04.02.09 MM第41号
【登頂日】 1999年7月28日(水)
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以前読んだ雑誌『山と渓谷』の「日本百名山踏破者へのアンケート」の「一度でたくさんという山」の欄の第二位にこの皇海山が入っていた。理由は「登山道の整備が行き届かず難儀を強いられる」「どのルートも歩きにくいロングコースで山頂の展望なし」であった。しかし、最近のルートマップを見ると皇海橋からのルートならそうでもないかな、と思い出かけた。 R120号の追貝から林道に入ろうとすると、「工事中進入禁止」という古い看板があった。途中で行き止まりかも、と思いながら砂利道を進むこと25km、皇海橋に着くことができた。途中、シカ五頭、サル二匹が歓迎してくれた。予定通り皇海橋に着けてほっとした。 (皇海橋登山口にテント泊) |
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写真のように登山口にテント泊したが、シカがテント近くまで来て夜通し鳴いていた。シカがぶつかってきたらテントは破けてしまうのできがきではなく、熟睡できなかった。 午前5時過ぎテントをたたみ出発した。辺りは、し〜んと静まりかえっていた。入り口には新しい標柱もあり、思ったより登山道は整備されていた。 少し林道を歩き、不動沢沿いに登っていく。雨が降ったあとは大変かもしれないが、標識も整備されていて、沢の中を歩いたり、小さな滝を見たりしながら1時間余で不動沢のコルに着いた。 (登山道の木々) |
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そこからは稜線を30分歩けば、皇海山2144mの山頂だった。苦労するのを覚悟していたのに出発から2時間、7時過ぎに着くことができびっくりした。 渡良瀬川水源でもある皇海山は、ガイドブックの通り展望はそれほど良くはなかったが、木々の緑や動物に出合えた忘れられない第50座目になった。 帰りの林道ではマフラーに穴があき、馬力が落ちてしまった。(このあとパワーが少し落ち、スピードは出にくくなり、燃費が下がり困った)。 追貝の畑では大量のこんにゃくの栽培を見ることもできた。 (登山口から皇海山を) |