04.12.20 MM第82号
【登頂日】 1988年10月16日(日)
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2日間で奧秩父・大菩薩を満喫しようと欲張りな計画を立てて車で出かけた。 それは、「西沢渓谷」「大菩薩嶺」「国師岳」「金峰山」を巡る山歩きであった。 まず、1日目の午前中、『日本の自然百選』にも選ばれた西沢渓谷を歩き、滝の美しさを楽しんだ。午後には上日川峠から大菩薩嶺に登り、大弛峠の大弛小屋に宿泊した。 そして2日目の早朝は国師岳に登り奧仙丈岳でご来光を拝んだ。7時過ぎ大弛峠に下山した。 8時前、今回紹介する金峰山に登り始めた。 (朝日岳への途中から富士山を) |
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大弛峠は標高2360mにあり金峰山の山頂までの標高差は約200mしかない。自家用車の利用によって大弛峠まで入ると簡単に登ることのできる山である。 大弛峠からは小さなピークを2つ越えれば朝日岳である。奥秩父の奧まで伸びている林道が自然を破壊する象徴のように痛々しく見える。(自分がそれを利用させてもらいながらも・・・・) 8時半過ぎに朝日岳に着いた。金峰山のシンボルの五丈岩が左の写真のようにはっきり見えるのでこれからのルートがわかりやすい。ここからなだらかな道を1時間で山頂だ。高くて険しい山もいいがこんなのんびりの山も好きだ。 (朝日岳より金峰山を) |
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鉄山の北側を巻き、樹林帯を抜けるとシャクナゲとハイマツの稜線に出た。 気分良く歩いていたら五丈岩がある金峰山山頂に着いた。左の写真のように展望が開けている。薄い雲はかかっていたが奥秩父の山々をはじめたくさんの山を見ることができた。 山頂では30分ほど景色を眺め、元来た道をゆっくり戻った。まだ時間もたっぷりあるので朝日岳山頂でも今登ってきた金峰山山頂や他の山々を眺めながら過ごした。そして12時前、大弛峠に着いた。 (金峰山山頂より北方の展望) |