【登頂日】 2001年01月02日(火)
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この「両神山」は登る少し前に、山の地主と県で税金を払うか否かでトラブルになっているのを知った。そのため、登れるのか不安は大きかった。 そこで、両神村観光協会へ電話をし確かめ、コースを変え登ることができた。当初、今回通行止めになった白井差からのコースが人気があり通ろうと思っていたのだが、通れないので日向大谷からのコースを往復した。 この年は正月だというのに全く雪がなかった。登山口近くから山頂付近が見えたが、そこにも雪らしい姿はなかった。(写真) たくさんの雪は期待していなかったが、全くないとは驚きであった。それほど高い山ではないし、雪もないので快調に歩けた。清滝小屋も静かで、全く人に会わずお昼ころ山頂に着いた。 |
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登頂の2001年正月、この山は家から近くの日本百名山で最後の山である。そして、残りは東北・北海道の山である。そんな記念すべき山であった。 地主とのトラブルは新聞や登山雑誌では知っていたが、登ってみると私にとってあまり魅力的な山ではなかった。私にとっての正月の山の楽しみの1つは雪に会うことである。静岡では家にいたらほとんど雪に会うことはできない。それが、全くの雪なしである。(もっとも、本格的に雪に出会いたければ昨冬のように北アルプスに行けばよいのではあるが・・・。) (写真は両神山山頂の様子) |
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地主とのトラブルで通ることのできない登山道にはロープが張られ、矢印と共に新しい道がつけられていた。 (写真は山頂近くの地主の登山道) 今回の騒動で、わたしたち登山者は道を整備してくれたり標識を立ててくれたりする多くのボランティアに支えられて山を歩くことができることを改めて思った。ごみを出したり植物を取ったりするのだけは最低でもやめたいと思った。登山愛好者は1年に何日か地元の山で登山道を整備したり美化するボランティアをするのもいいなあ、と思った。 帰りには山梨県で最古の温泉という「岩下温泉」に入った。これもまた、普通の旅館のような感じの変てつのない温泉であった。(まあ、それがいいのだと思うが・・・。) |