04.10.25 MM第76号
【登頂日】 1998年10月10日(土)
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「浅間山」。 2004年9月1日に噴火をしたのは記憶に新しい。 その前、2001年7月には規制が解除され登山することができるようになったので登りたいと思った矢先の噴火だった。大変残念だったが、安全が確認され、登ることができる日を首を長くして待つ。 私が行った98年も浅間山は入山禁止であった。そこで、多くの登山者は浅間山を展望する黒斑山に登り、浅間山に行ったことにしていた。黒斑山は浅間山の外輪山の1つで浅間山から2kmの所にある。現在は4kmまで入山禁止なので、黒斑山も登ることができない。しかし、黒斑山とは反対側の高峰山、水の塔山、篭ノ登山は登山できるので、現在行きたい方はそちらに行くと良い。 (表コース途中から黒斑山を) |
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昼食後の12時過ぎ、車坂峠を出発した。1900mの車坂峠は展望がすばらしく、美ヶ原、蓼科山、八ヶ岳、富士山などが見え、多くのハイカーでにぎわっていた。私は2つのコースの内、表コースを通り登って行った。登山道は火山岩がごろごろし、カラマツの中を登る。すぐに車坂山に着いた。ふり返ると峠の向こうに高峰山や篭ノ登山が見え、お弁当を広げている人もいた。 しばらく歩くと、浅間山が見えてきた。そして、左の写真のようにガレ場の先に浅間山が展望できる「赤ゾレの頭」に着いた。登山禁止の中を前掛山へ登っていく数名が見えた。今まで何回も噴火を繰り返し死者も出している、今なお噴煙を上げている登山禁止の山に登る人がいることに驚いた。 (赤ゾレの頭から浅間山を) |
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ここからは左の写真のように左側がガレ場の稜線を歩く。数分で「トーミの頭」に着く。浅間山の上に何層もの小さい笠雲がかかっていた。ここはもう、浅間山の外輪山の一部である。10数分で黒斑山だ。 黒斑山は外輪山の中で最も高く、この日も多くの登山者が浅間山を眺めに来ていた。広いすそ野越しに見る浅間山は雄大で見栄えがあった。 下山はトーミの頭から中コースを通った。ツガや紅葉したカラマツの林の中を緩やかに下っていく。キノコ取りの人達も多かった。14時半、車坂峠に着き、「体育の日」の3つ目の目的地に向かって出発した。 (赤ゾレの頭から、これからこれから登る登山路を) |