03.09.15 MM第20号

         私の出合った日本百名山 by masarus   

    NO.7 十勝岳(とかちだけ 2077m)

  この山の私の印象  「富良野の東方に快晴の中、噴煙を上げる十勝岳」

【登頂日】    2003年 8月19日(火)

【天候】     快晴

【コース及び時間】  5:33望岳台P出発-6:30避難小屋下分岐-8:33十勝岳

              8:50-10:10避難小屋下分岐-10:47望岳台駐車場

                (登り 3時間  下り 2時間)

       *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間で
        す。その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくま
        でも参考タイムです。

【温泉】     吹上温泉0円、白金温泉「国民保養センター」 300円

 前日の夕方5時過ぎ、到着したので近くの「吹上温泉」に浸かる。無料の気持ちの良い温泉だ。2つの湯船に数人が入っていた。女性はバスタオルを巻いた60才くらいのおばさんと50代の水着の白人。若いアベックは何組も覗いては帰っていった。良い温泉だが、石鹸や洗髪ができないのが難点。
 登山口の「望岳台」はちょうど森林限界を超えたところにあり、展望が良く噴煙を上げている前十勝岳など十勝連峰が見える(写真)。天気も良く、夕日もとてもきれいだった。
 夜は月明かりがまぶしく、眠れないくらいであった。しかし、朝起きるとガスが出ていた。出発するときには少しガスが薄くなった。

 ガスが晴れそうだ、と思っていたら、歩き始めて10分ほどで晴れてきた。火山灰地にはリンドウが咲いていた。森林限界を過ぎているし、火山灰地なので、花にはお目にかかれないと思っていたので、うれしくなってシャッターを押した。
 からっとした晴れで、下の方には雲海が見え、気持ちよく歩く。
 ヤマケイの登山ガイドには美瑛岳を回ってくるのがよい、と書いてあったし時間もあったので迷ったが、十勝岳往復のコースを選択した。(北海道へせっかく来たので、下山後、富良野と美瑛の自然にも触れようと思ったのだ。)
 十勝岳避難小屋には1時間弱で着いた。立派な小屋には火山噴火に備えて拡声器や観測システムがあった。休息者と宿泊者を把握するため、入り口に人数カウンターが付いていた。 
 小屋からしばらく登ると昭和噴火口が見えた。美瑛岳を背景に赤茶けた火山灰の地層や噴火口が手に取るように見えた。
 少し行くと、雨水が流れた跡だろうか、深い溝があり、そこには雪渓が残っていた(写真参照)。
 こんな風景も好きな風景の1つだ。
 あいにく、少し雲が出てきた。
 山頂には8時半過ぎに着く。360度の展望があり、十勝連峰・トムラウシ方向も見える。車でなかったらトムラウシへも縦走したいところだ。
 私を入れて3人の独占。時間も早いし、お盆も空けたしで少ない。
 火山灰の砂利で登りにくいところもあったが、下りはすいすい写真を撮りながらも2時間で下りる。
  お腹もすかなかったので、白金温泉「国民保養センター」で汗を流してからゆっくり昼食にした。設備は新しくはなかったが、1人でゆっくり温泉に浸かり、疲れを取った。
 下山後、富良野でまず向かったのは『拓真館』だ。白金温泉から下っていくと、白樺の林が美しかった。
 写真を少しかじる私としては、富良野を世に出した「前田真三」の写真を見たいと思ったからだ。美瑛駅に向かう途中を入ったところにある。
 観光の目玉になっているようで、観光客が一杯だった。美瑛・富良野は確かに美しいが、北海道の自然で同じくらい美しいところはたくさんあると思った。
写真は十勝岳山頂から富良野岳などを

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