03.11.24 MM第30号
【登頂日】 2003年 10月25日(土)
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10月下旬、ビーナスラインの紅葉とアルプスの山々を展望するために、久しぶりに信州に行ってきた。このビーナスライン上から3つの百名山に登ることができる。しかも、どれも簡単に登ることができる。私は紅葉が見たくて、西北方向から1日に3山を車で移動しながら登った。正確に言うと、日々紅葉をチェックし、この日には紅葉は白樺湖まで降りていた。(1週間前の週末に行きたかったのだが、藪用のため無理だったのだ。)山頂付近は樹木はないので、中腹やビーナスラインの紅葉見物でもいいかな、と思っての計画である。今回はそのパート3、「蓼科山」である。3つの中で1番山らしい山である。 車山からビーナスラインを東進するとR152と交差し、それから白樺湖に出る。WEB上に出ていた通り、カラマツの紅葉のピークであった。しかも太陽が当たりカラマツの葉が黄金色に輝いていた。(写真は7合目付近の林道から蓼科山) |
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今回の3山の百名山の中で一番山らしい山で、美ヶ原からもその山容が見ることができた。蓼科山の主な登山ルートは4つある。どこから登ろうか迷ったが、最短時間の北側の七合目からを選んだ。(北東の大河原峠からは冬に登る予定である。) 七合目登山口で昼食を食べていると、下山者が何人もいた。また、私と同じようにこれから登る人もいて、心強かった。 針葉樹の樹林帯を登っていったが、馬返しを過ぎると北側を選んだためか、写真のように4cmくらいの霜柱が登山道の両脇、至る所にあった。 そこからは急登になったが、体力は十分残っていて快調に登れた。50分くらいで森林限界の「将軍平」に着いた。。 (写真は登山道脇のしもばしら) |
そこからは岩の間に初雪が溶けずにうっすら残っていた。降ってからそれほど経っていないだろうし、気温が低いのだろう。 山頂まであと少しのところで「ビューン、ビューン」というビニルテープが風で鳴っているようなすごく大きな音が聞こえてきた。森林限界を超え、相当強い風が吹いているのだろうと進んでいくと、山頂小屋があり、そこの2機の風力発電の羽が回っている音であった。この風ならたくさんの電気を発電出来るだろうと思った。 山頂は露岩帯になっていてかなり広く、標識がなければピークがわからないくらいだった。山頂小屋からすぐのところに最高地点があった。数十m行った少し下がったところに小さな蓼科神社奧社があった。また、その先にコンクリートでできた1mくらいの台のある展望所があった。風が強かったので20分ほどで下山を開始した。 白樺湖から茅野市街に向かう途中にある「河童の湯」で汗を流し帰路に着いた。 (写真は間近に見える雪のついた八ヶ岳) |