【登頂日】 2002年10月 5日(土)
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前々からどうしても見たかった涸沢の紅葉を見に出かけた。何度か槍・穂高には登っているのだが、混むからと、今まで紅葉に時期は避
けていた。しかし、今回は涸沢の紅葉を見てその上の穂高に登ればすいていると思いつき、出かけた。 |
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涸沢で昼食を取り、北穂高をめざす。百名山ブームで最高峰の奥穂高岳とその直下にある穂高岳山荘が混むと予想したからだ。また、北穂への上りが3時間、奧穂への登りが2時間なので楽な方を選ぶ人が多いと予想した。 その予想は当たり、涸沢で1畳に4人、北穂は2畳に3人で、私は老夫婦と同じブースだったので運良く1畳くらいもらえた。 北穂高岳からは左の写真のようなすばらしい展望が広がっていた。南岳、大喰い岳の向こうに槍ヶ岳が見えた。(ここは、私が好きなビューポイントの1つだ。)翌日朝はもっと鮮明に見えた。紅葉だけで終わりにしなくて良かった。 |
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山小屋は頂上直下にあるのですぐに行くことができる。寝る前、星空を見に行った。鮮明な天の川が見たかったのだ。山の上から星を見るのも私の山登りの楽しみの1つである。何千という星々が見え、うれしくなった。そして、地面を見ると、なんと星明かりで自分の影が映っていた。星の明かりというのはそれほど強かったのかと、改めて思った。生まれて初めての経験であった。 |
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上高地から徳沢への梓 川沿いの道から、「梓川 越しの穂高の山々」。早 く涸沢の紅葉が見たくて 気持ちが焦る。 |
ご来光前。なんと、富 士山も遠くに見えた。雲 が多いが雲の上からの ご来光が出るのを待つ アイゼンを持ってきたが 天気が良くて良かった。 |
ご来光はいつ見ても いい。今回は天候に10 0%ついていた。 その分、上高地から の混みようには参った。バス停には長い列がで き、50分待ち、1時間 かかり沢渡に着いた。 |
あと少しで岳沢ヒュッテというところでけが人がいた。そしてレスキュー隊にヘリで救助されていた。私も保険には入っているがそんなことがないように気を付けねばと、心を引き締めたのであった。 |