04.10.04(08/07/27更新) MM第73号

                     私の出合った日本百名山 by masarus   

  NO.58  焼岳 (やけだけ   2455m) 長野・岐阜県

     この山の私の印象 

        「 台風の跡が生々しかった霧の焼岳 」

【登頂日】            1998年10月08日(木)

【天候】              小雨(霧)

【コース及び時間】 

 中の湯温泉6:06出発-6:14焼岳登山口-(中ノ湯新道)-7:40旧道への分岐-8:40

焼岳<2544m>8:55-9:35中尾温泉への分岐-9:50焼岳小屋10:40-12:15上高地の林道

-12:30田代橋-12:45帝国ホテル13:30-大正池14:50…(路線bus)…15:00釜トンネル口

[ト伝の湯(入浴)]15:50…(マイクロbus)…中の湯温泉

    【 登り(中ノ湯) 2時間34分 下り(上高地) 2時間45分 】

   *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。
    その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

【温泉】              中の湯温泉[ト伝の湯] (宿泊者無料)

 前日、久しぶりに温泉に宿泊した。当初は上高地から焼岳を往復するつもりだったが、のんびりしていて上高地への最終バスに乗り遅れてしまった。それなら、中ノ湯にしようと決め泊まったのだ。
 マイカー利用の登山はなかなか上りと下りで別ルートが取りにくい。しかし、ここ中ノ湯からはすぐ上に登山口があり、焼岳登頂後、上高地に下ることができる。
 朝起きると、あいにくの小雨だった。天気が回復することを期待して6時過ぎに出発した。標識に沿って少し登ると焼岳登山口があった。
 小雨の中、登っていく。1時間余、釜トンネルからの旧道と合流した。ブナ林の急坂を1人登っていく。やがて樹林帯を抜けたが、ガスが出ていて全く展望がなかった。(ガスの中の焼岳山頂)
 本来ならば、火口湖が見えるのだろうか。遮るものがないので風も強い。旧道分岐から1時間、焼岳の山頂に着いた。山頂にはもちろん、誰もいない。時々、硫黄臭がにおってくる。いつも証拠に撮している山頂での記念撮影も、強風と横なぐりの雨で三脚・セルフタイマーが使えない。それで、広角レンズを使い手持ちで撮して良しとした。長居はできないので、すぐに出発した。雨宿りができる焼岳小屋をめざした。
 下っていくと、時々少しガスが晴れることもあった。そして、樹林帯にはいると、焼岳小屋が見えた。小屋には10時前に着いた(左の写真)。小屋はあいていたが、誰もいなかった。失礼して、入り口の所で昼食を食べさせてもらった。暖かいものが食べたかったので、ラーメンを作って食べた。体中がぬくとまりほっとした。
(雨の中の焼岳小屋) 
 いつまでも小屋にいても仕方がないので、上高地に下ることにした。途中にはしごや鎖もあった。左の写真ははしごの上で一瞬ガスが晴れ、眼下の上高地が見えてきたので急いで撮した。焼岳の東側斜面は、今夏の台風で倒れた木々がたくさんあった。もちろん、木の葉もたくさん落ちていた。
 上高地の車道には12時過ぎに着いた。時間もあったので帝国ホテルでコーヒーを注文し一服した。その間に雨も止み少し明るくなってきた。
 そこから梓川を見ながら歩き、田代池・大正池と撮影する。そして釜トンネル口までバスに乗り、ト伝の湯に入る。そこからは迎えのマイクロバスで中ノ湯温泉に帰った。ト伝の湯は鉄分が多く、「秘湯」である。
(下山中、ガスが晴れ上高地がのぞく)

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