私の出合った日本百名山 by masarus   

NO.71 丹沢山(たんざわやま 1673m)

この山の私の印象     「人より鹿に多く出合った丹沢三山」

【登頂日】    2002年 8月28日(水)

【天候】     曇り時々小雨

【コース及び時間】大倉登山口6:06出発ー7:40堀止小屋ー8:22花立小
        屋ー8:51塔ノ岳(1491m)9:05ー9:57丹沢山(1567m)ー
        不動の峰ー11:42蛭ヶ岳(1673m)ー13:25丹沢山ー14:
        27ー塔ノ岳16:36大倉P
          (登り 5時間半  下り 4時間20分)

       *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間で
        す。その時の体調や天候によって大きく変わってきます。あくま
        でも参考タイムです。

【温泉】    湯花楽(秦野市) 500円 、 箱根湯本温泉共同浴場 500円   

  丹沢三山を日帰りで歩く自信はなかった。出来なければ、途中で戻ってきてもいいし、登山者の多い山であるからライトを付けて歩くのもしかたないか、と思っていた。(コースタイムのように、日没までには下山できたが・・・・)
 そしてびっくりしたのは、山の印象の所にあるように途中であったのは人が9人、シカが40頭である。8月の月末の平日では首都圏の山といえどもこんなに登山者が少ないのだ。
 出発の時はうっすら晴れていて、温度・湿度が高く風もなく暑かった。ガスもかかってきて汗だくだくで、塔ノ岳くらいまでは歩くペースが上がらなかった。また、露払いで登山靴の中はびしょぬれであった。
 塔ノ岳の尊仏山荘は静寂の中にあり,シカが数頭山荘の回りで草を食べていた。       

 

 その後も何カ所もでシカの群を見た。風は相変わらずなかったが、稜線は歩きやすかった。
 人にも会わず会うのはシカばかりというのもたまにはいいものだと思った。
 山ではカモシカやシカ、猿などに出合ってきたが、今まで登った山の中で一番たくさんのシカに出合ったのだ。




         (写真は丹沢山過ぎから)

 

 蛭ヶ岳で昼食を取っていると雨が降ってきた。
 しばらくすると、バイクの若者がツーリングバックを担いで上がってきた。彼は林道を走ってきて、伝道からの登山口を見つけ登りたくなったのだという。いいことだが、詳しい地図も装備もなく登るとはすごい、と感心すると共に無鉄砲だと思った。
 



(写真は「不動の峰」付近で)

 丹沢登山は2度目である。前回は20年以上前、学生の時登った。詳しくは以前の記録を探してみないとわからないが、 雨上がりの初夏の日曜日だったように思う。山頂は人が一杯で、東京近郊にあるからすごい人出だなあ、という印象を持った。
 それが、今回のように静寂の中をシカが戯れている丹沢に接し、改めて山の姿の多様性に触れた思いだ。
 山は四季だけでなく、天候や時間などその時々で違った姿と見せてくれる。(だから「私の出合った〜」と題を付けさせていただいているのだが。)
 下山後は、静岡への帰り道にある「箱根湯本温泉共同浴場」に寄った。前夜入ったできたばかりの「湯花楽(秦野市)」も良かったが、地元も人が入る施設が整っていない共同浴場で地元の人と話したりするのもいい。  (写真は丹沢山手前で)

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