05.02.14 MM第90号
【登頂日】 1985年9月15日(木)
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最も簡単に登頂できる3000m峰の1つ、それが乗鞍岳である。標高2700mの畳平まで乗鞍スカイラインを使って登れるからである。(現在は、マイカー規制があり普通車では乗り入れできないが・・・) 仕事が終わってから静岡を出発し乗鞍岳の畳平に着いたのは10時半であった。途中、霧が出たり野ウサギに会ったりした。ここにはコロナ研究所や宇宙線研究所があるように日本一高いところにある駐車場。星の観測や写真撮影に絶好だ。多数のマニアが集結していた。車の中で仮眠した。 (乗鞍岳山頂からのご来光) |
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4時、ご来光を見るためにヘッドライトを付けて出発した。夜は無数の星が出ていたのに曇っていて暗い。2週間の間、約3kmのジョギングを毎日してたので楽に歩き、5時15分乗鞍岳山頂に着いた。空には黒い雲が出ていて風も強い。そのため10人ほど登ってきたが、すぐ下山していった。 私は写真を撮りたくて手袋をしてもかじかむ手を擦りながら天気の回復を待った。その甲斐あって雲の切れ間から光が差してきた。(上の写真) やがて空も明るさを増し、青々とした北アルプスの山々が見えてきた(左に写真)。手前には焼岳が見える。 (肩ノ小屋上から焼岳・北アルプスの山々) |
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山頂のすぐ下には権現池が見え、空の雲を映していた。地面を見ると5cmほどの霜柱があった。寒いわけだ。5時50分、下山を開始した。霜柱は肩ノ小屋辺りまで続いていた。 6時30分、肩ノ小屋到着。小屋の水を飲もうとしたら地面の氷で滑って転びそうになった。まだ寝ているのか、小屋は静まりかえっている。 展望を楽しみながら下り、7時15分畳平に着いた。車がかなり増えている。鶴ガ池の周りを散策している人もいる。VTRを持った家族連れも多い。多くの人達が山頂に向かい始めた。私は8時に畳平をあとにした。 (山頂直下の権現池) |