【登頂日】 2001年09月24日(月)
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「思い立ったら吉日。」 急に3000m級の山に登りたくなった。そんな時、比較的簡単に登れるのが八ヶ岳の主峰「赤岳」である。といっても、全くの初心者が初めて登るには単独では天候によっては危険である。 私はまず、学生時代に登ったことがある。お金もなかったので飯盒に米、固形燃料を盛っての1泊2日の登山であった。 その後は小淵沢から北八ツ、蓼科、霧ヶ峰、美ヶ原縦走や冬の八ヶ岳などを体験している。ここに登った3ヶ月後の12月下旬には天狗岳(2646m)にも出かけた。 ということで、私にとって身近な「八ヶ岳」に今回は県界尾根から挑戦した。 閑散とした秋のスキー場の駐車場から樹林帯を1時間ほど歩くと小天狗に着き、赤岳・横岳が見えてくる。快晴の中、気持ちよく登る。 (写真は県界尾根から八ヶ岳主峰の赤岳) |
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赤岳主峰への最後の登りには長いはしごとクサリがある。これほど長いものはあまり見たことがない。逆に考えれば、ザレ場をクサリやはしごで安全に登れるということだ。 それを通過すれば赤岳山頂だ。赤岳山頂からは360度の展望がある。横岳方向(写真)もはっきり見え、アルプスや富士山も展望できた。 ただ、天気も良かったので登山者が多く、山頂はかなりの人だかりであった。そのため、少し離れたところで休憩しながら展望を楽しんだ。団体の会話が盛り上がり賑やかな山もいいが、高山には静寂が似合う。 (写真は赤岳山頂から横岳方面を) |
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赤岳からは端正な富士山が見える。これも八ヶ岳の楽しみだ。 (赤岳山頂からの富士山) |
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南方面にはキレット小屋の先に権現岳がそびえている。(写真) 11時前、展望を楽しみながら下山を開始する。雨や霧で鉄のはしごが濡れていれば緊張したことだろう。下りも快適に歩き、1時過ぎには下山した。 |