私の出合った日本百名山 by masarus   

   NO.73 天城山(あまぎさん 1406m)

 この山の私の印象     「アマギシャクナゲとブナの巨木に出合った天城山」

【登頂日】      2002年05月11日(土)

【天候】       晴れ

【コース及び時間】 天城高原ゴルフ場11:15ー12:08万二郎岳(1292m)12:24−

           12:55石楠立ー13:44万三郎岳(1406m)14:01ー(シャクナゲコース)

           ー15:31天城高原ゴルフ場

           (登り 2時間半  下り 1時間半)

    *コースタイムは休憩や写真撮影などを含む実際にかかった時間です。その時の
      体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムです。

【温泉】    伊豆長岡温泉(あやめ湯) 300円   

県内にあるので学生時代、天城峠から天城高原まで縦走したことがある。それはもみじの葉が10cm降り積もる晩秋であった。その時の印象は今でも脳裏に焼き付いている。
 今回は新緑と天城シャクナゲをめあてに出かけた。出発時点ではあいにくの雨であったが、天気が回復するという天気予報を信じた。
 6時過ぎはまだあいにく小雨であったので天城峠近くにある「太郎杉」を見て、西天城高原の仁科峠から「猫越岳」に行った。残念ながら展望は良くなかったがガスの中をアカヤシオが咲いていた。
待った会があり11時過ぎに晴れてきたので登り始めた。登山口から少し歩くともう原生林の中で山容の展望はあまりない。万二郎岳への登りにアカヤシオがきれいに咲いていた(写真)。

 新緑の中を快適に歩く。途中、アセビのトンネルもあったが、花の時期ではなかった。
午後であるし、午前中天気が良くなかったので登山者にはあまり会わないだろうと予想していたが、関東地方からのツアー客が数グループいた。 
万三郎岳周辺にはブナの巨木群があった(写真)。山々の展望や高山植物の花も好きだが、最近は年月を刻んだ老木が好きになってきた。山頂には登山者が休憩しているが、少し入ったところにあるこの木々の所には誰もいなかった。(標識はある)
木々に覆われた万三郎岳からの展望は余りよいとは言えない。

 

万三郎岳周辺には今回のめあての天城シャクナゲが咲いていた(写真)。
この山のすばらしいことは「シャクナゲコース」という天城シャクナゲの群落を見ることができるコースがあることである(それを使うと周遊コースになる)。
 万三郎岳からの下りにそのコースを選び下山しながら花々を堪能した。群落はかなりの数があり、想像以上でびっくりした。
 しばらく歩くと、「ヒメシャラ」の群落だ。1・2本はよく見かけるが数十本まとまって生えているところを私は他には知らない(写真)。この木は幹に厚い皮がなく、茶色で光っているので他の木と区別が付きすぐ覚えられる。
 今回の山旅は新緑と木々の花が中心であったが、それなりに楽しめた。いつも静岡から駿河湾越しに見ている伊豆半島の最高峰、天城山の新しい魅力を知った1日であった。
下山も早かったので、帰りの渋滞に巻き込まれることなく温泉に入り帰宅できた。
 

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