを買い、作って食べる。本当にありがたかった。(写真はヒュッテ前の高谷池) |
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ヒュッテ前の高谷池は、花々が咲き、思った以上の大きさだった。そして、たくさんのテントが並んでいた。 翌日、周りのうるささで3時半起きる。久しぶりの快晴だ。ご来光が見えるところまで登ろうと4時、出発する。 空は少しずつ赤らみ、雷鳥広場でご来光になった。真っ赤な光が雪渓に映りきれいだった。 そこから山頂までは30分だった。5時半前に着き、朝日を浴びた噴煙を上げる焼山、北アルプス、妙高山などを眺める。休日とは言え、この時間の登山者はほとんどいないので1人で山頂の時間を満喫した。 (写真は火打山山頂から登山禁止の焼山) |
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下山は同じコースを夕べ泊まった高谷池まで戻り、茶臼山を越えて妙高山へ向かう。そのコースも山頂からはっきり見えた。大して起伏もなく楽しい1日になりそうでうれしかった。 登りでは気がつかなかったが、山頂と高谷池の間にある、「天狗ノ庭」は、たくさんの池塘があり雪渓の残る山がその池塘に映っていた。風もなかったので鏡のような水面にくっきり映っていた。そこにはワタスゲなどの花も咲いていた。 7時前には高谷池ヒュッテに戻った。 ご来光も見ることができたし、池塘、雪渓、お花畑。すばらしい朝の散歩であった。 (写真は火打山山頂から妙高山) |
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こんなところにテントを張って何日かのんびりするのもいいなあ、と思った。 山はいろいろな表情を見せる。前日のように雨の時もあるし、今回のように快晴ですばらしい日の出まで見ることができることもある。何回登っても新しい発見があるだろう。だから山はやめられないのだ。 この天狗ノ庭や高谷池の紅葉や雪の様子も目に浮かぶ。そんな時にも来てみたいと思った。 (写真は天狗ノ庭の池塘) |