04.09.27 MM第72号

                     私の出合った日本百名山 by masarus   

  NO.56  常念岳(じょうねんだけ2857m) 長野県

     この山の私の印象 

        「 台風で葉が落ち紅葉が今ひとつだった 常念岳 」

【登頂日】            1998年10月07日(水)

【天候】              曇り のち 小雨

【コース及び時間】 

 5:40ヒエ平出発-6:07一の沢常念登山口-9:11常念小屋-10:30常念岳<2857m>

11:07-11:57常念小屋-12:45水場-14:55登山口-15:19ヒエ平駐車場

    【 登り 4時間50分 下り 4時間12分 】

     *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。
      その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考
      タイムです。

【温泉】              中の湯温泉 (泊)

 前から紅葉の時期に常念岳に登りたいと思っていた。今まで、表銀座コースも北から縦走して、燕岳−大天井岳と来ても、南東には下らず、槍ヶ岳に行ってしまっていたのだ。まん中の写真のように、常念岳からの槍・穂高連峰の展望のすばらしさは知っていて、近くまで来ることはあってもなかなか登れないでいたのだ。
 今回、ちょうど休みが取れたので、これはチャンスとばかり登ることにした。
 予定では「三股」から直登で登ることに決めていたが、工事中で行くのは無理だった。それで、「ヒエ平」から入山することにした。こちらは初心者でも大丈夫な一般コースだ。
 一の沢登山口の1km手前にゲートがあり、そこからはマイカーは進入禁止(タクシーはOK)。残念。まあ、1kmくらいなら大したことはない。5時40分出発する。私の少し前に2台の登山者が出発した。
 沢沿いにどんどん登っていく。今回は1時間歩き10分の休憩で登っていった。台風で木の葉がかなり落ちたので、紅葉が例年に比べ今一歩だという。しかし、中腹では紅葉を見て秋を実感した。
(紅葉が始まっていた中腹)
 沢沿いの登山道には「王滝」もあり、轟音と共に疲れを吹き飛ばしてくれた。しばらく行くと常念乗越(じょうねんのっこし)が見えてくる。そして9時過ぎ、最後の急登を登ると、2450mの常念乗越だ。ほとんど風はない。広々とした乗越からは、常念小屋越しに槍・穂高岳連峰が見える。曇りであったが、雲が高く北アルプスの山々がはっきり見えた。ここでしばらく休んで、山頂へ向かった。
 槍・穂高岳の山々に登るのもいいが、それを展望する山もすばらしい。改めてその良さを味わった。
 常念乗越から山頂まではまだだ。目の前に大きく立ちはだかる。わずか400mの標高差ではあるが。
 展望を楽しみながら1時間余歩き、山頂に立つ。
(常念岳より槍・穂高方面を) 
 常念岳山頂からは360度の展望。まん中の写真のような槍・穂高岳連峰、左の大天井岳方面と見えた。立山・剣も見える。快晴ならもっと素敵だろうが、こうして見えるだけでもすばらしい。
 10月初めの平日のためほとんど人はいない。まさに独占・貸し切り状態。ここで1人昼食を取り、11時過ぎ北アルプスの展望を楽しみながら下り始める。
 常念岳をふり返ったり、風雪に耐えるダケカンバの木も思わずカメラに収めたりした。
 時間はあったので、水場では美味しい水を飲み、ゆっくり休んだ。紅葉はあと一歩だったが、秋の1日を十分楽しむことができた。
(常念岳より大天井方面を)

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