04.11.15 MM第78号
【登頂日】 1998年3月24日(火)
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「筑波嶺の 峰より落つる 男女川 恋ぞつもりて 淵となりぬる (陽成院)」と百人一首にもある筑波山。標高は900mにも満たない。しかし、周りには山はないのでひときわ目立ち、昔から信仰の対象であったり歌に読まれたりしたのだ。 筑波山は電車で仙台に行った帰りに寄ることにした。いつもは車で移動しての登山なので、筑波山のアプローチの悪さに閉口。(まあ、そのゆっくりとしたときの流れもいいのだが。) 土浦から筑波(元JR筑波駅のホームが下の写真のように残っていた)に出て、乗り換えて筑波神社に着いた。百名山ということで、人気があり東京からは直通バスも出ている。 (男体山山頂の神社) |
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筑波神社を2時過ぎに出発し、ケーブルカー脇にある登山道を登っていった。この山も霧ヶ峰、伊吹山などと同様に歩かないでもケーブルカーまたはロープウェイで山頂に立てる。歩かなくても登れるというのは少し残念ではあるが、ケーブルカー沿いの道を1人登っていった。しばらく歩くと「中ノ茶屋」に着いた。少し休み木々が生い茂る中を歩いていくとケーブルカー山頂駅のある御幸ヶ原に着く。左の写真のようにここからは関東平野が一望できる。ここは男体山と女体山の鞍部だ。まず、近くにある男体山870mに石の階段を歩き向かう。電波塔や石碑などもあるが上の写真のような祠もあった。 (御幸ヶ原から関東平野を) |
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また御幸ヶ原に戻り、女体山876mに行く。小さい山なのでガマ石などと名前が付いた岩を見て歩き、すぐに女体山に着いた。女体山はロープウェイ山頂駅からすぐだ。 山頂は1mくらいの石がいくつかありその上に祠があった。平日のためか、山頂は自分1人だった。それで、男体山をバックに入れ、三脚を出しセルフタイマーで記録写真を撮した。(私は山頂では証拠写真を必ず撮すようにしている) 下山は屏風岩、弁慶七戻石などのいくつかの変わった岩や石を見ながらロープウェイ始発駅と筑波スカイラインの駐車場のあるつつじヶ丘を通った。そこからは山中の遊歩道を木々を見ながら下っていった。途中の道には例の陽成院の百人一首も書いてありうれしかった。 (10年以上前廃止になったJR筑波駅と筑波山) |