私の出合った日本百名山 by masarus   

   NO.55  穂高岳(ほだかだけ 3190m)

 この山の私の印象     「最高の紅葉を満喫した涸れ沢・穂高岳・岳沢」

【登頂日】    2002年10月 5日(土)

【天候】     晴れ

【コース及び時間】
10月5日 5:30沢渡バス出発==6:10上高地バス停発--7:45徳沢--8:32横尾--9:45本谷橋--11:31涸沢--14:32北穂高岳<3106m>--14:40北穂高小屋(2食付き 泊)

10月6日 5:30出発--北穂高岳(ご来光)5:58--7:25涸沢岳<3103m>--7:45穂高岳山荘--8:22奥穂高岳<3190m>--10:05前穂高岳<3090m>--12:17岳沢ヒュッテ--13:35岳沢登山口(上高地)=(bus)=16:45沢渡

 (登り 11時間[上高地-涸沢-北穂経由-奧穂] 下り 6時間半[前穂-岳沢-上高地] 周遊)

 *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

【温泉】    上高地温泉ホテル 600円    

前々からどうしても見たかった涸沢の紅葉を見に出かけた。何度か槍・穂高には登っているのだが、混むからと、今まで紅葉に時期は避 けていた。しかし、今回は涸沢の紅葉を見てその上の穂高に登ればすいていると思いつき、出かけた。
 沢渡から始発のバスに乗り、混むこともなく上高地に着く。しかも天気は最高。うきうきして歩く速さはどうしても速くなってしまう。(左下の写真が梓川越しの穂高の山々)
細い山道で団体を抜かすのは大変だが、あまりの紅葉のすばらしさに感動して写真を撮りながらも1時間近く早く涸沢に到着した。
(写真は涸沢の紅葉)

 涸沢で昼食を取り、北穂高をめざす。百名山ブームで最高峰の奥穂高岳とその直下にある穂高岳山荘が混むと予想したからだ。また、北穂への上りが3時間、奧穂への登りが2時間なので楽な方を選ぶ人が多いと予想した。
 その予想は当たり、涸沢で1畳に4人、北穂は2畳に3人で、私は老夫婦と同じブースだったので運良く1畳くらいもらえた。
 北穂高岳からは左の写真のようなすばらしい展望が広がっていた。南岳、大喰い岳の向こうに槍ヶ岳が見えた。(ここは、私が好きなビューポイントの1つだ。)翌日朝はもっと鮮明に見えた。紅葉だけで終わりにしなくて良かった。

 山小屋は頂上直下にあるのですぐに行くことができる。寝る前、星空を見に行った。鮮明な天の川が見たかったのだ。山の上から星を見るのも私の山登りの楽しみの1つである。何千という星々が見え、うれしくなった。そして、地面を見ると、なんと星明かりで自分の影が映っていた。星の明かりというのはそれほど強かったのかと、改めて思った。生まれて初めての経験であった。
 朝はご来光を見るため早く起きた。 彼方に富士山、そしてご来光も拝めた。それから、涸沢岳、奧穂高、前穂高と景色を楽しみながら順調に歩く。
 岳沢への下りになり、眼下には黄色を中心にした紅葉のパノラマが広がっていた。またまた初めて見る美しさにうっとりしてしまった。 

上高地から徳沢への梓
川沿いの道から、「梓川
越しの穂高の山々」。早
く涸沢の紅葉が見たくて
気持ちが焦る。

 ご来光前。なんと、富
士山も遠くに見えた。雲
が多いが雲の上からの
ご来光が出るのを待つ
アイゼンを持ってきたが
天気が良くて良かった。

 ご来光はいつ見ても
いい。今回は天候に10
0%ついていた。
 その分、上高地から
の混みようには参った。バス停には長い列がで
き、50分待ち、1時間
かかり沢渡に着いた。

 あと少しで岳沢ヒュッテというところでけが人がいた。そしてレスキュー隊にヘリで救助されていた。私も保険には入っているがそんなことがないように気を付けねばと、心を引き締めたのであった。

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