03.11.24 MM第30号

                     私の出合った日本百名山 by masarus   

   NO.63   蓼科山(たてしなやま  2530m)

     この山の私の印象 

             「しもばしらと初雪が残る、北風の強い蓼科山」

【登頂日】    2003年 10月25日(土)

【天候】     薄曇り

【コース及び時間】 

蓼科山七合目登山口12:53出発−13:44将軍平−14:12蓼科山〈2530m〉

14:33−14:51将軍平−15:27七合目登山口

          【 登り 1時間19分   下り 54分 】

【温泉】     茅野市湯川温泉「河童の湯」 400円

       *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。
        その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考
        タイムです。

 10月下旬、ビーナスラインの紅葉とアルプスの山々を展望するために、久しぶりに信州に行ってきた。このビーナスライン上から3つの百名山に登ることができる。しかも、どれも簡単に登ることができる。私は紅葉が見たくて、西北方向から1日に3山を車で移動しながら登った。正確に言うと、日々紅葉をチェックし、この日には紅葉は白樺湖まで降りていた。(1週間前の週末に行きたかったのだが、藪用のため無理だったのだ。)山頂付近は樹木はないので、中腹やビーナスラインの紅葉見物でもいいかな、と思っての計画である。今回はそのパート3、「蓼科山」である。3つの中で1番山らしい山である。
 車山からビーナスラインを東進するとR152と交差し、それから白樺湖に出る。WEB上に出ていた通り、カラマツの紅葉のピークであった。しかも太陽が当たりカラマツの葉が黄金色に輝いていた。(写真は7合目付近の林道から蓼科山)
 
 今回の3山の百名山の中で一番山らしい山で、美ヶ原からもその山容が見ることができた。蓼科山の主な登山ルートは4つある。どこから登ろうか迷ったが、最短時間の北側の七合目からを選んだ。(北東の大河原峠からは冬に登る予定である。)
 七合目登山口で昼食を食べていると、下山者が何人もいた。また、私と同じようにこれから登る人もいて、心強かった。
 針葉樹の樹林帯を登っていったが、馬返しを過ぎると北側を選んだためか、写真のように4cmくらいの霜柱が登山道の両脇、至る所にあった。
 そこからは急登になったが、体力は十分残っていて快調に登れた。50分くらいで森林限界の「将軍平」に着いた。。
 (写真は登山道脇のしもばしら)
 そこからは岩の間に初雪が溶けずにうっすら残っていた。降ってからそれほど経っていないだろうし、気温が低いのだろう。
 山頂まであと少しのところで「ビューン、ビューン」というビニルテープが風で鳴っているようなすごく大きな音が聞こえてきた。森林限界を超え、相当強い風が吹いているのだろうと進んでいくと、山頂小屋があり、そこの2機の風力発電の羽が回っている音であった。この風ならたくさんの電気を発電出来るだろうと思った。
 山頂は露岩帯になっていてかなり広く、標識がなければピークがわからないくらいだった。山頂小屋からすぐのところに最高地点があった。数十m行った少し下がったところに小さな蓼科神社奧社があった。また、その先にコンクリートでできた1mくらいの台のある展望所があった。風が強かったので20分ほどで下山を開始した。
 白樺湖から茅野市街に向かう途中にある「河童の湯」で汗を流し帰路に着いた。 (写真は間近に見える雪のついた八ヶ岳)

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