04.08.02 MM第66号

                     私の出合った日本百名山 by masarus   

  NO.67  甲武信岳 (こぶしだけ 2475m)

     この山の私の印象 

  「 おせち料理に雑煮、西沢渓谷の 甲武信岳 」

【登頂日】            1999年01月02日(土)

【天候】              曇り/晴れ

【コース及び時間】 

1月2日(土) 8:05西沢渓谷入口8:25出発-(近丸新道)-木賊山-13:12甲武信小屋(休憩)15:25

        -15:40甲武信岳山頂16:10-16:20甲武信小屋(1泊2食付き)

1月3日(日) 6:25甲武信小屋発-6:40甲武信岳山頂7:20-7:30甲武信小屋(8時過ぎ再度登頂

        富士は見えず)8:35出発-(徳ちゃん新道)-11:15西沢山荘-11:25大久保の滝-11:40

       龍神の滝-11:45恋糸の滝-12:05七釜五段滝(昼食)12:25-13:25西沢山荘-13:45西沢

       渓谷入り口

       【 登り 5時間02分   下り 5時間00分(西沢渓谷に寄る) 】

     *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。
      その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考
      タイムです。

 元日は近くの海岸で初日の出を拝み、お寺・親戚の年始回りをし、2日から山に行くというパターンが何年か続いている。
 甲武信岳は字からわかるように甲州(甲斐)・武州(武蔵)・信州(信濃)の国境にある山である。山頂へのルートはいくつかあるが、私は帰りに西沢渓谷に寄りたくて西沢渓谷に車を止め、8時過ぎに出発した。
 車の台数もあまりなく、登山者もそれほど多くはなかった。そのため、静かな山歩きができた。
 また、山小屋泊まりなので荷物も少なく、快適に歩けた。
雪は稜線に出るまではほとんどなかった。登ってきた方向をふり返ると、広瀬ダムや周りの山々が見渡せ、3県の県境の山深いところにいることを実感することができた。
(1月2日の甲武信岳山頂)
 木賊山あたりでアイゼンを付けた。明るい曇りでそれほど展望も悪くなかった。1時過ぎ、甲武信小屋に着いた。小屋から山頂まではわずか15分ほどだ。いつでも行けるので、もう少し天気が良くなるのを小屋で他の登山者と話をして待った。
 3時過ぎ、晴れ間が出てきたので甲武信岳山頂に向かった。山頂には上の写真のように、1.5mほどの石積みの上に堂々と『日本百名山甲武信岳』の標識が立っていた。山頂からはこれまで登ってきた瑞牆山・金峰山・国師ヶ岳などの山々が見渡せた。今、山頂にいるのは私1人だった。景色をじっくり楽しみ小屋に戻る。
 小屋では夕食こそカレーライスであったが、その後に新年の宴。おせち料理、ビール、お酒をごちそうしてくれた。ありがたくいただき、山の話に花を咲かせた。朝食は雑煮だった。 (翌朝の甲武信岳山頂から) 
夜9時頃から小雪が降り出した。ラッキーとばかり、朝を待った。6時過ぎ、山頂に行く。雪は1,2cm積もり木々には霧氷がつきていたが、ガスっていて展望はなかった。もちろんご来光も見ることができなかった。
 それで、小屋に戻りしばらく待ってみることにした。8時過ぎに晴れ間が見えてきたので3度目の登頂。木々の霧氷が輝いてきれいだった。しかし、富士山や周りの山並みは見えなかった。
 8時半、下山を開始した。一気に下り2時間半で西沢山荘に着いた。そして、日本自然100選にも選ばれている西沢渓谷に向かった。私の好きな渓谷の1つである。2月に来ると滝が全面氷っているが、この時は写真のような感じだった。渓谷は凍結のため七釜五段の滝から先が通行禁止だった。しかし渓谷の美しさを楽しめた2時間だった。
(西沢渓谷 竜神の滝)

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