04.02.23 MM第43号
【登頂日】 1999年7月29日(木)
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菅沼キャンプ場にテント泊し、5時半頃歩き始めた。整備された熊笹の道を歩いていくと樹林帯に出る。そこをジグザグに登っていくと座禅山の横にある弥陀ガ池に着いた。出発から1時間半だ。池の周りには高山植物が咲いていたが、なんと電気を通した柵があり、「電気牧場、きけん」という黄色の看板も付いていた。それだけ高山植物を取ったり荒らしたりする人がいるのだろうか。こんな私の思いは間違っていた。これは鹿から高山直物を守るためだそうだ。 農家の野菜や果物が盗難に遭う昨今、鹿だけでなく人間用ができることがないように願いたい。 (弥陀ヶ池と奧白根山のピーク) |
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ここまで来れば、上の写真のように奧白根山の山頂は手に届きそうなところにある。ガレた急登を少し登ると木々もなくなり展望が開けてくる。今通ってきた弥陀ヶ池やその向こうの燧ヶ岳などの山々、五色沼や日光の連山等が望める。見ながら歩いていると360度展望の2578m奧白根山に着いた。これより東に、ここ奧白根山より高い山がないとは今まで知らなかった。東北の山は2000m前後が多いし、北海道は2290mの大雪山が最高峰であるということは知っていたが、深く考えたことがなかった。ここから富士山も見ることができた。 (写真は山頂からの展望) |
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残念ながら北アルプスの山々は見えなかった。 山頂へ着いた時間が8時前と早いためか、登山者には会わなかった。 下山は同じコースを帰ることにした。山々を見ながらゆっくり下った。下山中には少し登山者に会った。よく整備され快適に歩くことができた。 次回は五色沼、金精山などにも足を伸ばしたいと思う。 下山後はR120号を南下し、中禅寺湖に向かった。途中、金精峠・戦場ヶ原からこれから登る均整のとれた男体山が見えた。 (山頂から弥陀ヶ池を) |